2024.11.27. 水曜日
昨夜は強く雨が降った。
今朝は上がっていた。徐々に晴れてきていた。劇的な天気の変化。夏みたいだ。
荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。午後一番に窓口まで出しに行ってくる。
本の整理を続けた。
仕事をしながら、持っていた円盤で「アマデウス」を再生。何回かレンタルしていたから買ってしまった。最低限のブルーレイなら思ったよりも安いもんだった。宮廷音楽家・サリエリとモーツァルトの物語。
字幕だけど、聞いていればなんとなく場面は思い浮かぶ。それくらい繰り返し見ていたみたいだ。適宜モーツァルトの曲が流れるのもいい。劇中の曲演奏はネヴィル・マリナーが指揮した”本物”だ。
1984年の作品なんだって。全然古さを感じないのは時代劇だからなのか、作劇の精度が高いためなのか。
コメンタリーとして監督のミロス・フォアマンと脚本・原作のピーター・シェーファーが喋っていて、撮影の裏話を聴くことができる。これが面白い。映画だから”絵”を撮らないといけない。そのために大変な苦労をされたようだ。皇帝が住まう宮殿(という設定)での撮影。オペラが上演される劇場(実際にモーツァルトが指揮した劇場)での撮影。上演されるオペラの衣装はどうするか。当時のバレエはどんなだったのかの時代考証。18世紀の”絵”にするための様々な工夫。東欧で主にロケーション撮影されたようだが、当時は東西冷戦の真っ最中で撮影の許可を取るのに苦労したようだった。
一番驚いたのは、劇中でオペラが上演される場面では撮影のために”現代の照明を使用していない”ということ。おびただしい数のロウソクを用意してシーン切り替えの度に減ったロウソクを取り替えて撮る、を繰り返したそうだ。とんでもない手間だよな。リハーサルではロウソクを用いなかったため、本番の撮影でロウソクの炎が衣装に燃え移るトラブルも発生したのだとか。
一度は観ておいたほうがいい映画。全編にわたって絵と音と芝居に独特の緊張感が漂っているので観ていて飽きない。クライマックスの場面にさしかかり死の病床で「レクイエム」の作曲風景が描かれるが、創作とはいえ「こういうの観たかった」と思える演出なのでモーツァルトを聴いてみたくなると思う。この件のセリフやり取りはあまりに専門的なのでネヴィル・マリナーが書いたと監督の証言。
夕食後はオークション落札品のメール書き。
3206歩 1.9km 119kcal 9.1g