定休日

くもり空。

今日は先週に続き歯科医へ。経過を診てもらった。症状は収まってきているので、様子見。

荷造り作業を鋭意。いつもお買上げありがとうございます。午後は本の整理。

昼飯と夕食時にわけて先日借りたDVDで「ビブリア古書堂の事件手帖」を観た。映画の方ね。祖母が残した漱石全集にまつわるお話。どうして祖母はこの全集の8巻「それから」に執着していたのか。見返しには夏目漱石が献呈署名したような体になっている「田中嘉雄」と名前書きがある。もちろん、全集が出たときに漱石はこの世に居ないから署名は偽物。ビブリア古書堂の店主・栞子さんはこのワケアリ本にまつわるお話を推理して持ってきた彼に聞かせた・・・。
彼の祖母とその”恋人”との回想シーン。演じているのは夏帆さんと東出昌大さん。昭和39年の鎌倉という雰囲気が出ていてよかった。小説家志望の東出さん扮する田中は夏帆さん演じる定食屋の女房に想いを寄せる。小説好きの彼女は田中に惹かれていき、ついに二人の想いは小説を書きに訪れた西伊豆で遂げられる。田中がその時に撮影した祖母の写真が漱石全集8巻「それから」の中に挟まれていた。祖母は孫に「大輔」と名付けさせた。「それから」の中で友人の妻と結婚する主人公の名前は「代助」だった。
わりとエピソードは複雑でかんたんにあらすじを書いていられないくらい詰まっている。が、観終わったあと、なにか物足らない。なんだろうと思ったら、登場人物の誰に感情移入したらいいのかわからないんだ、と気がついた。祖母エピソードは大輔くんの”知りたい動機”があるんだけど、それを解く栞子さんの行動には興味くらいの動機しかない。そうね、栞子さんのキャラが弱いんだな。
ストーリーラインのもう一本に太宰治の「晩年」をめぐる争いがあるんだけど、この本に栞子さんは一定の”こだわり”を表すが、そこまでこだわるためのエピソードがほとんど描かれない。脅迫されて命を狙われても意地でも守る「晩年」の彼女にとっての価値がわからない。え?値段?それならなおさら感情移入できない(^^;。海へ投げるくらいなら自分で抱えずに文学館へ収めるべきよ。
あ、あとね。余計なお世話だけど、ちらちら映るビブリア古書堂の本棚。あんな棚じゃ店売りでやってけないぞー。(^^;

2785歩 1.8km 101kcal 7.7g

多摩川
ILCE-7M3 SMC-TAKUMAR35mmF3.5
2019-10-16 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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