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HOME > 甘露旬報バックナンバー > 甘露旬報2002.10−12

2002年10月から2004年03月までトップページに連載いたしました。すべて当店にて取り扱った本です。

2002.12.21.

「わが愛、陽子」荒木経惟写真集
昭和53年初版・朝日ソノラマ

  恋人時代から撮影された荒木夫人・陽子さんの写真を絶妙のプロットで見せる。著名な「センチメンタルな旅」前後の二人の経緯が荒木氏の写真と陽子さんの文章によって肉付けされている。
 非日常よりも日常にこそ表現がある、という荒木氏の写真論が最も端的に結晶した写真集。繰り返し見ても飽くことがない1冊。
さらに詳しい記述は
こちら。

2002.12.11.

「ニコンFマニュアル」堀邦彦/伊藤誠一著
昭和40年初版・共立出版株式会社刊

  昭和30年代に展開された日本の一眼レフ開発競争の本命機、ニコンFの撮影解説書。東京オリンピックではニコンFがズラリと報道席に並び、その後も頑丈で壊れにくい特長を買われて報道写真の現場最前線で活躍した。
 日本の高度経済成長を見つめ続けてきたこのカメラは、後継機F2の登場後も販売が継続。根強い人気と信頼性を印象付けた。
 亀倉雄策氏のボディデザインは今も輝く。

2002.12.01.

「町」高梨豊写真集
昭和52年初版・朝日新聞社刊

   氏は4x5フィルムに東京の下町を記録した。神田、佃、芝、下谷、根津、谷中、人形町。つい30年前まではそこに当たり前にあった風景たちは、そのほとんどが姿を消してしまった。でこぼこした手触りの町は、見た目つるんとした町に変わった。 人は年々老い、町は年々生まれ変わる。この写真集を見ると、町は最初から変わる宿命を帯びている移ろいやすい存在であることに気付かされる。町は人を反映する鏡だ。

2002.11.21.

本には保護のため
グラシン紙
がかけてあります。
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「夢の町」桑原甲子雄写真集
昭和52年初版・晶文社刊

  昭和10年代の華やかな東京風景が氏の愛用するライカによって撮影されている。浅草のミュージックホール、六区の賑わい、銀座のカフェ、有楽町夕景、渋谷駅前の雑踏、そして戒厳令下の東京・皇居前広場。
 桑原氏は東京をカメラで記録し続けた。その視点は淡々と一貫している。それは写された東京にとっても幸いな事だったのかもしれない。

2002.11.11.

「晴れた日」篠山紀信写真集
昭和50年初版・平凡社刊

  現代で最も知られた写真家、篠山紀信氏の代表的作品集。「渾身」「新しいドキュメンタリー」などの文字がカバーに躍る。
死闘を繰り広げるボクサー・輪島功一氏と、アンニュイな表情で佇む山口百恵さん。カメラの前で絶叫する政治家たちと、塁間を全力疾走するミスター・長嶋茂雄氏。篠山氏に写し撮られた 被写体のすべてが、圧倒的な存在感を誇示しつつ画面いっぱいに迫ってくる。このダイナミズムが篠山氏の写真の大きな魅力であることに間違いない。

2002.11.01.

本には保護のため
グラシン紙
がかけてあります。
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「横尾忠則全集」
昭和46年初版・講談社刊

  現代を代表するアーティスト・横尾忠則氏の初期作品を集めた全集。収録590点。
ボリューム満点の本文を開くと、東洋的なものと西洋的なもの、そして日本の土俗的な要素が融合された横尾氏独自の世界が現出する。どこかで見たようでいて、決して他では見られない構図と色彩。三島由紀夫氏、高倉健氏をモチーフにした作品群に目を奪われる。 デザインの範疇を超えた”オリジナリティ”の洪水に浸ることの出来る1冊。

2002.10.21.

「クラシックカメラ専科」
昭和53年朝日ソノラマ刊

  現在も続くクラシックカメラ専科の創刊号。当初はカメラレビュー誌の増刊号という体裁だった。クラシックカメラの解説書は当時あまり存在しておらず、古いカメラを購入したけれど、その出自や操作方法がわからずに困っているユーザーも多かったという。創刊から25周年を迎えた現在も、クラシックカメラへの憧憬とともにカメラファンを惹きつける。
他の号に関する記述などはこちら

2002.10.12.

「続センチメンタルな旅」荒木経惟写真集
昭和46年1000部限定・私家版

  実質上の処女作である「センチメンタルな旅」に続く作品集。「沖縄」と題字にはあるが、実際には全体の2/3は沖縄以外の写真が占める。仕事と私事(しごと)写真が交錯しながら、「複写」というテーゼを表現する。オフセット印刷の少しかすれたようなトーンで見る返還前の沖縄。まるでパラレルワールドに引き込まれたような感覚。
さらに詳しい記述はこちら

2002.10.03.

「写真よさようなら」森山大道写真集
昭和47年写真評論社 初版

 巻末に写真家中平卓馬氏との対談が掲載されている。衝撃的な映像が連続する本編。その内容は氏のどのような認識から編まれたのか、を垣間 見ることができる。自己の存在と現実の間でもがく森山氏と中平氏の真摯な創作活動に触れられる。
 なぜ森山氏は写真に別れを告げたのか。ラディカルな写真論の向こう側に70年代の思潮が蠢く。

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