1日店

しょぼしょぼと雨が降る連休最終日。

昨夜借りてきたDVDで観た是枝裕和監督「万引き家族」。ほぼ一貫して家族を描く是枝作品って思う。その家族も今回は結構な「」カッコ付のワケアリ。
古い一軒家に三世代がごちゃごちゃと同居する家族の描写から始まり、そこに、両親から虐待をうけていて可愛そうだった小さな女の子を連れて帰る人のいい男。現場の仕事で怪我をして働けなくなってしまった。奥さんは日中クリーニング屋さんへ働きに出ている。
年金をもらっているばあちゃんと、よくなついている孫(?)の年頃の女の子。学校へ行かずに風俗でバイトしている。そして、学校へ行っていない小学生くらいの男の子は、スーパーや近所の駄菓子屋で万引を繰り返している・・・。
「家族」なのに似てない。それはキャスティングだから、と思い観ていたが、ちゃんと理由があった。少しずつ家族それぞれの”ワケ”を描きつつ、この家がどういう場所なのか、が、物語が進むに連れて観客にもわかるようになっている。
描かれているのは、人と人の繋がりだ。監督はそれを「家族」として描く。血縁のあるなしはこの際あってもなくてもいい、程度。
気晴らしに家族皆ででかけた海水浴。その翌日の朝。事件は起きる。そこを境に家族の物語は崩壊への坂を転げ落ちていく。
・・・血縁があっても家族を維持できない人がいる。家族からはみ出てしまった人たちが集まった「家族」に帰属を求めるひともいる。どちらも「家族」でいいのではないか、という問いかけ。そんなふうに読めた。

2842歩 1.8km 102kcal 7.8g

丸子橋
ILCE-7M3 SMC-TAKUMAR35mmF3.5
2019-10-14 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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