2023.11.15. 定休日2

くもり空。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

本の整理を始める。少しでも進めていかないと。と思ったら、オークション画面で入力が進まない。エラーが出る。一応ヘルプデスクに連絡するも、こちらがわの原因かもしれんし、ブラウザがなにか悪さをしてるかもしれないし、予告なくオークション側がセキュリティレベルを上げたから入れなくなったのかもしれない。
とりあえず写真作業など、入力以外のしごとをしているうちに復旧しないかな、と思ったが、どうも戻らない。ブラウザを変えてみたらあっさり通れた。うーむ、こりゃオークション側が原因かな。変えるなら予告してほしいよ。

作業をしながら、つべで公開している市川崑監督「犬神家の一族」をタブレットで再生。横目でチラチラと見ながら仕事をしていた。1976年公開。邦画といえば角川映画な世代。もちろんリアルタイムで見てたわけじゃないけど、大学生になったころにはビデオで借りてきて見ましたよ。今回公開されているのは随分と解像よく絵がきれいになっていた。リマスターしたんだろね。
お話は面白いし、なんといっても絵が素晴らしい。
信州の犬神財閥を一代で築いた犬神佐兵衛が家族に看取られながら亡くなるシーンからお話が始まる。3人の娘とその子どもたち。それに一人の女性。莫大な遺産を誰が相続するのか、という問題が起こる。弁護士が開封した遺書には「大変なこと」が書かれていた。
登場人物の多さ、それぞれの性格、思惑、出自。複雑に絡み合っているのでこんなところに書ききれるもんじゃないからお話は書かないよ。
犬神佐兵衛役が三國連太郎さん。その三姉妹に高峰三枝子さん、草笛光子さん。遺産相続の鍵を握る女性役に島田陽子さん。遺産をめぐる争いは連続殺人事件に発展する。事件に巻き込まれ、全容を解明する探偵・金田一耕助役に石坂浩二さん。みなさん若いなぁ。
登場人物のキャラが立っているので一度見れば忘れない。この頃の役者さんは個性的な顔をしてるから間違えない。
遺書に書かれた相続人の条件を狭めていくかのように、該当者が次々殺されていく。長女・松子の息子・佐清(すけきよ)と青沼静馬(白いゴムマスク)のトリックがあったりして、推理ものとしても難易度は高いんじゃなかろうか。
そう、その「白いゴムマスク」と湖に足が突き出している絵、は、改めて見ると本当によくできてる。そりゃ後世の作品に影響を与えると思うよ。
ストーリー展開上、高峰三枝子さんがラスト近くで圧倒的な存在感を出すんだけど、この作品に出演するまではほとんど演技の経験がなかったみたいなんだよねー。市川崑監督は「映像派」だったんだな、と再認識した。傑作。
1205歩 0.6km 21kcal 1.6g

秋葉原
NIKON P340
2023年11月15日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

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