2023.11.26. 「ゴジラ-1.0」

朝から雨。冷たい雨。

今日は二人で川崎まで「ゴジラ-1.0」を見に行くつもり。
予約時間は14時過ぎだったが、12時頃には川崎駅についた。とりあえず昼飯でも、と、いつものパン屋さんでイートイン。たまには違うところへ行こうかとも思ったんだけど、イートインの席取りルールが分からなかったのでやめておいた。あいてる席を取ってからパンを買いに行っていいのか、パンを買ってからじゃないと席を取っちゃいけないのか。そういうローカルルールはどこかに書いておいてほしいな。

で、映画。
終戦間際の昭和20年、大戸島。主人公の乗った零戦が短い滑走路に入ってくる。特攻隊の機体が故障で航行できなかった時に不時着する場所となっていた。守備隊の整備員は「不調箇所はない」と言う。主人公(演・神木隆之介)は押し黙ってしまった。特攻から降りたようだった。
その夜、大戸島にゴジラが上陸する。整備員の長が零戦の20ミリでヤツを撃てと指示する。主人公は零戦に乗り込んだまではよかったが、間近で見たゴジラの様子に震え上がってしまい、何もできなかった。その様子を見た整備員たちが思わずゴジラに向けて発砲。それに反応したゴジラに襲われて隊は壊滅してしまった。
主人公と長だけが生き残り、本土に復員する。だがこの出来事が主人公のその後に深く影を落とすことになる・・・。
最初のシーンからゴジラが出現する。早い登場に驚いた。いきなり見せ場が来た。派手な戦闘シーン。圧倒的な強さ。人にめがけて攻撃してくるゴジラの動きは本当に生きている生物のようだった。
瓦礫の山となっていた東京の町に主人公の家は空襲でなくなっていた。ドラマとしての主人公の周辺が描かれるパートが続く。ヒロインたる大石典子(演・浜辺美波)と明子と出会い、一緒に暮らしていくことになる。
その後、東京が少しずつ復興していき、主人公は機雷の除去の仕事をして、大石典子も銀座で事務の職を得て生活が安定してきたころ、ゴジラが銀座を襲う・・・。
まだまだ話は続くんだけど、ネタバレにもなるからこのへんで。
この作品はどうしても「シン・ゴジラ」と対比されると思うのだけど、ゴジラの描き方が全く違うのよね。「シン・ゴジラ」は主人公たちのチームがゴジラを分析することでどういう生物でどういう行動目的があるのかまで知り尽くした上で凍結作戦に打って出た。(理詰め)
今回のゴジラはゴジラがどんな生物なのかはわからないものの、こういう方法で生体的に破壊できる、というところまでで攻撃してる。舞台となっている時代が違うからなのかしら。
日本海軍で活躍した軍艦や戦闘機が実名で登場しているところは胸熱。
「ゴジラ」という作品・モチーフは、監督の面白いと思っている物語構成を引き出させるのか、「シン・ゴジラ」はエヴァンゲリオンのストーリー展開になっていたし、「ゴジラ-1.0」は「永遠のゼロ」「三丁目の夕日」の要素がぎっしり詰まっていた。
ゴジラシリーズで興行的に失敗はできない、という映画会社の意向だってあるだろうし、監督の得意とする色がハッキリ出てる。小さい女の子を泣かす演出はずるいぞ(!)。
10122歩 5.0km 186kcal 14.2g

川崎
NIKON P340
2023年11月26日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

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