2024.12.27. 金曜日

今期ネットで観てたアニメ関係。

まあ「ダンダダン」がおもしろかったね。オカルトだから、とか、ラブコメだから、とか、そういうジャンルをぶっ飛ばすような中身の濃さだった。
視る方は登場人物たちの視点からお話に入っていくので、まずは主人公に共感なり感情移入できなければどんなにお話(設定)が面白くてもそれまで。今作はキャラクターがよく練られているため、設定や状況が「ありえない」ものであっても、別に問題なくお話に入っていけた。
パワフルな女の子ってワリと普遍的に男子の憧れだと思う。多少趣味がおかしくても真面目で誠実な男子ってのは女の子にとって存在感のあるもの(であってほしい)男子の願望も出してる。
ま、あと物語全体に漂う「昭和趣味」ね。昔すぎて「昭和」のいいイメージだけが記憶のフィルターで濾されて出てる。”高倉健”ってそういう意味で象徴的かも。若いころの映画を掘ってみたらいいよ。

「チ。地球の運動について」もネットで観てた。西洋中世の宇宙観。宗教が決めてそれ以外は認めない、という世界。中世ってのはそういう時代だったんだなぁ、っていう感想。教科書的な知識ではこういうディティールまで描かれないので、「魔女狩り」や「宗教裁判」と書いてあってもイメージはほとんどなかった。こうと決めたら動かない宗教と、どういう仕組みなのか解明したい科学的思考。アタマの中で完成した秩序を壊されたくない宗教は、「神」が作ったであろう天体運動の仕組みを理解しようとしなかった。それはきっと、ニーチェが19世紀に「神は死んだ」というまで根強く続いたことだったんだろうなぁ。
次々と主人公らしき人が登場しては地動説研究を理由に処刑されていく。まだ物語は続くらしい。

いまはつべでリアクション動画が多数あがってて、日本語を母国語としない人たちが大喜びで観ている様子がたくさん公開されている。ウオッチ数が多いためか、翻訳してアップされている方も多数なので、”ターボ・グラニィー”や”アクロバティック・シルキー”が国際的な愛称になってることがよくわかる。

2432歩 1.4km 91kcal 7.0g

江の島
LEICA M2 SUMMICRON35mmF2
2024年12月27日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

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