交換会へ

雨。今日は交換会へ向かう。

神保町。古書会館。交換会会場は本で埋まっていた。すごいな。

入札を終えて昼飯。すぐに店に戻る。出てくる時に運送屋さんへ集荷の連絡を入れるのを忘れていたため(^^;。電話じゃダメなのよ。伝票も打ち出してなかったから・・・。

雨は夕方にはやんだみたい。虹が出てる、とラジオ。

昨夜は遅くまで借りてきたDVDで岩井俊二監督「四月物語」を観ていた。主演は松たか子さん。90年代の作品だから、当時の松さんの実年齢に近い役柄だろうか。四月物語の4月は、文字通り新学期の4月だった。東京の大学に進学するため、北海道の家族に見送られて列車に乗る場面からお話は始まる。家族役には実際の”家族”である松本幸四郎(当時)さんご夫妻・市川染五郎(当時)さん・松本紀保さんがご出演。
ものすごい量の桜吹雪舞う並木を引っ越しのトラックが走る。”東京”の導入がこのシーンってのもちょっと未来暗示的だ。
荷物を借りた部屋に運び込む場面やら、入学式・教室での自己紹介、新入生歓迎会、学食の行列など、あの頃ワタシも経験したはずの描写が連続する。ちょっと懐かしい気持ちになった。お話は徐々に進むうち、彼女が東京の武蔵野にある大学に進学した理由が明らかになっていく。
重大な事件は起きない。淡々と東京郊外にある大学と、そこへ通う彼女の生活、本屋さんへ通う想いが綴られていく。ある意味でこの映画は90年代の”記録”なのかもしれないな、と思った。
撮影から20年以上経ったが、今もこういう女性は存在しているのだろうか。今でも健在かもしれないし、もうすでにこういう大学生活なんて成立していないのかもしれない。監督はこの年齢の女性の生活を、まるで写真でも撮るように淡々と記録しておきたかったのかもね。記録された”写真”がこうしてまとめられた”アルバム”は、観る者の年代や年齢によって、後年様々な感想を生むだろう。ワタシにとっては普通に見えることが、全然そう見えない人も出てくるだろうし。
大雨の中をひたすら全力で走る松たか子さんが観られるのはこの映画だけ、じゃないかしら。
この雨は彼女の心の内を表していたと思うんだけど、(上京の大きな理由だった)憧れの先輩が憧れじゃなくなっていたショックの涙雨なのか、この雨が憧れの先輩との距離を縮めてくれた嬉し泣きの雨なのか。それとも、この主人公のような、監督が”理想的と思う女性”は存在しない、って想いを暗に表現した、ものなのか・・・。
理想と現実。記録と記憶。

6133歩 3.9km 231kcal 17.6g

表参道
ILCE-7M3 SUMMICRON35mmF2
2019-06-24 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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