2024.3.3. 称名寺

よく晴れている。

昼頃に二人ででかけた。女房のリクエストで金沢文庫がある称名寺へ行ってみよう、ということになった。東横線で横浜駅下車。駅地下食料品街にある猫印のパン屋さんで昼飯に買ってから京急で金沢文庫駅下車。
初めて降りる駅。駅前には昔ながらの商店街が残る。国道を渡って古くからありそうな道をのぼっていくと、左手に赤門が現れた。ああ、ここだここだ。くぐるとまっすぐに石畳の参道が伸びてその先に仁王門が見える。
右左に「塔頭」の案内板。今は住宅が建ち並んでいるが、かつてはここも全部称名寺敷地内だったんだろうね。
仁王門に到着。立派な堂々たる門。左右からは金剛力士像が睨みをきかす。とても大きく見える。結構怖い。
境内に入るとすぐに池と太鼓橋。その向こうに金堂が見える。いわゆる浄土式庭園。キレイに整備されているなぁ。三脚を立てて望遠レンズを構えた人が何人もいらっしゃる。池にカワセミでも居るんだろうか。
とりあえず池のそばに行ってみると、大きな錦鯉が悠々と泳ぎ、岸際では亀が甲羅干ししていて、水面をカモが泳いでいた。太鼓橋を渡って金堂の方へ行ってみると、その隣には茅葺き屋根の釈迦堂が建っている。屋根の頭には北条氏のミツウロコ。

広場のベンチに座ってさっき買ってきたパンを食べた。ここのパンはおいしいのよ。プレッツエルのサンドイッチが絶品よ。

食べ終わってから、金沢文庫へ続く中世の洞門を見て、裏山の市民の森へ入っていく。高低差はそれほどないと思って登り始めたが、なかなかどうして結構な山道だった。かなり狭くて急な階段を登っていくと、八角堂にたどり着いた。ここから見る景色はとてもよかった。野島、夏島、八景島はもちろん、横須賀の方まではっきりと見える。そのままハイキングコースをぐるりとめぐって、北條実時(金沢北条氏祖)の墓前から下まで降りてきた。谷戸下には広っぱがあって、ここにもかつては伽藍が建っていたのかな、と想像させられた。なかなか良い風景だった。

池のまわりにはまだ望遠レンズ付のカメラを構えた方がいらっしゃったので、何の鳥かと眺めていたら、目の前の松の木から何かがポチャンと水面に落ちた音がした。とたんにそこから青い鳥が飛び出して池の向こう側にある水面スレスレに張り出している木の枝にとまった。やっぱりカワセミだった。持っていた双眼鏡でしばらく観察してみた。度々水面にポチャンと飛び込んでは枝の上で羽根づくろいしていた。水浴びだったのだろうか。思ったよりもくちばしが長くて大きく見えた。かわいいもんだね。

仁王門から出て赤門まで参道を歩く。散歩がてら海の公園まで歩こうか、とも思っていたけど、裏山ハイキングで十分歩いてしまったのでそのまま金沢文庫駅へ向かった。

帰りの横浜駅でさっきのパン屋さんを再訪。おやつに食べるパンを買ってから東横線に乗った。なかなか楽しかったな。
8693歩 4.3km 159kcal 12.2g

称名寺仁王門
α7III smc PENTAX-M35mmF2
2024年03月03日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

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