九段から半蔵門まで

今日は甘露通信の紙版を印刷し、印刷屋さんに入稿しなければならない日だ。

前回はいつもと同じように発行したのだが、時期が8月という事もあったのかあまり結果が良くなかった。今回は10月で時期も良いからうまくいけるかもしれない、という淡い期待を胸に印刷作業を行った。

ところが、先日来根を詰めて入力に勤しんでいた結果、ページ大幅増という事になってしまった(^^;。どうかなぁ、うまくはまっていただけると良いのだけど、前回の流れが残っていたらマズイ。実際には43ページ1600点もの目録になってしまうところを、34ページ1200点に止めた。そのまま印刷してしまうと印刷代で利益が吹き飛んでしまう(^^;。
それでも前回から比べれば4ページ増である。なんとかうまく行って欲しい。

渋谷から半蔵門線に乗り込んだときにはすでに13時半だった。資料会は開札が始まっている。昨日大市で買ってきた荷物が山積みになっている店内を思うと、今日無理して買う必要もないなぁ、と気持ちが萎えた(^^;。九段下で降り、駅近くの印刷屋さん(E印刷)に原稿を手渡して、市場へ行くのを止めた。

ウルトラマリンの空からは夏のような日差しが照りつける。夏と違うのは湿度が低い事だが、気温が高いので汗は出る。九段坂を登った。

靖国神社へは行かず、千鳥ヶ淵緑道をお堀伝いに歩いた。桜の季節以外で歩くのは初めてである。シーズンには大混雑のFモントホテルも閑散としていた。ボート乗り場そばに戦没者墓苑がある。人も全然いないから入ってみる事にした。

広い敷地に芝生と玉砂利。その奥に六角堂の地下納骨室があり、菊の花が献花されていた。レリーフには先の大戦で亡くなられた方で、名前がわからない人の骨がここに納められている旨が記されていた。少し前に骨の管理が杜撰で、何処で亡くなられたかの区別が出来ない状態になっていると批判めいた記事が紙上に載ったが、ここへお参りに来る方でそこまでキッチリ分けて祈りを捧げる人なんて居ないのではないか、と思った。この場所そのものがそういう妙な個人的気持ちを超えた存在としてあるのだから、純粋に先人の労苦と想いを聞きにここへ来ればいいのではないだろうか。
内堀通りへ出て英国大使館横を通り、半蔵門まで歩いてDホテル入り口から半蔵門線に乗る。

渋谷の喧騒と九段の静寂。なんだか別世界だがどちらも東京風景の一齣である。

2001-10-03 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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