土曜日

昨夜は遅くまで、借りてきたDVDで 冨永昌敬 監督「素敵なダイナマイトスキャンダル」を観た。原作は末井昭さん。
自伝、だった。観はじめてちょっと驚いた。もちろん、「フィクション」と但書はある。が、ホントかウソかわからない事件から映画は始まる。
末井さんがまだ子どもの頃に母親がダイナマイトで不倫相手と爆死した、という。にわかには信じられない。ダイナマイトは鉱山で発破をかけるために家に蓄えてあったもの、らしい・・・。
末井さんといえば、荒木さんと組んで「写真時代」を編集・出版していた、というイメージだったが、この映画ではそこに至るまでの”前史”がたっぷり描かれている。上京したきっかけとその想い。上京してから編集の仕事に就くまでのハチャメチャ時代。末井さん自身が前衛の芸術感覚を持っていたことがこの映画からわかる。主人公の末井さんを演じるのは柄本佑さん。はまり役だなぁ。
「ニューセルフ」「ウィークエンドスーパー」「写真時代」と雑誌は売れていた。35万部、と数字まで出てくる。
写真の撮影風景も描かれる。どうやってモデルの女の子を連れてくるのか。写真の現場はどんなだったのか。菊地成孔さんが”荒木さん”に扮してペンタックス67を手持ちでぶん回して女の子に肉薄する。「だいじょうぶゲージツだから」がキメ台詞。
70年代から80年代の街の活気がすごい。昭和の終わりって猥雑って感じなんだけど、だからこそのエネルギー感に満ちていた。平成になってそういうイキオイはどんどん削ぎ落とされていったね。ちょっと隔世の感もある。昨日渋谷を歩いた時もそんな気がしたなぁ。
お話は、長年連れ添った奥さんと不倫相手の女性と、爆死した母親の”情念”に翻弄される主人公が、母親を想うシーンで終わる。

3991歩 2.5km 143kcal 10.9g

表参道
ILCE-7M3 SUMMICRON35mmF2
2019-06-22 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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