晴れ。明古は欠席する。
荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。
朝飯を食べながら悪役レスラー伝の続きを見る。今日はアンドレ・ザ・ジャイアント。語り手は森達也氏。
とにかく大きい。グレート東郷もフレッド・ブラッシーもワタシにはリアルタイムではなかったが、アンドレはTVで見ていた。大きかった。公称223cmの身長とあったが、元レフリーのミスター高橋氏は「実際はもっと大きかった」と証言した。
対戦する相手が皆子供のように小さく見え、アンドレに軽々と持ち上げられリング上に叩きつけられた。「ガリバー・シンドローム」「人間山脈」と呼ばれた。
まさにプロレスラーにとって最高の体格を持っていた。ところが、その体格が彼を苦しめる。それは周囲の反応だった。彼は世界中を遠征して回った。その先々で人々の「目」に触れることになる。その目は明らかに彼を異形の人として見ていた。
リング上は虚と実が入り混じっている世界だが、一たびリングを降りれば普通レスラーは虚構から降りて自分に戻ることができる。ところが、アンドレはリングを降りても普通の人には戻れなかった。周りがそういう風に見てくれなかったのだ。周囲にとって彼は彼の存在そのものがプロレスラーだった。自然、彼は孤独になった。彼は酒が手放せなくなっていた。
晩年、人里離れた場所に土地を買い、そこで農場を開くアンドレ。1993年に父親が亡くなり、その葬儀のために生まれ故郷のフランスへ。宿泊先のホテルで急逝された。遺書には「火葬してほしい」と書いてあり、母親は困惑したという。森氏はアンドレが自分の身体を早く消し去ってしまいたい、と思っていたのではないか、と述べる。プロレスに最も適した身体は本人にとって最大のコンプレックスだったのだろうか・・・。
このシリーズを3つ見てきて、プロレスの幅というか奥行というか、何かよくわからない混沌とした「想い」を見た気がする。プロレスの向こう側にある人間の想いには、なにかやりきれない詩のようなものを感じた。
シリーズ最終回の大木金太郎の巻も続けて見た。こちらは全部見られなかったので感想は省略。
母親がお昼のときに商店街で「あんまりおいしそうだったから、つい買ってきちゃった」というピオーネぶとうを分けてもらった。夕食のときに食べる。でっかくてさわやかに甘い逸品だった。甲斐路といい勝負か、それ以上かもしれないなぁ・・・。
7500歩 4.49km 56分 422.0kcal 17.7g

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