工芸館から千鳥ヶ淵

同時開催の「アウグスト・ザンダー展」も見終わり、ミュージアムショップを冷やかしてから美術館を出た。
最初に払った入場料で工芸館も見られるという。まだ行った事ないし、この機会に行ってみましょう。ほんの5分ほど歩くと到着。赤レンガの建物は明治43年に建てられた。戦中は陸軍近衛師団司令部庁舎として使用されていたもの。
さっきの半券で入場する。「日本のアール・ヌーヴォー」展を開催中。約100年前のパリ万国博が開催されていた頃に絶頂期だった様式のこと。いわゆるモダーンな印象を与える様式で、古書市場でも今最も人気のある商品になっている。植物や女性をモチーフにした一般的に言って美しくきれいな印象を与える図柄・デザインで作られた工芸品・生活用品たち。見に来ている人たちの大半は女性で、男性が一人で会場をウロウロというのはあまり居ないようだった。代わりに女性一人で1点1点じっくりと見学している姿ばかり。”永遠の少女”を惹きつける魅力がアール・ヌーヴォーという様式にはある。
外に出る。また竹橋駅に戻るのも面白くないのでそのまま工芸館正面の橋を渡って半蔵門方面に歩き出した。首都高を跨ぐ。千鳥ヶ淵にそって歩くと高台があり、遊歩道のようになっている。犬を散歩させている人が多いなぁ。この辺に住んでいらっしゃる方ということか。あまり生活感のない街だと思うけど、どうやって暮らしてらっしゃるのかしらん。
首都高に平行して歩いていくと英国大使館前に出た。半蔵門前から桜田門方面を見下ろすとすっかり西に傾いた太陽に照らされて皇居の芝斜面が映えていた。プラタナスの並木も黄色く色づいている。ずっと続く道を時折皇居マラソンのランナーが走り去っていく。・・・秋だなぁ・・・。
三宅坂を右に折れ、246を歩く。周りには誰も歩いていない。全国町村会館の規模の大きさに驚きながら永田町駅から半蔵門線に乗った。渋谷でフィルムをDPに出し、東横線に乗った。ああ良く歩いた(^^)。帰りももちろん「今日の芸術」を読み進めた。「芸術はきれいであってはならない」と。
店に戻ると女房たちはまだ帰ってきていなかった。お茶を淹れてもらって飲み干す。落ち着いた。さて、日記でも書くか・・・。
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2005-11-13 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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