「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」展

暑いんで、外をなるべく歩きたくない。となると、映画か美術館・博物館ってことになるなぁ。

ってことで、今日は二人で目黒の庭園美術館へ出かけた。「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」展を開催中。9月23日まで。
もちろん、ここは旧朝香宮邸だった建物。たまにこういう企画展を催して建物そのものを公開してくれる。なるべくこういう機会は逃さずに見学するようにしている。

目黒駅構内にあるパン屋さんで昼飯を買ってから向かう。道中は大通りなので、高い建物が多いから日陰道。風もまあまあ吹いているので歩きやすい。

入場してまずは庭園へ。芝生広場の横にある桜の木の下でさっき買ってきたパンを食べる。プレッツェルはおいしいねぇ。桜の木にはセミの抜け殻が鈴なり状態。ミンミンゼミが勢いよく鳴いていた。

で、お屋敷へ入る。たびたび期間を区切って館内を整備しているため、中はとてもいい状態に保たれている。

もう見どころがいっぱい。たいへん。まず玄関のガラス扉。ルネ・ラリック作。香水塔。見に来たいと思ったのは、先日植物園でタイサンボクの花芯を見たため。似てる。
アンリ・ラパンの絵が壁面を飾る大食堂。大広間の扉はマックス・アングランという人の作らしい。植物をモチーフにデザインしてある。どれもいい。人も少なめでゆっくり見ることができた。

3階にあたるところにウィンターガーデンと呼ばれるフロアがあって、ここは特別公開。何度か行って見たことがあるが、今回は定員9名と定めて更に見学しやすくしてくれた。市松模様に張られた大理石の床面が特徴。南向きでガラス張り。冬に日向ぼっこする場所なのか、それとも、植物を置いて温室のように使われていたか。

今回の企画展の目玉は、当時使われていた内装・家具についての解説。特に家具は補修・修復が行われて公開されている。これがさすがの貫禄。

新館のギャラリーへも行ってみると、いままで本館の中に展示されていた一部家具などが展示されていた。書斎のデスクは吉田茂が外相・首相時代に使用していたもの(実物)だ。本館のインテリアを撮影した写真をパラパラとTVで流していたので、椅子に座って眺めていたら全部見てしまった。ものすごい量あったけど、コレ全部当時ちゃんとデザイン設計して制作されていると思うと気が遠くなるような手間暇だ。ひとつとして手抜きのない仕事の集積。
当時の建築仕様を記録した報告書の原本が展示されていた。墨書き文字の表書き。和綴じされた資料がドーンと置いてあった。この資料の集積された結果がこの建物という不思議な感覚。

併設されている食堂は順番待ちの出るくらい盛況。ミュージアムショップには25年くらい前に読んで建築好きになるきっかけの本が置いてあった。再版したんだな。買っちゃおう!

茶室のある日本庭園を一回りしてから出口門へ向かった。桜の木にドライミスト装置があって、ホントに濡れないんだよ(!)。それくらい粒子が細かいってことなのね。

駅までの帰り道。アイスクリーム屋さんがあったので休憩。たまに食べると美味しい。隣にバレエの練習帰りの女の子の一団が座っていた。背筋がスッと伸びて姿勢が良かったなぁ。

昼飯に買ったパン屋さんでプレッツェルクロワッサンとか買ってから帰路。夏の散歩はこれくらいでも十分満足できるなぁ。

8214歩 5.3km 299kcal 22.8g

ILCE-7M3 SUMMICRON35mmF2
2019-08-11 | Posted in 甘露日記No Comments » 

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