それにしても

景気が悪い・・・(^^;。

今日は一新会。一口ものが5件も入荷とのことだった。哲学関係があったのであれこれと入札したが、落ちたのはわずか。落札値を見ると上札がワタシの札の倍くらいのものもあり、とてもじゃないが買えっこない。買えたとしてもあれでは商売にならない。あの値段で買ってちゃんと利益を乗せた上で売っても商売になるなんて、この景気悪い状況からは考えられない。不景気どこ吹く風ということなのだろうか?(^^;。

寒くなってきて不況が本格化しているような気がする。テロ以来店売りが激減したことは前にも書いたが、事態は一向に良くならずにむしろ悪化している。そんな中で売れる本を探すのは殊のほか難しいし、今日のように”売れる”と思った本は信じられない高値になってしまう。市場に行って手ぶらで帰ることは屈辱と感じるので、無理して高値で買って即不良在庫と化すことも珍しくなくなった。
売れるからこそ買おうという意欲が涌いてくるものだ。売れなければ買えなくなっていく。こうして一つがおかしくなると、買えるものも買えなくなり、本の流通というマクロ的に見ても品物が滞るようになる。古本で売れないとなれば新刊の定価設定にも微妙に影響を与える。
本が売れないというなら定価を安くすると普通は思うだろう。しかし実際には全く逆で、需要がないから出版社は1点あたりの発行部数を削ってしまうから、制作費をペイするために定価を逆に高く設定する。もちろん、それが新たな悪循環を生むのだが、出版社は本を出す以外に仕事が無いのだから売れる本だろうが売れない本だろうが関係なく新刊を続々増産する。現在の新刊点数が膨大なのは本が売れない事の裏返しとなっている。

本が売れない事でますます悪循環に陥る構造がこうして現出するのであるが、元を辿れば本が売れないことにどうしても行き着くし、もっと突き詰めれば、くだらない本が増えすぎて読者が去ったというところに理由が求められるのかもしれない。

でもやっぱり景気が悪いヨ・・・(^^;。

2001-11-08 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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