2025.10.26. 日曜日

雨の日曜日。

荷造りしておいた荷物を出しに行ってくる。幸い先程から雨は上がっていて荷物に影響はなかった。ありがたい。
店に戻り、朝飯を食べてから第二回目の荷物出し。その足で市長選の投票へ行ってくる。投票所近くでオヤジたちに会った。これから投票みたい。

さて、今日は雨で出かけられない。ならば、と昼飯を食べたあとはDVDで映画でも見ましょうかね。たまたま黒澤明監督「七人の侍」があったので見ることにした。たしか随分前に一度見たことがあったが、”名作”と高評価すぎてハードルが上がっていたのかそこまでと思えなかった印象あり。
戦国時代。馬に乗った武士が山際の農村を見下ろす場面から始まる。彼らは野伏で時折村を襲っては収奪を繰り返して暮している。村は困っていた。襲われたら麦を与えて帰ってもらえばいい、という意見と、真っ向戦うべきだという意見がぶつかった。一度与えてしまったら味をしめて何度も襲われるようになる。長老の意見を容れ侍を雇って撃退することに決まった・・・。

報酬は米をたらふく食わせるだけなのに命がけで村を野伏から守ってくれるのかどうか。宿場まで侍を捜しに出かける百姓たち。志村喬演じる浪人が人質を取って立て籠もった盗人を成敗した場面に出くわした。その救出の仕方に感銘を受けた彼らは浪人に頼み込んだ。野伏の数は40人。前に田んぼが広がり裏には山という村の様子を聞いた浪人は「難しい」と断った。が、近くで様子を聞いていた人足の「助けてやれよ」のなじりもあり、引き受けることを決める。丼に大盛りの白飯を受け取る時の覚悟。

3時間を超える映画だが、画面は常に監督されている完璧な絵。緊張感が常にあって飽きさせないためかそれほど長く感じなかった。攻めてきた野伏を少しずつ切り取るように倒していく戦略の表現もわかりやすいし、作戦を練って実行する浪人(演・志村喬)の落ち着いた喋りの説得力がすごかった。主演は三船敏郎と思っていたが、彼はもともと百姓だったが子供の頃に身寄りがなくなって放浪している(侍)の役で、合戦場面以外思っていたほど大活躍はしない(ような印象)。
前半で集まった浪人たちの描写とエピソードを丁寧に描き、後半の合戦によって一人また一人と塚の下に眠る者となっていく流れ。・・・まあ、やはり仲間になっていくあたりが見ていて面白かったね。

音声が若干不明瞭なので、字幕をオンにしてみると視聴好意が快適になるのでお試しを。
8138歩 4.8km 320kcal 24.5g

野川
α6400 E30mmF3.5
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