「青山時代の岡本太郎」展~下北沢


朝起きて今日も晴れだ。ちょうどいい。一人で岡本太郎美術館へ行く予定。息子はお友達と映画に。女房と娘はバレエ(無料)を見に行くという。
現在「青山時代の岡本太郎」展を開催中。南武線で登戸駅。この駅は現在大規模再開発中だ。そのまま歩いて生田緑地に入る。遊歩道は自然を保全する形で整備されている。急な階段を登っていく。そろそろ息が切れそうになったころ、桝形山山頂に到着。ここには鎌倉時代に城が築かれていたという。天守閣のような形の展望台あり。ここで昼飯を食べる。
せっかくだから展望台に昇った。ぐるっと360度のパノラマ。今は無き向ヶ丘遊園。跡地には藤子・F・不二雄ミュージアムが2011年の秋にオープンする予定。実はドラえもんはこの近所で生み出されていた。
坂を降りて民家園の横に出る。メガスターは時間が合わず、そのまま美術館へ直行。メタセコイアの林が風景をタテに区切る。抜けた先に「母の塔」が見えた。首を切り落としたような姿は太陽の塔の頭部を思わせる。
館内へ。企画展のためか、いつもと反対の順路になっている。青山にアトリエ兼自宅を構えた太郎さん。「現代芸術研究所」と称し、いろいろな方と交流を開始する。太郎さんにはどこか孤高の人というイメージがあるが、この時期には展覧会をたくさんの人と共同開催している。写真も展覧会場で撮影されたものが数多い。作品は抽象画という共通点はあるものの、太郎さんとはタイプの違う方のものもかなりの数。こうして見ると太郎さんの「原色」は目立つんだな、とわかる。
「明日の神話」と「太陽の塔」の展示がメイン的に並べられている。とはいえ、「明日の神話」の巨大なオリジナルは現在東京都現代美術館にある。ここにあるのは原画である。オリジナルはあまりに巨大でただただ圧倒された印象が強いが、この原画は大きさも程よくて一目で見渡せるところがいい。
「太陽の塔」の展示は、内部の写真と設計図など関係資料。傍らには「青春の塔」も。地下展示室での仮面・神像の並べられた様子は迫力だ。「地底の太陽」の存在感も不気味。大阪にある「太陽の塔」オリジナルは、平成22年の「日本万国博覧会開催40周年記念事業」に向けて現在改修工事中。定期的に開催されていた内部拝観も中止された。
ミュージアムショップで図録を買って出る。青空にメタセコイアが映えていた。
再び山に入り遊歩道を歩く。ほとんど手つかずの状態で雑木林が保全されており、谷間に整備された歩道の上を歩いていく。湿地には蛍も居るというから本格的だ。
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歩いて小田急の向ヶ丘遊園駅。かつて駅前にはモノレールの乗り場があり、頭上にはレールが走っていた。今はすべてが撤去され、ホームのあった場所は自転車置き場になっていた。名作であるウルトラセブン第8話「狙われた街」で描かれるたばこ販売機はこの駅前で撮影された。ファンの間で語り草になっているアンヌ隊員のにきび顔が大写しになったのもこのシーン。このあたりは川崎市の中でもいちばん文化的なエリアと言えるだろうなぁ。
小田急に乗って下北沢を目指す。まだ帰るには時間が早かった。いつの間にか複々線化が完成している区間があり、経堂あたりまでは随分スムーズなかんじ。時折同方向に走るロマンスカーが何の遠慮もなくスイーっと横を通り過ぎていく。すげえ。
下北沢駅。ここに降りるのは学生時代以来ではあるまいか。なんとも狭いホームにたくさんの人。工事中のため出口表示が分かりにくく、井の頭線のホームを経て西口から地上へ出る。ここはファッションの街なのか。女の子ばっかりいっぱい歩いている。道がとにかく狭いので人口密度が異常に高い。古着屋さんがたくさんあるらしい。井の頭線ホームにまとわりつくような狭い道を歩いて小田急をまたぐ歩道橋を渡る。果たしてかつてワタシの知っている下北沢ではなくなっていた(ような気がする)。井の頭線のガードをくぐって北口方面に。ここもまた狭い道に人がいっぱい。その先に大勢の人だかり。一体何があるんだ?と思って寄っていくと、なんと踏切待ちだった。現在複々線の工事中だが、まだ従来通りの複線営業なので、ここは開かずの踏切になっているらしい。一瞬開いたがすぐに閉まっていた。堰を切ったようにばぁーっと流れる人波。
戦後の面影を残す「下北沢駅前食品市場」の中を抜けると確かに駅前だ。ドラッグストアの店員さんが人寄せに声を張っている。そういえば歩いているとそこかしこで店員さんが声を出していることに気がつく。たくさんの人が流れているが、実際に流れているだけでなかなか売上げに結び付かないのではなかろうか。何をどうすればいいかなんて知らないが、これだけの人がいるのに売上げが苦しかったとしたら、どうすりゃいいの?状態であろうな・・・。
南口までぐるっと一回りする。疲れた(^^;。渋谷のBカメラにフィルムを出して帰宅。夜は買ってきた図録と「太郎に訊け!」を読む。
15068歩 9.79km 144分 784.8kcal 21.0g
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2007-06-17 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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