上野毛~二子玉


雨。

昼過ぎに二人で出かけた。五島美術館の入場券をもらっていたので、上野毛駅へ。環八を渡ってすぐのところにある蕎麦屋さんに入って昼食。女房はカキの天ぷらが載った「けんこう」を注文。ワタシはチキンカツカレー南蛮を。おいしかった。それにしてもなんで「けんこう」って名前なんだろう。

五島美術館は初めて入る。お屋敷街の中にひっそりと佇んでいた。いわゆる国分寺崖線の際に建つ。すぐ横を大井町線が崖線を切通して二子玉へ走っている。
阪急・小林一三と東急・五島慶太のコレクションが展示されていた。なるほどねぇ。重要文化財多数。国宝もあった。すごいんだな。よく話に聞く「佐竹本三十六歌仙絵」ってここにもあったのね。光琳、呉春、文晁、応挙、蕪村。絵はわかりやすくすごいのが多かった。書はワタシにはわからないや(^^;。秀吉直筆の消息が二通あった。一つはおちゃちゃ宛、もうひとつはお袮宛。「てんか」「太かう」と署名されていた。

庭園をひとまわり散歩。雨が降っていて人も少ない。山の斜面を利用しており、高低差は35mもあるそうな。降りるときは急な階段を一気に降りたが、上がってくるときはわりと緩やかな坂でそれほど大変でもなかった。そういうふうに設計したのかな。

ロビーで一休みしてから二子玉の駅まで歩くことにした。例の二子玉川ライズはまだ一度も行ったことがなかった。坂を下ったらあっけなくライズの東の端に出る。河川敷にドーンと高層ビル。すげえなぁ、この発想。

駅から続く歩行者専用の大通りが作られていて、その両側に店がならんでいるショッピングモール。もう15時過ぎだというのに行列のできているレストランもある。はやってるみたいだ。ワタシはここの蔦屋家電がどんなものか見ておきたかった。果たして見つけた。予想よりも規模が大きなもので、特に2階は棚がおおきく円を描くように建て付けられていて、その同心円に沿って本と一緒にそのジャンルに関する雑貨が置かれていた。たとえば旅行の本のコーナーのそばには旅行グッズ。料理の本のとなりには料理家電、とかね。本をテキストにその周辺の商品を集めて置く、というレイアウトはなかなかできることではないし、特に書店をやっている人にとってはひとつ究極の形とも思えるのではなかろうか。(一般向けで)これ以上の棚は作れないと評することもできよう。最初からこういう店にしたい、と考えなければ実現しない店だから、ものすごい経費がかかっている(はず)。経費がかかりすぎるから実現しないはずのスタイルだった。でもそれがここにある。どう受け止めたらいいのかね(^^;。これが成功してしまったら、いままでの本屋の形は溶けてしまうのだろうか・・・。
女房は「落ち着かない」と言った。ワタシもおそらくそう。フロアの中心付近には座る場所が取ってあって、ゆっくり座りながら本を読むことができる。1階にはスタバがあって、すぐ横には座席と、書見台程度のテーブルが設置され、そこにはドリンクスタンド用の穴もあいている。ブックカフェってことね。
・・・少なくとも本を買う雰囲気がない(ように感じる)なぁ・・・。もしあらかじめ買いたい本があってもどこにあるのか見つけられなさそうだしなぁ。飲み物が終わったらまた本と飲み物を持ってきて本を買わなくてもいつまでも居られるよね。今の人はこういう感じが好きなのかも。これでもしこの店のスタイルが広まってしまったら・・・(^^;。この繰り返しだ。こうしてワタシは時代に取り残されていくんだねぇ・・・。

二子玉の駅はもういままでとは全く違う人の流れになっていた。

13343歩 8.6km 496kcal 37.8g

SIGMA DP2M

2018-11-04 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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