「千と千尋の神隠し」

くもり空から次第に晴れてくる。梅雨の晴れ間。

結局、3週連続で映画館へ行くことになった。梅雨だからなぁ。本当は散歩に行きたいんだけど、こればっかりは仕方ない。

とはいえ、過去の宮崎駿作品が最新の上映施設なのに一人1100円で観られるのは良かった。今日は「千と千尋の神隠し」を観る。これで3作品コンプリートだ。そういえばこの作品も公開当時劇場では観なかったんだよね。
11時50分開始のライブザウンド上映。
ジブリ最大のヒット作。なにが要因だろうねぇ。主人公が普通の女の子ってのが大きいのかしら。”余計な視点”がひとつ削られたことで主人公を取り巻くキャラクター造形に目が行ったのかな・・・。
お話には全く説明されない謎も結構多くて、舞台はかなりのファンタジー世界。あの街は映画の世界線上に存在しているのかどうかもよくわからない。山の中をクルマで走ってたどり着いたはずなのに眼下には海が広がっている。大胆に描いたよなぁ。
そういう”よくわからない世界観”なのに観客を一気に引き込んでしまう監督の表現がすごいんだろうね。湯屋前の太鼓橋でハクに出会ってからみるみる太陽が傾いていくあの表現。すぐ夜になって一気にバケモノの街に変貌していくオソロシサ。頼る両親が豚にされて逃げる場所もない一人の女の子。

描かれている情報量が多いんで、いろんな視点から解説されている作品。やっぱり上映時間が足りなくなったのかもね。
あれだけ大暴れしたんだから、カオナシがどこから来たキャラなのか説明は欲しかったかな。・・・おそらく、映画を見にきたお客(一般大衆)を象徴しているはずなんだけど・・・。
湯婆と坊、湯婆と銭婆の関係性とか、湯屋で働いているのがカエルとナメクジ(?)のワケ、行きっぱなしの電車の駅が微妙に遠い、とか、物語上ちょっと考えただけではどうしてそうなっているのか描いてないことが多い。
岡田斗司夫さんが千尋には兄が”いた”と解説を付けていたが、劇場で観ただけだと普通は気が付かないように描かれていると思う(^^;。物語のクライマックスで銭婆の家からハクに乗って飛んでいる場面で挿入される”千尋が川で溺れたとき”の回想シーン。ここで川の中に手を伸ばす人の存在が一瞬だけ描かれているんだけど、これがハクである兄の腕とは普通わからない。
物語の構造上、千尋を助けたこの人物が兄で兄妹愛から自分が犠牲になって妹を助けたことが明確になれば、行きっぱなしで帰れない”銀河鉄道”に乗って”あの世”へ向かう千尋の行動も意志の尊さもとてもわかりやすくなったんだろうけど・・・。

映画を観たあと劇場近くにあるお店でランチ。あんまり映画の話はしなかった。たのんだピザ2枚がおいしかった。マルゲリータと釜揚げしらす。しらすの方には揚げたニンニクチップがトッピングしてあって、これが効いた(!)。

外は晴れていたが、娘の履いているサンダルが微妙に小指を”攻撃”してくるらしくて、散歩はできなかった。その分、駅前のYカメラ店内を逍遥した。お酒売り場を一通り見て、梅酒ベースのお酒をいくつか買った。
そのすぐとなりにPCのキーボード売り場があって、娘とひとしきり盛り上がった。主にキー配列と押し心地の話。ワタシは東プレの静電容量無接点方式のものを使っているが、娘も展示中の同じものを押してなかなかいい、と言っていた。ただ、さすがに”この値段”は出せない、と。そりゃ今はそーだろうね。でも、仕事で使うようになったらまた気持ちも変わるかもよ。

夜、雨。

10482歩 6.8km 397kcal 30.3g

川崎
ILCE-7M3 VarioTessar16-35mmF4
2020-07-12 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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