カメラ2種

二ヶ月ぶりのウルトラ市。

3月に入り、日差しは明るくなってきた。春のような明るさでまぶしい靖国通りを帰路につく。そんな春らしい日差しとはうらはらに一級の寒気が流れ込んでいるという。風は冷たくコートは手放せないが、街を歩く女の子たちはもう春を先取りした服を着て歩いている。ピンク色をしたジャケットを羽織って短いパンツでがんばって歩いていた。元気だよなぁ(^^;。

帰りにBカメラでIXY用の電池をひとつ買っておこうと寄ると、今品切れとのこと。がっかりしながら店内を逍遥。するとコンタックスT3が発売されていた。ツァイスT*ゾナー35mmF2.8が搭載された高級コンパクトカメラである。実際に手に取ったが、見た目よりも軽い。高級コンパクトカメラの場合、見た目よりも重さが軽いときワタシとしては高級感が損なわれた気持ちになる。そう、訳有りの重さがあって欲しいのだ。そういう点ではT2の方がより高級感がある事となる。値段も新品の実売が8万を切り、T2よりも”安い”。デザインもちょっと直線的に過ぎたようで魅力的ではなかった。これなら先代T2の中古の方が欲しいが、もちろん京セラ製AF機の中古なんて危なくて手が出せない(^^;。いまさら激安の高級コンパクトなんていうジャンルが流行るのだろうか。ツァイスレンズを前面に出したデジカメを作る方が先ではないのか。

隣にはヘキサーRFがあった。35mmF2レンズ固定の初代ヘキサーが発売されたのは1992年の今頃だった。あれから9年経ったのかと思うと隔世の感がある。今回発売された35mmF2は新設計の構成だったためなんとなく気持ちが離れてしまったが、ヘキサーRFはどうだろうか。28mmF2.8が付いていたデモ機を触ってみた。コンタックスGシリーズのような切れの良いシャッター音と巻き上げ。M型ライカを現代風に進化させたのがこのヘキサーの売りである。電池駆動という点以外では文句を付けようがない仕上がりであった。値段も実売14万円というのは仕方ない値段だと思う。ただし、この値段はライカM6の正規価格の半額以下である。機能だけを考えるならば激安ライカと言えなくもない。

この2種とも電池駆動のカメラである。果たして中古市場ではどう評価されるのだろう。一般に電池カメラはフレキシブル基板(ニコンF3は当初スルメ入りニコンと揶揄された)が内蔵されており、当然経年変化をきたすICが電池を食べながら各部を制御している。メーカーのメンテナンス体制が終了した時点でこのフレキシブル基板は生産がストップし、故障し次第そのカメラはお払い箱となる。中古価格は限りなくゼロに近づいていく運命を生まれながらにして持っているといえる。現代カメラ最大の弱点である。

2001-03-08 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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