曇りがち。
午前中のうちに仕事を済ませて二人で出かけた。
JR線を乗り継いで国分寺駅下車。初めて降りたね。駅前のKFCで昼飯を済ませて歩き出す。南口すぐの場所にある殿ヶ谷戸庭園へ。こんな都会の駅近に庭園があるなんて。
大正期に別荘として作られた庭園らしい。昭和4年に岩崎家が買い取った、と説明書きにある。現在は東京都が管理し国指定名勝なんだそうだ。入場料150円。
次郎弁天池と名前のつく湧水を使った池が推し。その前に見頃の萩を見学したり、ところどころに咲いている彼岸花を見たり、馬頭観音にお参りしたりする。坂の下の竹林を抜けた先に次郎弁天池が現れた。池の周りにはカエデがたくさん植えられている。池の真上からの日に照らされて水面と木々が美しく見える。正面には湧水とは別に滝が整備されて大きな赤石から水が滑り落ちている。なかなかいいね。湧水を使った池なので水面にはあめんぼがスイスイーっと波紋を刻む。
石段を上がったところにはその名もズバリ紅葉亭という名の茶室が建っていて一休みできる。建物から見下ろすカエデ越しの池の風景。紅葉の季節に来たらすごいだろうな。
昭和9年に建てられた洋館の一部が残されていて食堂として使われていた部屋の中を見学できる。
今日はいつぞやしたハケの道散歩の続きルート。殿ヶ谷戸庭園を出て国分寺崖線に連なる道を歩いていく。晴れてくると日向は結構暑いなって感じる。
東京経済大学の一角に新次郎池というこれもまたハケの池があり、一般に解放されていたので見学。
次に貫井神社。とても整備の行き届いた境内には湧水を使ったひょうたん池とそこに赤い橋が架けられている。池には高そうな錦鯉がたくさん泳いでいた。お参りした。
三楽の坂を登って三楽の森を右手に見ながら進むと、小金井警察署の四角すぐ向こうに滄浪泉園が見えてくる。入場料は100円。入口からして鬱蒼としていたが、門をくぐって丸石の滑らかな道を辿って緩い坂を降りていくとますます緑が深くなる。水琴窟の音を聴いたあと順路表示に従って階段を降りていくと、深い緑に覆われている大きな池が見えてきた。こりゃすごい。
足元に気をつけながらゆっくり池畔を歩いていくと湧水の場所があった。そこからの流れ込みに鯉の姿が集中している。良い水ってわかるのかな。
他に見学している人がいるにはいるけどとても少ないので東京とは思えない風景。池は木々に覆われてほとんど日が差さず風が吹き抜けてとても涼しいが、藪蚊がいっぱいいて腕を刺されまくり。
ここもまた大正期に実業家の別荘として作られ、昭和50年に東京都が買収して現在は小金井市の管理下にあるそうだ。都市開発される前の武蔵野が保存されているような佇まいは一見の価値あり。
弁車の坂を下り、坂下の薬師通りをしばらく歩いて、念仏坂を見逃してしまい、なそい坂を登って武蔵小金井駅からJR線で帰ってきた。
わりと歩いたね。
14088歩 8.4km 526kcal 40.2g
