2往復

明古特選市会。
その名に違わない品物が出るという予告があった。さて、いくらまで入れましょうか。そんなことを考えながら荷造り作業を終えて東横線に乗った。
交換会会場はまだ時間が少しだけ早かったらしくあまり人が居ない。今日も2フロア分展示されていたのでそれぞれじっくり見ながら入札する。む。例の品物はこれですか。森山大道さんと深瀬昌久さんの写真集。森山さんの写真集ではおそらくこの作品が一番高価だ。どうしてか、と聞かれてもワタシにはわからないとしか答えられない(^^;。それでもメ一杯の札を書いた。ドーセ落札は出来ないにしても・・・。
M大の横を通ってB1にある本屋さんへ。ここにはたまに行って刺激をもらう。本屋さんなのにところ狭しと雑貨が圧縮陳列並みに置いてある。本は壁面にある本棚。グルリと回してあって実はかなりの物量だ。雑貨によって印象がまぎれがちだが本のセレクトは確かだ。総花的に品揃える大型書店とは一線を画し、なんていうか、思わず手に取りたくなるような本たちが棚でじっと待っている。面出しはアタリマエとして、ジャンルに作者ごとコーナーが作られて派手なポップが添えてある本もある。ここまで手間をかけられるのは、並べてある本が補充のきく新本であることが大きい。古本は基本的に1冊限り。一度売れれば普通は補充できないので、1冊売るためだけにPOPなどを制作しにくい。 新刊書店だからこういう形ができるけど、古本屋じゃ無理だよな・・・と考えてしまえば、こういう本屋さんから学べることは何も無い、ということになってしまう。
そこに隙間がある。
このお店の雑貨ははっきり言って客寄せの目くらましだ。雑貨を取り払った本屋としての状態を見つめた。並べ方、集め方、見せ方など、本に関する部分ではどれを取ってもセンスという点で大型新刊書店を軽く凌駕していると思う。
お客はポツポツ居るけどあまり買いそうもない人(失礼!)が多い。レジ係のお兄さんも本業のレジがヒマだから入荷した本にビニールを掛ける作業に忙しそうだ(^^;。やはり新刊定価販売だからだろうか。
実はここにも隙間がある。
すでに定まった市場と思えるところにも必ず隙間はある(はず)。征服されたと思っているから誰も見つめない。だから発見できない。でも、よくよく見てみれば実は隙だらけだったりする・・・。もともとアイデアなんて人の数だけあるもの。あとはそれを実行するかどうかの問題だ。
・・・なんて書いても進めない自分がいる・・・(^^;。
「ブレードランナーの未来世紀」町山智浩著を買って出た。二つで十分ですよー、わかってくださいよー、だ。
錦華通り沿いの讃岐うどん。月見にゲソ天を食べてから店に戻る。で、懲りず2往復(^^;。
260922.jpg

2006-09-22 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

関連記事