昨夜からの雨は朝には上がっていた。
昼頃に二人で出かけた。南武線を登戸駅で乗り換えて、小田急線の成城学園前駅下車。初めて来たなぁ。駅前のパン屋さんで昼飯を買ってから南口の道をまっすぐ道なりに進む。いわゆる高級住宅街が広がっていて、国分寺崖線の際が緑地になっていた。階段を下まで降りると湧水が出ている場所もあった。それこそこういう場所がずっと国分寺のあたりまで続いているってことよね。
野川が見えてきた。喜多見大橋を渡ると次大夫堀公園に到着。ベンチに腰掛けてさっき買ってきた昼飯のパンをいただいた。カスクートサンドイッチがおいしかったし、バナナのマフィンにはクルミが入っていてよかった。
入場無料の民家園に入場。今日のお目当てはここ。かつて世田谷区内にあった民家を移築して保存展示している。茅葺きの農家と土蔵、商家に長屋門。消防団の詰め所や道祖神まで展示がある。他に田んぼや麦畑、菜園に鍛冶場などの技術保存も行っている。確かにこの辺りにはまだ畑が点在しているもんなぁ。
次大夫堀公園はこのあたりの農地に農業用水を引いた小泉次大夫の名に由来する。江戸幕府が開かれてまもなく整備されているから歴史が長いね。
江戸中期以降は蚕を飼う農家が多かったようだけど、昭和恐慌で絹価格が暴落して終焉。野菜作りに転じた歴史があったようだ。なるほどねぇ。
囲炉裏に火が入れてあって、あたりに炭火の匂いが漂う。この匂いはなんとも懐かしい感じがするね。ワタシが子どもの頃にはばあちゃん家に火鉢があったのを思い出すのかな。
民家園を見たあとは野川沿いの道を歩くことにした。途中にベンチがあれば座って休むことも忘れずに。今日は午後晴れて気温が上がる予報のようだったけど、そうはならずに涼しかった。野川と仙川が合流するあたりで橋を工事していて、周囲をぐるりとまわって歩いたり、外環道のジャンクション工事の規模の大きさに圧倒されたり。そうこうしているうちに野川は多摩川へと合流する場所へ至る。国分寺あたりから全長20kmくらいあるようだけど、そのおしまい付近を辿れたのはよかったな。
二子玉川周辺の兵庫島公園あたりで野川は終わる。近年の洪水で決壊した箇所はガチに護岸工事されていた。すごい迫力だった。
大井町線に乗って帰ってきた。
17883歩 10.7km 653kcal 49.9g
