「海獣の子供」

昼前に3人で出かけた。川崎で渡辺歩監督「海獣の子供」を観にいく。

たまたま今日が映画館のサービスディだったので、席は早めに予約しておいた。小さいスクリーンだったので満席になってた・・・。予告で新海誠監督「天気の子」が流れた。絵が抜群にいい。期待大。公開が楽しみだ。

で、映画。江ノ島・鎌倉あたりの海岸が舞台。中学生の女の子が主人公。夏休みの始まる日、学校の部活でトラブって先生から「もう明日から来なくていいぞ」と言われる。彼女の長い夏休みが始まった。
えのすいに勤める父親を訪ねると、バックヤードで不思議な少年に出会う。ジュゴンに育てられた男の子だという。その男の子も彼女のことが気に入ったようで、コンタクトしてくる。防波堤の先で隕石の落下を見た。
彼は長く海にいたため、陸上に居ると肌が乾燥してきて具合がよくない、という。彼には 同じジュゴンに育てられた兄がいた・・・。
割と癖のある作画。特に人物。でも、徐々に慣れる。背景のCGとタッチのちがう人物の作画のミスマッチがいつか個性的と感じるようになった。オープニングすぐの主人公が学校へ向かう道すがらをノーカットで描いたシーンはすごかった・・・。
お話は、主人公と海獣の子供たちの交流を中心に描く一方で、彼等を観察している大人たちも描いている。子供たち二人のコンディションの変化や、”海で何かが起こる”前兆を調べていた。
で、二人に導かれるように”海の祭り”のゲストとして(?)主人公が海に宇宙に迎えられていく様がこの映画のクライマックスになっている。
テーマは哲学的な内容にまで広がっていく。海を語ることは地球や宇宙を語ることになり、宇宙を語ることは生命の誕生を語ることへとつながっていく。
今現在、自分がここに居ることの意味を考えさせられる映画だった。海に生きる生物の動きと、水の質感を感じさせる描写が秀逸だった。
大きなテーマになったため、前半に描いていたわりと細かいことが省略されているように感じた。海獣の子供たちはどこから来たのか。研究対象になっていたが、結果はどうなったのか。海の祭りは大人たちにはどう観察された現象だったのか・・・。
特にクライマックスでシームレスに現実とイメージの世界をゴッチャゴチャに描いているので、(客観的な描写がまったくないから)宗教かかったお話として受け止めるしかなかった。ちょっと祭りのシーンが長すぎたね。
とはいえ、こういう世界観を言葉ではなくて絵で、イメージで描き伝えようとするのはすごいと思う。子供のころに見れば「体験」になるかもしれないな。火の鳥。2001年宇宙の旅。
主題曲を歌うのは米津玄師さん。主人公の女の子の声が芦田愛菜さん。とてもよかった。

アゼリアで昼飯を食べて、「ブ」に行ってアニメイトにつきあう、といういつもの川崎コース。ポツポツと雨も降り出した。

9070歩 5.8km 338kcal 25.8g

川崎
ILCE-7M3 SUMMICRON35mmF2
2019-06-23 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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