2024.4.29. 月曜日

薄曇り。

GWまっただなか。世間は10連休らしいのよね。

店を開けて均一台を出す。少し売れてくれた。お買い上げありがとうございます。

窓口が閉まっているので今日は集荷を依頼する。少ないけど仕方ない。出さないわけにいかないから。

女房に頼まれた買い物を少し。さすがに年齢が上がってきて食べる量が減っているためか、ご飯と味噌汁があれば献立はなんとでもなるためか、買わなきゃいけないものはそれほどない。いまスーパーのレジはお会計迅速化のため商品のバーコードを店員さんがリーダーで読んでポイントカードを通したらお会計・カードの手続きはセルフになっている。ものすごい”スマート化”が進んだ。中年のうちにこういう変化が来ててくれて間に合った感はあるけど、更にこの先へ進まない保証はない。いずれもっと高度化してわけのわからないシステムに変わったらどうしよう(^^;。顔認証くらいでとどまってくれたらいいけど、ソントキハソントキカー。

昨夜は借りてきたDVDで「バタフライ・エフェクト」を観た。誰かが面白いって絶賛していた。口コミ評価を見たら4.1だったが、途中までわけがわからないままお話は進行した。
主人公が小学生の頃に学校で”将来の夢”を絵に描く授業があった。その時、主人公は無意識のうちに包丁を持って人を殺している絵を描いた。母親は医者に相談。日記を付けさせるように処方された。それから主人公は日々を日記に書き留めることを習慣とした。
このあと細かく色々と事件が起きる。友人の父親にロビンフッドの映画を撮るとビデオの前に立たされたり、グレた友人の指示で盗んできたダイナマイトを見知らぬ家のポストに突っ込んで爆発させたり・・・。
置きにいくようにそういう事件がポンポンポンと描かれ、その都度主人公の記憶が飛ぶように場面の描写が切り替わる。主人公には記憶喪失して覚えていないことが多くあった。
・・・なんだろうね。と思いながら見続けると、主人公が大学生となって心理学を研究している。教授から気に入られて論文を早く出すようにと言われるくらい将来を嘱望されている様子。主人公が生まれた街のレストランに行くと、幼い頃に一緒だった彼女が店で働いていた。勤務が終わったあとの彼女と話す主人公。自分の中で欠落している記憶(ロビンフッドの撮影)について尋ねると彼女はみるみる泣き出してその場から走って去った。そのまま彼女は自殺してしまう。
え?って思うよね。主人公はその日に書いた日記の記述部分を読む。すると、日記に書かれた文字が揺れ始め、周囲がグラグラと動いた。次の瞬間、日記に書いてある日に飛んでいた。
・・・SFなのか・・・。”無意識のうちに包丁を”の場面が引っかかってサイコスリラーに印象が引っ張られてた。主人公は彼女と自分がうまくいくようにするにはどうしたらいいか、を”バッド・エンド”になった瞬間に日記に戻ってやり直すということを繰り返す。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」ってこんな感じもあったけど、ゲーム感覚だったから印象はあまりかぶらない。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の方が近いかな。あの時ビフにスポーツ年鑑を取られたから未来が大きく変わってしまったって感じ。「ドラえもん」もセワシくんの運命を変えるために未来からタイムマシンでドラえもんが連れて来られているお話だった。こういう過去改変ものって根が深そうだ。それこそ人間の本能に由来する感情から来るお話なのかも。
お話は、最初に描かれたタイムラインをより良いものに改変しようとするたびに新たな悲劇が生まれてしまう、という場面が繰り返される。彼女と理想の関係を築こうとすればするほどうまく行かないことに気付いた主人公は、彼女と最初に出会った日の記述部分を紐解いた・・・。
まあ、なんともハッピー・エンドのようなバッド・エンドのような。それでいいのか?と思いつつも、誰も”不幸”にならなかったことが描かれて終わった。

マルチエンディングって書くとゲームのことみたい。でもまあ、生きていくことなんてゲームみたいなものかもしれないし、運命なのかもしれない。そんなことプレーヤーとしての本人は生きているうちに自覚はできない。だから生きていけるような気もする。
ちょっと考えさせられたねぇ。それで4.1って高評価なのかも。
2193歩 1.0km 38kcal 2.9g

高輪
α7III SUMMICRON35mmF2
2024年04月29日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

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