よく晴れている。風が強い。
少し早めに出かける。今日は二人で江戸東京たてもの園へ行くつもり。
南武線、武蔵野線、中央線を乗り継いで武蔵小金井駅下車。バスに5分乗って小金井公園前下車。バスで来るのは何年ぶりだろうか。本当にひさしぶり。
すでに暑い。木陰が多くて助かる。展示されているSLを見学してからたてもの園へ。入場券売り場はすいていた。そういえば今日は都議会選挙の投票日だったな。
入場してすぐに昼飯を食べようということになり、下町ゾーンにある2階のうどん屋さんへ。並ばずに席についた。山菜うどんとぶっかけうどん。なかなかおいしかったな。大盛でも食べられたかもしれない。
下町ゾーンを見学。銭湯がドーンと建っているのはやっぱりすごいね。風呂屋がこういうかたちになっていた、ってのは本当に不思議。東京の人たちの大きくて豪華な建物っていえばこう、ってことなんだろうな。脱衣所が格天井ってところにもそういう感覚が出てる。
神田にあった文房具屋さんの壁面には抽斗がびっしり。売っているものといえば筆と墨と紙ってのがなかなか。まあ、営業してたころはもっとたくさんの文房具が置いてあったんだろうけど。
この展示の中でまだ現役だった2棟の建物をまちなかで見たことがある。西田書店と日増やさんね。
日差しが強くて浴びているだけで疲れる気がする。木陰のベンチで水分を補給しながら休憩する。そういえばこんなに晴れた夏至ってなかなかないのでは。
高橋是清邸を見学。例の暗殺事件もこの建物内の2階で起きたという。赤坂にあったこの建物は事件後に東京都へ寄贈されて多磨霊園に移築のうえ休憩所として利用されていたそうな。そのために戦災による消失を免れて今は小金井公園にある。よくぞまあ。
この建物といい、麻布にあったという三井家の豪邸といい、日本家屋の進化した究極が二棟もこの場所に建っているのは貴重だねぇ。
田園調布の家、前川國男邸、堀口捨己設計の小出邸と、昭和初期の瀟洒な邸宅が3つ並んでいる。外から見ると基本的には洋なんだけど、中はやっぱり和なテイストも色濃く残っている。昭和のこの独特な和洋折衷具合が当時の美意識が感じられていいなあ、って思う。洋は憧れなんだけど、身近には和があってほしいんだろうね。
このあたりで体力の限界。まだ見てないエリアもあったけど、再び木陰で休んで水分補給をしているうちに帰る時間も近づいた。ミュージアムショップをチラ見してから園を出てバス停へ向かう。その前に公園の売店でソフトクリームを食べた。こういうところで食べるとうまいうまい。
再びバスに乗って武蔵小金井駅。中央線、武蔵野線と乗り、府中本町駅で競馬帰りの人たちと一緒に南武線に乗った。お疲れさまでした。
12837歩 7.7km 478kcal 36.5g
