2008年9月アーカイブ

1日店

今日は1日店の予定。1日雨の予報。

先週が4連休、先々週が3連休と立て続けに連休だったため、今日は久し振りに普通の月曜日。先週は普通の月曜日だったはず、という見方もあるだろうが、お客様からのご入金状況から判断してそういう実感は持てなかった。

朝から荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。外は雨で思いっきり冷えていたが、中では熱く仕事を続ける。仕入れが重なって通路が狭い。荷造り作業を終え次第、オークション出品作業に移行。とにかく気合いを入れてどんどん仕事をかけていきたい。

先日来見ていたオペラのTVを見終わり、今日から悪役レスラー列伝を見始める。第一回目はグレート東郷。語り手はノンフィクション作家の森達也氏。活躍していたのは力道山の時代というからワタシなどはまだ生まれてもいない。おもにアメリカで活躍した”悪役レスラー”。当時のモノクロ映像が流れたが、対戦相手に握手を求められて気味悪くにっこり笑ってお辞儀をする、というなんとも人を食った態度に出る。その表情が見ていてゾッとするほど不気味だった。東郷という名前はもちろん東郷平八郎から来ているはずだ。あの日本海海戦で露西亜艦隊を全滅させたことで有名な日本の軍人だ。
観客にどれだけ嫌われるか、に、悪役レスラーの存在価値はある。プロレスは興行であり、もともと「虚」の世界ではあるが、「虚」の世界を描いているつもりにもかかわらず「実」が滲み出てくることはいろいろな場面でもよくある話。「プロレスとは、底が丸見えの底なし沼である」と言ったのは井上義啓氏。悪役対善玉のわかりやすい構図のプロレスに人々は熱狂した。底が丸見えだ。しかし、一歩立ち止まって、プロレスに関わる人たちの生き方を探っていくと、どこまで行っても分からないことがあると森氏は言う。底なし沼たる所以だろう。
どうして日本人の悪役として振舞うのか。東郷氏にはアメリカ出身という記録があったり、朝鮮半島出身という説があったりする。どうやら日本人ではなかったらしい。リングの上という「虚」の世界で日本人という「嘘」のキャラを演じる東郷氏。しかしその向こう側には日本に対してもアメリカに対しても反発する気持ちがあったはず、と森氏。ここに至り「虚」の世界から「実」が顔を出した。深い。次回が楽しみになった。

夜、霧雨の中ランニング。滑って尻餅をつく(^^;。
6948歩 4.16km 55分 379.6kcal 14.5g

江ノ電 その2

いよいよ腰越駅。ここから江ノ島駅までは商店街を有する大通りをクルマたちを押しのけて(^^;走る。関東地方では路面電車はほとんど姿を消したため、この風景は珍しい。
ちょうど3車線分ある通りの真ん中に単線レールが走っており、舗装は黄色く塗られている。ここに少しでも触れているクルマがあると電車は軽くクラクションを鳴らしながら停車してクルマに退避を要求する。小型ながらも四両編成の電車が道路の真ん中を堂々と走っていく姿は貴重。イルカの群れの中を堂々と泳いでいくクジラの姿、を連想する。

さすが腰越漁港を擁するだけに、商店街には魚屋さんが多い。地魚を中心に並べてある。イサキやカレイ、カワハギは刺身用だろうか。カマスがメザシになっていたり、開きになって売っていた。ありゃうまそうだったなぁ。
瀧口寺の前から江ノ電は大きな弧を描いて道路の真ん中から去っていく。ダイナミックな絵だった。

江ノ電の車両の前部分が建物の中にめり込んでいる。和菓子屋さんだ。おそらく江ノ電から譲り受けた本物だろう。せっかくなので「片瀬まんじゅう」を3つ買った。1個80円。江ノ電を見ながら食べるとかなりおいしかった。

江ノ島駅から洲鼻通りを通って江ノ島の前まで出る。娘がご執心のラーメン屋さんへ入り昼飯。ワタシも昼ビールで乾杯。クルマで来てしまうとこれができないのがいつも残念なのだ。
娘は西浜海岸で砂遊びしたいというので、ワタシ一人別行動となる。当初江ノ島へ行こうかと思ったが、天気もそれほどじゃないから、と思い、再び腰越の商店街を歩くことにした。
生活と観光が入り混じっている印象。このあたりは判断が難しいと思うが、今の流れは思い切って観光化するのが活性化のカギではないか、と思う。直売所でナス一袋100円を買い、さっきの魚屋さんで自家製イカの塩辛を買った。「お兄さん、ウチは初めてかい?」ええ。そうですが。「ウチの塩辛はネ、うまいよぉー。」低めのいい調子で絶妙のセールストーク。期待していただきます、と言ってから店を出た。ちょっと笑顔を残してきた。

西浜海岸に戻り、しばし娘の砂遊びの様子を見ながら女房とおしゃべり。15時を過ぎたので帰路につく。江ノ島駅から藤沢駅まわり。東海道線の車内は眠かった(^^;。

店に戻って、仕事もせずに夕食まで昼寝させてもらう。夕食ではさっきのナスの炒め物とイカの塩辛で日本酒を飲んだ。いい休日になった。
22634歩 13.57km 208分 1080.5kcal 34.3g

江ノ電 その1

朝からくもり空。

鉄子な娘のリクエスト。「江ノ電のりたーい」に応えることにした。朝は早めに起きて朝飯。出発までしばし荷造り作業。東横線に乗った。横浜から東海道線。藤沢駅で降りて江ノ電の改札口まで。「のりおりくん」という名前の1日乗車券を買った。580円という金額はちょうど鎌倉−藤沢間の往復料金だった。
レトロな単線ホーム。ほどなく4両編成が入線してくる。乗り込むとすぐに発車。当初は高架線を走っているが、次の駅までには地上に降りる。住宅地の中にポツンとホームがある。まるでバス停のような。
いつものように本を読みながら乗っていたが、次第に車窓からの景色が面白くなり、本を閉じた。電車はゆっくりゆっくり進んでいく。その理由は住宅地の中を進んでいくことが多く、非常に急なカーブを連続して通過することが多いから、だろう。それこそかつてあった遊園地の乗り物電車のような乗り心地で、若き日には確かに持っていたはずの童心を思い起こさせてくれるのかもしれない。乗っている人でケータイを見ている人が全く居ないというのも他ではありえない。

鎌倉駅手前の和田塚で下車。線路を歩いて渡る人多数。その向こう側のお茶屋さんがある路地から由比ヶ浜大通りへ抜ける。もともとあった路地に江ノ電があとから入ってきたような趣き。

先日女房と娘が鎌倉文学館まで来たときに「発見」したという路地を通る。人一人やっと歩けるくねくね道を抜けると、由比ヶ浜駅が現われる。電車の通過を見送ってから駅へ。隣の長谷駅で降りて、極楽寺坂切通しを登っていく。
江ノ電を跨ぐ赤い橋の上から電車の通過していく様を見る。ついでに極楽寺門前まで。萩と芙蓉の花が咲いていた。極楽寺駅は関東の駅百選に選ばれている。丸ポストを傍らに配しローカル色も強い。

七里ヶ浜駅で降りる。空は晴れてきた。海岸沿いの道。相模湾にはお約束のサーファーの皆さん。海がキラキラしている。国道は上りも下りも渋滞気味。それでも、この風景なら別に気にならないに違いない。右手にはいわゆる湘南風のお店が建ち並んでいる。「南国料理」の看板に惹かれたが、セレブな値段にあとで後悔しそうで入るのをやめた(^^;。店内は混雑しているようだった。

「鎌倉高校前」駅もまた関東の駅百選に選ばれている。海に向かって開けていて、江ノ島が大きく見えている。アタマの中では自然にサザンの歌がグルグルと巡りだしていた。

買い取りあり

晴れ。

いよいよ涼しくなった。寝るときは毛布を使うようになっている。この時期が一番風邪をひきやすい。気をつけなきゃな・・・。

今日はオヤジが午後から買い取りに出る。昨日大市会の荷物を運び込んでマックスの状況だったが、夜には追加されるわけで。朝からオークション出品作業を鋭意。とにかく倦まずコツコツと仕事を続けていくしかない。

と。電話。買取のお話。クルマで持ってきていただけるとのこと。ありがとうございます。前後して昼飯を食べ終わったオヤジが買取りに出かける。こりゃ大変なことになりそうだ・・・(^^;。

作業しているとお客様からお電話あり。「お近くまで来ているんですが・・・」はい、ありがとうございます。それではそこまで台車を引いて行きます。と、受話器を置くなり直行する。荷台いっぱいのカメラ書だった。ありがとうございます。とりあえず店に積み上げて、評価後ご送金させていただくことに。
早速評価。ん。鼻水が出るなぁ・・・。やっぱり風邪ひいたかな(^^;。

評価を終えて仕事を続行。オヤジが帰ってくる。荷台一杯の本。店に降ろすと通路まで塞がった(^^;。仕入れってのは重なるものだなぁ・・・。これでひと月くらいは交換会に行けなくなりそうだな。
ありがたいことです。

夕食は女房が近所のスーパーで買ってきた空弁。北海道特集だったらしい。鮭とカニの石狩寿司がうまいこと。

・・・なんて暢気なことを書いているヒマがあったら仕事をしなければイカン!
4319歩 2.59km 40分 205.8kcal 4.1g

引き取り

くもり空。

強い風がビュンビュン吹き抜ける。一時雨がザッと降る予報。
荷造り作業を終えたころに昼飯。食べ終えてから昨日の市会で落札した荷物を引き取りに向かう。車中ではラジオを録音したものをiPodに入れて聴く。深夜に放送だからリアルタイムでは聴けないので、PCに録音して聴いている。なんせ放送時間が3時間半もあるから一度では聴ききれないのよ(^^;。

古書会館到着。ヌキをもらって早速引き合わせ。皆さん作業はものすごく早くて、各階で荷物は全部荷主ごとに分け終わっていた。すごいな。とても一度では付け合わせ出来る量ではないので、カーゴを1台づつ荷捌き場に降ろして1点1点確かめる。こういう作業をいい加減にすると、あとで運営されている方にもご迷惑をかけることになる。
荷台に載せながら慎重にチェックしていく。・・・うーむ、こりゃ全部載りきらんぞ・・・。
あと2点で全部付け合わせ終わる、というところでカーゴがカラになる。あと2点足りない。古書会館のどこかにまだ埋もれているはずだ。さっそく探しに出る。これは最終台に載っていた荷物だからあそこかな。と行ってみる。果たしてそこにはなかった。こういうときは運営されている方にお尋ねするのが早い。あと2点だけ見当たらないと告げると、早速トランシーバーで全館に連絡してくださった。たちどころに2点とも出てきた(!)。いやあ、すばらしいなぁ・・・。ありがとうございました。

店に戻る。少しストック棚を開けておいたのだけど、それでも全部は収納しきれない。さすがに量を買いすぎたか(^^;。雨の予報だったが、雨が降らなくてよかった。

早速本の整理を開始する。こりゃまた半月くらい交換会に行けなくなったな・・・(^^;。
3620歩 2.17km 35分 167.1kcal 4.1g

1日店

店は急遽臨時休業。

昨日オヤジが出勤扱いになったため(^^;。別に無理して休まなくてもいいんですよ。あまりに急だったため、今日はシャッターを半開きにしておいた。

昨日発注しておいた電気スタンドが到着。早速デスクに据え付ける。店の明かりだけだと営業中は全部点灯しているから明るいが、閉店後半分にすると少し暗かったのだ。今はやりの20wで100w電球の明るさを出せる蛍光管。寿命も長いらしい。仕事場がさわやかに明るくなった(^^)。

朝飯と昼飯を食べながらDVDで寅さんの28作目を見る。久しぶりになってしまったが、やっぱり面白いね。満男君を幼き頃のコトー先生(吉岡秀隆)が演じている。少し舌っ足らずのしゃべり方。「北の国から」とどっちが早いのかな。などと、女房と話しながら楽しむ。

今日が大市会当日。結果はネットでわかるようになっている。たびたび覗いて結果を確認。ああ、あれもこれも落ちている。でも、あれもあれも落ちなかったな。などと(^^;。明日引き取りに行くと店は再び本の山が築かれる。
7067歩 4.23km 55分 385.8kcal 14.5g

大市会

快晴。

今日は大市会。仕事を済ませてから電車に乗る。車中では「胡蝶の夢」の続き。もう3巻目に入っている。ポンぺは日本で病院を作りたいという意向を良順に明かす。当時、医者は身分ごとに分けられており、士族を診る医者は町民を診ることはしなかった。無論、ポンぺの考える病院は身分によって診る診ないということはないので、身分制の通用しない機関となる。これが幕府の許すところになるのかどうか。

古書会館到着。ずっと入札していく。さすがに量があり、すべて見るだけでも大変な時間がかかるが、ワタシの扱える本には限りがあり、おのずと量も制限される。さて、どれくらい落札できるだろうか。
先に入札に来ていたオヤジとは最終台あたりで顔を合わせた。何、これ入れるの(^^;?

昼飯は古書会館近所のカレー屋さん。食べ終わって地下鉄。渋谷で釣具屋さんに寄る。ここ最近フライであれこれと検討していることがあって。ちょうどセール中なので、あれも欲しいこれも欲しいと言いたいところだが、費用対効果を考える。そもそも今持っている道具で間に合わないのか、などなど。でもバックアップにもう1本あっても、などなど(^^;。店頭で行ったり来たりしながら考えて、結局、やめる。本を1冊買って帰ってきた。

店に戻って仕事の続き。夕食後はオークション落札品のメール書き。オークションのロイヤルティ料11月から値上げ(^^;。値上げ値上げの秋だねぇ。

仕事を終えてからDVD「翔ぶが如く」の続きを見る。いよいよ維新。太政官の参議として多忙を極める大久保利通。いよいよ廃藩置県に打って出る。盟友西郷隆盛を連れて東京へ。
11027歩 6.61km 93分 568.3kcal 19.2g

1日店

お彼岸。いい天気だ。

息子は朝から模試。オヤジたちはお墓参りに行っているはず。ガソリン入れたかな?

朝飯を食べて仕事開始。とはいえ、今日は荷造り作業も少なめだった。発送作業を終えてからオークション出品作業へ移行。明日は大市会。

昨夜は遅くまでDVD「翔ぶが如く」の続きを見ていた。途中を随分端折っているので、あっという間に薩摩が官軍ということになっていた。このあたりの機微はもう少ししっかり描いてほしかったところ。なんで?と思っているうちにそうなっている、というのは、当時の庶民が持った感想と同じかもしれないが。
結局、武家の棟梁として最大大名である徳川家があり、政権・政務を宮中から委託されていた、という形を260年間取っていたものの、大政奉還した以上は一大名の位置に下がった、ということらしい。そこからヨーイドン(というわけでは決してないが・・・)で政権を奪取したのが薩長土肥という構図のようだ。クーデターを起こされてはたまらないということで、政権を降りたものの最大の大名である徳川家は倒される運命にあった。このあたりは容赦ない。
司馬遼太郎は小説の中で、薩長は関ヶ原で敗北した島津氏と毛利氏なので、維新の原動力は実は関ヶ原での徳川家に対する恨みを静かに燃やし続けていた執念、というようなことを書いている。すごいな・・・。

昼飯を食べながら、先日録画しておいた吹奏楽の演奏会番組を見る。始まって女房第一声。「あ。このコンサートを見に行ったんだよ」 なんと。そうか。パリの吹奏楽団で世界一の呼び声高いとのことだ。もともとクラシックのオーケストラ用の曲だったものを吹奏楽にアレンジされた曲を中心に演奏していた。楽器の配置が独特で、まさにオーケストラと似た構成になっている。ソリストたちをひな壇中央に据えているのだ。ラストのボレロで延々刻むスネア・ドラムまでオーボエの真横に置かれていた。それはそれで見識かもな。
演奏はさすが素晴らしく、あくまでソフトな音色で心地よかった。吹奏楽というとパワーで押すマーチが似合うのだけど、こういう”響き”を大事にした曲をやると、楽器の繊細さがおのおの際立ってくる。相当な演奏家でないと難しそうだ。(アタリマエか(^^;)

夕食時にぶどうを食べる。待望の甲斐路です(^^)。うまいっ!
8176歩 4.90km 58分 473.7kcal 17.7g

会議

朝から雨。

今日は午後から横浜で会議。二週連続だが、先週とは別の集まりでの会議だ。だが、話し合う内容は根っこでつながっている。これ以上はこんなところには書けないが。

昨夜は夜8時には就寝してしまい、起きたのは8時。なんと12時間も睡眠した(!)。起きてすぐはちょっと腰が痛んで疲れた感じになっている不思議。寝るにも体力が要ると何かで読んだが、これがそれかしら。そもそも普段は12時間も寝ないので、こんな経験は初めて。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。連休の谷間。ちゃんと発送作業しております。大市会があるため、今日から1週間は通常市会がお休み。

早めの昼飯。食べながら島田雅彦氏のオペラ番組を見る。ヴェルディの「オテロ」について。オテロという名の戦争の英雄がイァーゴという部下に騙されて妻の不貞を疑い、ついには妻を殺害して自分も果てる、という物語。今回は島田氏の解説も面白く聞こえた。原作はシェイクスピアの戯曲だし、オテロがムーア人という設定まで考えると、いろいろな裏の意味も含まれている気がする。それにしても、オペラって必ず人が死ぬのね・・・。

東横線に乗って反町まで。車中では今日も「胡蝶の夢」の続き。長崎でポンぺは、病人が居る限り身分の分け隔てなく診察する、と主張した。現在の常識からすれば当たり前のことだ。ところが、封建制からすればそれは絶対に不可能な話だった。身分制を担保しなければ日本型近世幕藩体制そのものが崩壊する。医学に蘭方を入れるという意味は幕藩体制そのものの否定までつながっていくほど実は危険なことだった。
開国したのと同時期、各地でコレラが流行する。未だ細菌学のない世界を生きていた医師たちにとって、コレラは未知の死病だった。コレラに罹った良順はポンぺの処方した薬を飲み10日ほどで快方に向かったため、この処方を急ぎ刷って各地に流布させた。実際には症状を抑える対処療法に過ぎなかった。その処方を読んだシーボルトを師とする蘭方医・伊東玄朴は、部分的に間違っている箇所を指摘する。
伊東玄朴についての記述が続く。将軍家定が脚気で亡くなる時、蘭方医でありながら玄朴が城内に呼ばれた。漢方の医師が12時間で亡くなると診断。玄朴は48時間で亡くなると診断し、果たして玄朴の診断が当たった。これにより玄朴の城内での地位が確立し、奥医師に任ぜられる。漢方一辺倒だった幕府内で蘭方がとうとう地位を得ることになった。
9651歩 5.78km 84分 481.2kcal 17.0g

休日

朝は5時に起きる。

別にどこへ行くわけでもない。近所の多摩川まで釣り。フライのセットを持って出た。昨日は台風一過の晴天。今日は朝からくもり空。時折太陽が顔を出す。

やはり流れは急だった。水位も少し高い。それでも水は濁っていなかったので、普通に釣りができそうだった。川岸に猫。ワタシが釣った魚をもらおうという算段らしい(^^;。釣れるかねぇ。
ところが、まだ魚が定位置に戻っておらず、いつものような位置を流してみるものの、まったく反応なし。というよりも、こちらの仕掛けが届く範囲に魚が居なかった。小さい魚の群れが居たが、これはボラだろうか。大きな魚の群れが岸際に固まっている。これは間違いなくボラだった。9時に納竿。釣果はゼロ(^^;。途中から釣りの人が増えてきて釣りにくいったら。多摩川は近くていいが釣りにくいのが難点。

戻ると、女房と娘はお彼岸のおはぎを作りに行っており、留守。息子は部活で留守。一人朝飯を食べながら、ゆうゆうとDVD「翔ぶが如く」の続きを3話分見続ける。原作である「翔ぶが如く」は明治から始まっており、幕末を描いている部分は別の小説から引かれている。坂本龍馬が大活躍すると思ったら「龍馬がゆく」も原作表示されていた。なるほど。どこかで聞いたようなセリフだと思ったら、原作から持ってきたセリフだったりする。なるほど。

女房たちが帰ってくる。昼飯は今作ってきたばかりのおはぎ。もう子供たちも大人と同じ分だけ食べる。すげえなぁ。まあおいしいって言う理由も大きいか。

午後は息子のお友達が大挙としてやってくることになっていて居場所がない(^^;。仕方なく雨のなか出かけることになった。あさがおにつるべとられてもらいみず。

別に行きたい場所もないので、近場川崎まで。ラゾーナをぶらぶらしてから東口のBまで。ワタシは買うものがなかったが、女房と娘にはあったらしい。中は女性と子供で混雑していた。殊にマンガのコーナーは人がすれ違えないくらいミッチリと人が居る。学生が中心だろう。集客力という面ではすごいと思うが、やはりマネはできない。なぜなら、この方法だと広い売り場面積が最低条件になるからだ。ここに居れば1日マンガを読んでいられる。そういう人には便利だろう。

店に戻って一仕事。夕食後は朝が早かったこともあって眠くて寝てしまう。
9269歩 5.55km 92分 406kcal 11.0g

1日店

朝から快晴。台風一過。

荷造り作業もそれほど多くなく、朝からオークション出品作業の1日。

昨夜は台風でランニングに出られなかったこともあり、ひさしぶりにHPの更新作業ができた。別に仕事として考えて普段やってしまってもいいのかもしれないが、やはり趣味の域を脱していないと思うから(^^;。(アタリマエ)
撮影したままのフィルムはどんどん溜まっている。前は暗室を作って印画紙に焼き付けたものをスキャナーで読み取ってデジタル化していた。そんな暗室作業の魅力も捨てがたいのだが、PCでフィルムスキャンする時間も取れない現在の状況では、ちょっとそこまで写真に突っ込むことはできない。

デジタルカメラの絵は決して悪いとも思わないのだけど、それは液晶画面に表示するだけならそう思える、という程度。紙にプリントして見ると、銀塩とデジタルの写り方には結構な違いがでる。その弱点を生かした(?)製品が、今量販店で大々的に展示されているデジタルフォトスタンドだと思う。デジタル写真は紙に焼かずにデジタルのままで見てみよう、という方向はウマイ割り切りだと思う。銀塩は紙と相性がいい。デジタルは液晶画面と相性がいいのだ。無理はしない方がいい。

今度C社から発売されるデジカメG10には広角側28mmのズームレンズが搭載されるという。あの形は前から気になっていた。28mmレンズが入ればなぁ、と何度も思いながらデモ機から離れた。で、今回28mmが入り、希望が実現したことになる。で、実際には買うのか? どうだろう。そこまで物欲が続くだろうか。
今まで買わない理由を28mmが入っていないことのせいにしていた。いざ28mmを入れられても今は買おうか迷っている。やはり今のワタシには必要ないのかもしれない。

以前よりもずっとカメラのモデルチェンジが早くなった。それは電化製品全体に言えることで、昨日まで最新だったものが明日には旧製品となる。性能はアップして値段は下がる。なら、いつ買えばいいのか。
それはきっと、「今必要としているとき」ということになると思う。今必要じゃなければきっとあとでも必要になることはない。そんなものにおカネを使うなら、自分にとって他に「今必要としている」ものは何かをよく考えてみたい。

それは意外とおカネでは買えないものであったりするもの(^^;。
1525歩 0.91km 15分 68.8kcal 1.2g

二往復

朝からくもり空。

今日も交換会へ行くつもり。午前中いっぱい荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。東横線に飛び乗って神保町へ向かう。

車中では今日も「胡蝶の夢」の続き。ポンぺの授業が大人気。長崎海軍伝習所で開かれる授業には時に50人もの人数が集まる。ポンぺは蘭学を志す者であれば蘭語を理解できるものとして、特に通詞(通訳)を置くことなく講義をした。1時間半にも及ぶ窮理(物理)の授業は白熱するも、蘭語を理解できるのは良順と伊之助の二人しかいなかった。この二人だけはポンぺの講義を書き取ることができた。
咸臨丸を以て九州から長州まで練習航海をすることになり、海軍伝習所の勝麟太郎は松本良順とポンぺを乗せて出港した。当時はまだ長州も思想的攘夷にはなっておらず、上陸したところで特に騒ぎもなく、初めて見る異人(ポンぺ)を遠くから見ているだけだった。勝麟太郎はそのまま薩摩へと進路を向けた。藩主島津斉彬公の歓待を受け、何事か密談を交わしたというが、同行した目付に邪魔されたようだ。この航海で勝の世界観の精度がいよいよ高まった、と司馬遼太郎は書く。

入札。写真集が結構出ていたが、さて、落札できるものかどうか(^^;。
帰り際に10月終わりに開催される「神田古本まつり」の公式案内を分けて頂く。明日荷造り発送分から同封します。数に限りがありますので、ご容赦ください。

途中渋谷。昨日も気になったので、釣り具屋さんに寄ってウェーダーの値段を見たりする。うーむ、そうか。

店に戻って折り返しクルマで神保町へ向かう。なんと大渋滞(^^;。世間は明日から4連休らしい。そのせいか。ガソリンが少し安くなったためか。とにかく到着まで80分くらいかかってしまう。
とっくに交換会は終了していた。落札品を付け合わせしてクルマに積みこむ。アレが落札できました。

店に戻って夕食。明日は台風。
6040歩 3.62km 57分 285.1kcal 7.1g

往復

朝から雨。

今日は交換会へ行くつもり。来週が大市会なもので。
午前中いっぱい荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

昼過ぎに東横線に乗った。車中では「胡蝶の夢」の続きを読む。オランダの軍艦が長崎に到着する。幕府に無償で譲渡されたこの船は名を観光丸と改めて海軍の練習船となった。
当時オランダは清国とともに鎖国下において出島での貿易を許されている国だったが、そこから上がる利益は相当な金額になっていたらしい。ところが、日本は開国する。いままで特権的に日本と取引できていたものが、英仏という強国が進出してくる。オランダとしては、これからも日本と貿易を続けていくつもりで観光丸を無償譲渡した。最初の船は無償でも、次々に軍艦の発注を受ければ十分回収できる腹だった。
日本が発注したヤパン号に乗り込みオランダ軍医ポンぺが来日した。ヤパン号は咸臨丸と名を改め、のちに勝海舟を乗せて太平洋を横断する。良順は出島へ出入りするようになる。ポンぺと良順はオランダ語で会話する。二人ともそれぞれの国の文化の違いを感じつつ、医学を教える側と教えられる側に立った。
一般に当時の日本では西洋医学を学ぶについて、実際の内科書、外科書、解剖書、病理学などを教わることができればそれでいい、という程度の認識だった。ところがポンぺはそういう考えではなかった。医学とは数学や化学、物理学などの基礎的知識の上にある学問、という認識を持ち、「日本人はどう理解しているか」と問うた。海軍の件もそうだが、日本は確かに鎖国している間、世界標準とは違った時間を過ごしていた。

入札を終えて昼飯はうどん屋さん。エソのちくわ天を食べる。うまい。

雨なのでそのまま地下鉄。途中渋谷で釣り具屋さんに寄る。渓流釣りに行ってみたいなぁ。それにはウェーダーが要るなぁ。いくらくらいなんだろうなぁ・・・。

店に戻って荷造り作業。オークション出品作業。はかどらず。
10899歩 6.53km 89分 575.5kcal 19.7g

今日も1日店

店は定休日。

朝飯を食べてから仕事開始。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

iPodNanoを買った。今まで使っていたのが初代Nanoだったので、3年使ったことになる。電池がすぐに無くなるのでそろそろ買い替え時と思っていた。
第三世代のときに横に出っ張ったデザインとなり心配したが、今回は今までの縦型デザインに戻った。買ったのはそんな理由も大きい。
こういうどこで買っても同じな商品を店頭まで行って買うことは全くなくなった。今回もネットでポチっとした。1万円以上する新品の商品は店頭で買わなくなった。いちいち忙しそうに走りまわっている店員さんを掴まえるのが大変だから、ということもあるし、余計な保証制度を押し売りされなくて済むということもある(^^;。8GBが2万円しない価格。実際手に取ってみると、いろいろな面で進化していることが実感できる。

まずデザイン。外装がアルミで傷つきにくい。縁にRがついていて、持ちやすさということからすれば異論がありそうだが、薄さが強調されている。
次にディスプレイ。縦横に位置を変えると中の表示も縦横に変化する。加速度センサーが内蔵されているためとか。ほかに”天才”という機能が入っていて、今回の目玉機能らしいが、こちらはストアへの誘導機能と見るべきではなかろうか。

性能が上がり、価格が下がる。PCの価格のような話。最新機器ほど安くなるというのは消費者にとってはありがたいが、トータルで考えたときはどうなのだろうね、なんて考える。

なんとビデオも再生できるらしい。8GBで充分だと思っていたけど、16GBにした方がよかったのかな・・・(^^;。
6525歩 3.91km 52分 350.5g 10.8g

1日店

店は定休日。

朝飯を食べてから荷造り作業開始。いつもお買い上げありがとうございます。昼過ぎでいったん区切り。昼飯を食べながら島田雅彦氏の解説するオペラの番組を見る。

すでに第4回目で、今回はヴェルディについて語っていた。もともとオペラという文化は日本には馴染みが薄いと思うがどうだろうか。オーケストレーションされた演奏をバックに歌でセリフのやりとりをするお芝居。これが日本語で演じてもらえるなら少しは親しみも出てくるようにも想像するが、全部外国語(^^;。字幕を付けてもらわなければ意味も全くわからない。
今回は紹介番組なので、実際の舞台を撮影した映像にちゃんと字幕が付いてくるが、よく見てみると、これはむしろ外国語でわからなかった方がよかったのでは?というセリフだったりすることも珍しくない(^^;。やっぱりワタシにとってオペラは少し遠い存在のような気がする。
解説者の島田雅彦氏のしゃべりは、どこか本を読んでいるような節で、通り一編の解説にしか聞こえないのは、ワタシにとってよくわからないオペラが教材だからだろうか。以前、同じ番組枠でカラヤンの解説をしてくれた天野祐吉氏のしゃべりには、氏自身のカラヤンを愛する気持ちがにじみ出ている気がして、見ているワタシは完全に感化された。どうしても聴きたくなりカラヤンのCDを1万円分も買ってしまった。島田氏は確かに言葉ではオペラは魅力的だ、と繰り返すのだけれども、気持ちがこちらにぜんぜん伝わってこない(^^;。ワタシがオペラについて全く分からないだけがその理由ではない気もするがな・・・。

で、今日は店が休みなのをいいことに、カラヤンのCDを大きな音量でかけながら仕事をしていたのだけど、レコード会社によって音に大きな違いがあることに気付いてしまった。ドイツの会社は全体のバランスも良好で、よく響かせて再生してくれているのに対し、イギリスの会社が制作したCDは金管楽器の音をバリバリに割って汚く響かせる(^^;。まさかカラヤンがこういう演奏をさせたのだろうか。基本的な経験や知識のなさはこういうときに困る(^^;。チャイコフスキーの交響曲4番のことね。

夕食時、録画しておいた鳥人間コンテストを見る。32回目という。ワタシが小学生のころから続いているのか・・・。ウルトラクイズは復活しないの(^^;?
7356歩 4.41km 53分 425.9kcal 16.3g

会議

世間は今日まで三連休。

朝飯を食べ終わって仕事開始。昨夜は少し早寝させてもらったので、今日中に発送する荷物が積み上がっていた。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

どうにか午前中で終わらせて、早昼。今日は横浜で組合の会議がある。13時過ぎに出かけた。外はどんよりとくもり空。今日も「胡蝶の夢」の続きを読む。
結局、順天堂でもはじかれた伊之助は故郷の佐渡へ帰っていた。良順は僧形に頭を丸めて幕府の奥医師となっていたが、日本が鎖国を解き海軍を創設する時期を捉えて軍の医師になろうと画策する。ちょうどオランダの軍艦を幕府がもらいうけることとなり、オランダの軍医も一緒に来日する。蘭方の医学を学ぶには最良の環境が整いつつあった。長崎へ向かう決心をした良順は伊之助を佐渡から呼び寄せることにした。自身の語学習得のために伊之助の”異能(記憶力)”を必要としていた。
永井尚志の下で勝麟太郎が海軍を創設する時期に当たっていた。良順は長崎で勝麟太郎と出会う。ガチガチに固まっていた封建社会が外国との接触が始まることであちこちほころび始めていた。

14時から古書会館で会議。内容はここには書けません。

店に戻ったのは17時(^^;。1日つぶれてしまった。ちょこちょこと仕事をしているうちに夕食。まあ今日は仕方ないだろう。

夕食後、オークション落札品のメール書き。終えてから3日ぶりのランニング。雨だったが強行した(^^;。
9208歩 5.52km 79分 466.9kcal 16.3g

亀山湖

早起きして亀山湖へ。約1か月ぶり。シーズンなもので。

4時に出発。三連休の中日だったことを、到着した5時半に知る(^^;。駐車場はすごい混雑していた。受付を済ませてやっとこさ乗り込む。ボートがウジャウジャ。久々に全船が出払った様子を見た。

まだ桟橋で発船の準備が次々行われている横で、ワタシは本日3投目がヒット。スピニングにワームで39cmが上がった。今日は釣れる日なのかしら。
その後、フライに持ち換えて投げ始める。この間バス用のフライというのがあったので使ってみた。なんと効果てきめん。20cmと25cm。まあ小型だけど2匹釣り上げた。ギルにはサイズが大きいらしく、ショートバイトで引っかからない。ルアーがフロートタイプなので、釣れるときは必ずトップ・ウォーター。表面がラメ状にキラキラしており、魚の食い気を誘うようだ。
調子に乗って投げ続けていたら、向こうから戦艦のようにもっさりとしたデカイ魚がやってきて、なんとフライをパクリ(!)。しまった〜(^^;。デッカイ亀山のコイだった。大きさは1メートル前後と巨大。まさか食べるとは思わなかった。その大きさのためにもちろん取り込めない。まして使っているラインはティペット部が5Xなのでそれほど強度もない。しばらく寄せては潜る寄せては潜るの動作を繰り返す。水面まで魚を引っ張り上げても口まで手が届かないので、何度やってもフライを口から外せない。だから取ってやるから、こっち来てじっとしろよ!と言ってじっとするはずもなし(^^;。結局、今日一番の当たりルアーを口に付けたまま、彼はラインを引きちぎって行ってしまった・・・。

その後も色違いのフライを投げ続ける。ギルのバイト(フッキングまで至らない)はそれこそ無数にあるものの、結局その後はバイトなし。途中14時から15時まで木陰で昼寝をして、16時半に納竿した。途中からはフライ・キャスティングの練習をしているのか、と錯覚しそうだった(^^;。

帰り道。やはり三連休。17時を過ぎたアクアラインには、割引料金適用もあった渋滞発生。それでもウチまで2時間余りで帰ってこれたのはよかった。

店に戻って夕食後、オークション落札品のメール書き。いつもお買い上げありがとうございます。すいません、今日はもう寝ます(^^;。
2654歩 1.58km 25分 126.2kcal 3.1g

1日店

朝から晴れ。世間は三連休。

今日は五反田で交換会があるのだけど、ショパンの事情でお休みする。すいません。

朝から荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。あとは比較的のんびりとオークション出品作業を続ける。

土曜日は昼過ぎからラジオの番組がアレなので、今日もクラシックのCDをかける。あまり聴く機会がないためか、オヤジもなかなか反応が良くて、「いい曲だねぇ」を繰り返す。なんなら毎週かけますか?でもそれには少しネタが足りないかもね・・・。

店でラジオをかけるようになったのは何年前だろうか。あまりに店内がシーンとしているから紛らわせるため、というよりも、聴きながらの方が退屈しない、という理由から始めたような気がする(^^;。当初はラジオよりも録音したMDを流していたけど、結局すぐに飽きた。人間はどんなに好きな曲でも、同じものを何度も何度も繰り返し聴くのには耐えられないように出来ているらしい(^^;。それからは無料で毎回違う内容でいいということでラジオになった。
もちろん今でもラジオがデフォルトなんだけど、たまにどうしてもつまらない番組に当たることがあるもので・・・。

発送荷物は少なめで、オークション作業が進んだ。売れない本は何をどう工夫しても難しいが、それは今に始まったことでもないし・・・。
1275歩 0.76km 13分 56.9kcal 1.4g

二往復

朝から快晴。

今日は明古がある。午前中のうちに発送荷物の荷造りを済ませて東横線に乗った。車中では「胡蝶の夢」の続き。

幕末になっても、日本の正統的医学は漢学に限られていた。そもそも封建時代とは階級社会で、一旦その身分が保障されると、御家が改易されない限りは禄にありつけることに決まっていた。そのため、一旦御用医師に任命された家はその家に優秀な医師が仮に生まれなくとも御用医師として殿中に勤務した。実力よりも形式・格式が優先された。
医学界は幕末に至るも漢学の医法を取り仕切っていた御家の権勢が非常に強く、蘭学を志す者は大変な苦労をしなければならなかった。

そのような不自由な環境の中で松本良順は蘭学医を志す。蘭学医になるにはテキストである蘭語も修めなければならない。語学と西洋医学は並行して学ぶ必要があった。弟子の伊之助はちょっと変わった人物で、記憶力に関しては人並み外れた優秀さを持っていた。その一方、形式的な礼儀作法はからっきしで、同輩たちからは好かれない。師匠の良順だけが伊之助の才能をかって語学習得の手伝いなどをやらせていた。
同輩に好かれない性格が災いし、結局良順宅から追い出されることになる。向かった先は佐倉にある順天堂だった。

入札を終えて昼飯。せっかく快晴なので秋葉まで散歩。人はたくさん歩いている秋葉だが、売上げに直接結びついているのかどうか。修学旅行の季節らしく、学生服を着た男女6人のグループが花のお江戸のアキバ見物。様子を見てみるとどこかショザイナゲだ。ココがTVで”東京で一番熱い”と紹介されているアキバなのかしら。普通にお店が並んでいるだけみたいだけど・・・。そんな様子だ(^^;。駅前にある受付でメイドのお姉さんが街を紹介してくれるツアーをお願いすればいいんだろうけど・・・。いずれにしても、初めて来た人にはわかりにくい街かもしれないね。

いったん店に戻ってクルマで再び神保町へ向かう。途中給油。一頃リッター178円まで上がったガソリンだが、今日は159円で入れることができた。それでもまだまだ高いなぁ。ゲンキンなもので、少しガソリンが下がったからか、渋滞の距離が少し伸びた。

夕食はちょっと豪華。食後にはケーキまであるんだぞ!
14726歩 8.83km 125分 754.9kcal 24.2g

凡人として生きるということ

くもり空。

今日は交換会へ行こうと思う。ボヤボヤしているうちに本がなくなってしまった(^^;。朝飯を食べてから荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

例によって昼過ぎに東横線に乗った。車中では先日買った押井守著「凡人として生きるということ」を読み始める。薄い新書なので行き帰りで読み切れる。

この本の要旨は恐らく第一章の「オヤジ論」に集約されている。氏はまず、「若さに価値などない」と高らかに宣言する。若さを持ち上げるのは若者を取り込んだ商売を展開するためだ、と喝破した。たとえば外見を飾るファッション。まだ経験の浅い若者は、雑誌に載っている流行のカッコイイ服を競って買い求める。それを着ることが個性だと主張する。そして外見を飾らないオヤジたちをダサいと攻撃する。
ところがオヤジはすでに経験から知っている。外見を飾ることに何の意味もないことを。そして、その流行は若者たちがダサいと攻撃したオヤジたちの仕掛けたものであることを若者たちは知らない。と氏は続ける。「若さにはかけがえのない価値がある」という言葉に若者たちはだまされている、と語る。

氏の語るオヤジとは、経験を積んである一定の判断力を身に付けた大人を指す。オヤジには自分のやりたいこととやらなければならないことが見えている。だから、余計なものにはビタ一文カネを出さない。

映画「スカイ・クロラ」を思い出す。若者たちが大人たちの仕掛けた戦争という枠組みの中に放り込まれ、永遠に続く明日におびえていた。彼らに欠けていたものは、おそらく視野の広さと本当にやりたいこと、だろう。この戦場に居ることが無意味だと知りながら、他にやりたいことがなかった。だからそこから逃れられなかった。

経験を積み、自分の進む道を自分の価値観に照らして選択できる大人。これがオヤジだ、と氏は定義する。外見ではなく、内面の成長は欠かせない。世の中にたくさん流布されているデマとワナに惑わされない自分を確立するには経験を積み上げるしかない。
若さに価値がないと述べたものの、若者はオヤジに”成長”していく過程に価値を見出せばいい、と氏は言い添える。

クールな作品を作る監督のイメージからは想像できないほど、言葉が熱いと思った。そして、一見厳しい言葉を投げているように見えて、裏には若者へのあたたかい眼差しが透けて見える。

かつて若者だった先輩としての。
10665歩 6.39km 80分 596.4kcal 21.0g

ほぼ1日店

朝から快晴。布団干し。

店は今日も定休日。先日更新手続きしてきた免許を受け取りに隣駅の警察署まで。ハンコを忘れずに。よく晴れて今日も湿度が低い。気分よく散歩気分。

受け取ってからそばにあるスーパーへ。今日の折込チラシに玉子108円とあったので、「まだあったら買ってきて」と女房に言われていた。
果たして地下にある食料品売り場へ降りると、中は予想に反して結構な混雑っぷりだった。普段は平日の昼間にスーパー内をうろうろしないのだけど、こんなふうになってるのか・・・。ええと、玉子売り場はどこかいな。ん。この混雑じゃ残ってるわけないか。やっぱりなかった。
手ぶらで出る。歩いて新丸子の果物屋さんへ。店頭にはぶどうが出ていた。まだ甲斐路はなかったが、ベリーAが山盛りで500円となっていたので、思わず買った。ぶどうはスーパーよりも果物屋さんが安くていい。
にんまりしながら店に戻って女房に見せたら、「こんなに買ってどーすんの?(^^;」と。いや、別に食べるでしょ。早速昼飯あとに出してもらった。味はデラウェアに似た酸味が少しあり。巨峰色して粒は巨峰よりも少し小さい。ウマイ。学校から帰ってきたばかりの娘も途中から食べ始め、結局は3人で一房食べきった。あとは冷蔵庫で冷やす。いよいよぶどうの季節が今年も来た。たのしみだ。

昼飯をはさんで荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

終わらせてからオークション出品作業。今日からオークション画面が改訂されていた。出品画面も変わり、以前よりも作業に時間がかかるようになってしまった。余計なことをしてくれるよなぁ・・・。もちろん作業ははかどらず(^^;。慣れるまで仕方ない。

夕食後、オークション落札品のメール書き。ちょっと疲れがたまっており、ランニングは休むことにした。早く寝ます。
4258歩 2.55km 39分 202.4kcal 4.4g

10周年

朝から快晴。しかも湿度が低い。30%ほどしかない。カラリとした秋空だ。

ひさしぶりに歯医者。前回の予約をすっかり忘れてしまい、およそ2か月ぶり。歯茎ポケットの深さを測ってもらったが、特に問題点は見つからない、とのこと。比較的よく磨けているようだ。これからは虫歯よりも歯周病の方が怖い。虫歯は少しずつじわじわ削られていくので警戒もできるが、歯周病はある日突然ぽろっと歯が落ちる。もちろん、それまでに歯茎が痛んだり腫れたりするんだろうけどね。

今日で当店のホームページは10周年。当初はプロバイダーのスペースを使って在庫リストを載せただけのものだった。当時得意だったカメラ関係の本を中心に載せたことも手伝って、次第にカメラ関係の記事を書き始めることになった。もちろんそれで注文が来ることもなかった。どうにかネットが商売に直結するようになったのは「日本の古本屋」が本格スタートしてからだ。ネットが本格化するに従って、店頭での売上げがガタンと落ちた。お客様も探書をネットに切り替えたんだな、とその時思った。店頭での売上げは二度と前の水準には戻らなかった。

この10年はワタシにとって最も充実した10年になったはずだ。それは何よりもお客様に使って頂いたことが大きい。使って頂くことで、ワタシ自身の経験を積むことが出来、今まで知らなかったことが血肉のようになったことが一杯ある。その血肉になったことを使って次のわからないことに挑戦しよう、という気持ちになったことも多い。

とにかく、お客様には教わることばかり。本の値段は本屋が付けるのではなくて、お客様が付けるものだった、ということも、この10年間の経験によってお客様から教えて頂いた。本は本屋に長く留まるべきものではない、ということも知ることができた。

オヤジは年齢を理由に仕事量をどんどん減らしている。ワタシのキャリアもこれからが本当の正念場。いままでの10年よりもこれからの10年の方が充実していけるなら本当にありがたい。

今日の秋晴れのようなさわやかな天気がしばらく続きますように。

10周年、感謝をこめて。
8220歩 4.92km 64分 450.8kcal 17.0g

1日店

朝起きて快晴。しかも涼しい。秋らしい天気になればいいな。

息子は体育祭の代休。部活に出かけた。別に代休も要らないのでは?

愛書会展の荷物が店に戻ってくる。しばらく店の一角があいていたが、またふさがった。半分倉庫にしてしばらく経つ。別段売上げなどに影響はない。撤去の判断はウチの場合正しかったようだ。

オヤジは早速荷物の整理を始めた。特に、先週の交換会で買った荷物を仕分けしている。句集の12本口を買ったようだが、4、5本は使えないらしい。使えないとは売りものにならないという意味。実は本屋は本を結構捨てている。捨てるのは饅頭本が多いけど、最終的な判断は扱う者に依る。致し方ない。

月曜日なので荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。午後にまでまたがるほど今日も多かった。

午後、子供たちがほぼ同時に帰ってくる。息子も娘もお友達が遊びにくるらしい。ずいぶん人気だねぇ・・・。そんなに自由な空間なのかしら。

オークション出品作業へ移行。はかどらず。

夕食はナスのはさみ揚げとかま玉うどん。うまいねぇ。うどん屋さんだと玉子は遠慮がちにしかかかっていないが、ウチなら一人一個だ。ちょっと玉子かけごはんと印象がダブるけど、まあ、それはそれとして。うまけりゃいいのさ。

ランニング。あきらかに涼しい。走り終わってかく汗の量が昨日と段違いだ。明日も秋晴れと予報。実は例年よりも早い秋の訪れ。
6949歩 4.16km 54分 384.2kcal 14.6g

20世紀少年

早起きして川崎へ向かう。「20世紀少年」を見てしまおう、という算段。

実は原作のマンガを読んだことがない。全く前知識のないままで映画に触れた。
コンビニ経営の40男が同窓会へ出席する。そこで”ともだち”と呼ばれる組織の存在を知る。
子供のころに書いた”よげんの書”の通りに次々事件が起きる。あの”よげんの書”の存在を知っている誰かが事件を起こしているらしい。その”ともだち”が使っている目のマーク。いったい誰が・・・。

それこそ、事件は自分の学区内という狭い範囲から発している。それが世界を破滅させるというところまで話が大きくなっていく。なぜ。なぜ。なぜの嵐。
いろいろな伏線らしきエピソードがところかまわず散らされ、果たして十分に回収されないままに話はクライマックスへと進んでしまった。ワタシの中のはてなマークは出たままの状態でエンドロール。次回予告が出て終わった(^^;。

おそらく原作の面白さがこの映画には十分に盛り込めていないはず。情報量が多すぎて載りきらなかったのでは。映像はさすが凝りに凝っていて、CGながら爆発シーンはかなりリアル。よく羽田空港と国会議事堂の許可が下りたね、と思った。主要登場人物の少年時代を演じる少年たちはバリ似(特にケンヂとドンキー)だ。

先日見たばかりの押井監督の「スカイ・クロラ」も暗かったが、「20世紀少年」も負けずに暗い。でも、物語の組み立て方・描き方が真逆だ。押井監督は中からドロドロと溶けていく内向的な破滅を描いたが、「20世紀少年」は派手に爆発する破滅型、って感じ。

金曜日、「スカイ・クロラ」を見たあと、すぐにビデオ屋へ走って「イノセンス」を再び借りた。さっき見終えたのだけど、攻殻機動隊ではネット空間というどこまでも”自由な空間”に放り出された人間の孤独を描いていた。「スカイ・クロラ」はその真逆で、閉じた世界で終わりなき明日を死ぬまで繰り返す”拘束された時間”に閉じ込められた人間の孤独を描いている。自由でも孤独。拘束されても孤独を感じる人間の、なんと不自由なことか。ある人は押井監督を”鬱映画の巨匠”と評するが、言い得て妙だと思う。人間はどんな境遇に立っても必ず不安にさいなまれる、というのが、おそらく彼の世界観なのだろう。

ただ、ワタシの心に迫る表現は、断然押井監督の捉え方だ。「20世紀少年」は情報不足で途中から完全に置いていかれた。
10046歩 6.02km 86分 506.8kcal 17.6g

体育祭

朝起きてくもり空。雨が降りそうな・・・。

今日は中学校の体育祭。朝飯を食べて10時少し前に出かけた。ワタシの通っていた中学校でもある。あれから25年も経っているのがちょっと信じられない気分。

息子にとって中学校最後の体育祭。徒競争、リレー、綱引きなど、基本的な競技が多い。でも、ただ走っているだけなのに、皆それぞれに個性がある。それが見学に来ている大勢の保護者たちを引きつける。何が魅力的に映るのか。やはり一生懸命さだろうか。彼らの若々しさに自分の若かりし頃を重ねているのか。未だにはっきりとした理由はよくわからないが、自分の子供が走っている姿だけを見に来ている人は少ないのではないだろうか。

体育祭が開かれている運動場の場の雰囲気はやはり特別だ。人が集まっているからだと思うし、それぞれ人の想いが場に投影されているからだと思う。失敗しないように適当に手を抜いて、と思いながら走っている人も中には居るかもしれないが、そういう人の姿は自然に視界から外されるから目に入らない。人は一生懸命走っている人の姿を追う。これは本能に近いものがあると思う。

午前中の綱引きでは”保護者枠”があり、生徒たちで勝ち抜いたチームとぶっつけで勝負する恒例の時間がある。ワタシも参加した。以前ランニングしていなかった頃は翌日筋肉痛で大変だった(^^;。結果は保護者の勝ち。初めてじゃないかしら。

昼食時間をはさんでいつの間にか晴れ間。ジリジリと日焼け(^^;。雨が降るかもと思い持参した傘をさして紫外線を避ける。午後のハイライトは何と言っても男子組体操。息子は今年も土台に徹していた。背が高い者の宿命だ。去年までは3クラスで各1回、合計3回やった4段タワーを、今回は選抜メンバーによる1回に絞っていた。その代りに去年までやらなかった技をいくつか新たに取り入れていて観客を沸かせていた。

毎年書いてきたことだが、あの4段タワーの頂上に立った彼の見た景色は、一体どんなものなのだろうなぁ・・・。

競技中、演技中の彼ら、彼女たちの表情は引き締まっていた。競技を終えた後、演技を終えてホッとしている表情もまた充実した時間を過ごせた満足感に満ちていた。損得なしにそういう時間を過ごせるのは学生時代だけだ。もちろん彼らにそんな実感はないだろう。人は大事なものを無くしたときに初めて、その存在の大きさを知るのだから。
5439歩 3.25km 53分 240.8kcal 6.7g

スカイ・クロラ

ヴェネチア映画祭で話題の押井守監督作品「スカイ・クロラ」が見たくなった。

まだレイトショーの枠でやっているというので、あわてて川崎まで出かけることにした。少し早目の夕食を食べてチネチッタへ向かった。
100席余りの小さなスクリーンでの上映だったが、むしろ音響的には大きなスクリーンよりも効果が高いと思っている。予約を入れた時はまだガラガラの空席だらけだったが、いざ上映が始まってみれば見事満席だった。

ネタバレ気味に感想を。
ある空軍基地。パイロットが赴任する。今まで居たパイロットの補充という位置づけらしい。前任者から機体の引き継ぎを受けるのが普通だったが、前任者が居ない。そのことについて質問しても明確な回答がない。亡くなったのだろう、ということらしい。
基地内は妙に静か。犬の鳴き声と飛行機のエンジン音だけが響き渡る。戦争中なのでパイロットは任務として毎日のように出撃している。上空で敵機に遭遇すればそのまま空中戦だ。毎日が命のやりとりの連続。これ以上ないほどの”現実”と向き合う日々。の、はずだが、それもまた日常化する。閉じた世界。退屈な日常。

完全な平和が確立された世界。人々はその平和を実感するために「ショー化された戦争」を欲した。・・・これが大きな物語。空軍基地と思ったものは、実はこの擬似戦争を遂行する会社の所有物だった。

「ボクたちキルドレは歳を取らない。」ショー化された戦争に駆り出されたのが彼らキルドレたち。たまったものではない。彼らは死ぬまでこの閉じた世界の中で命のやりとりを強要される運命にある。同じ明日が死ぬまでやってくるのだ。
何かを変えたい。変えなければ生きていることを実感できない。続けるために作りだされた戦争。終わるはずのない戦争(自分の運命)に抵抗しようとして、最強の敵:ティーチャーに立ち向かってゆくパイロット・・・。その運命と結末。

現代日本への痛烈な批判だ。途中延々と続く退屈な描写は後半になってその意味がわかる。これ以上ない”現実”であるはずの戦争さえ擬似化されてしまった世界で、人は一体何に命を燃やせばいいのか。登場人物は皆浮かない表情で淡々と日常を過ごしている。そこに活気などない。彼らキルドレたちに唯一残された”現実”は死しかなかったのだ。

押井監督の言いたいことは何となくわかる。でも、このストーリーは救いがなさすぎないか?もちろん、この”救いのなさ加減”こそが現実なんだけど(^^;。
6066歩 3.63km 56分 288.5kcal 7.7g

クラシック

朝起きて晴れ。

今日から愛書会展。予報はくもりか雨だったはずだが、晴れて良かった(^^)。

オヤジは朝から古書会館へ行っている(はず)。ワタシは店で仕事する予定でいる。朝から荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

今日は金曜日。ラジオのプログラムがイマイチなので、カラヤンのCDを流すことにした。まずは手始めにベートーベンから。第九、第五、第六と聴いていく。ワタシはもう何度も聴いているが、母親には新鮮だったようでたびたびひとり言を言いながら仕事する手も軽くなっているようだ。

音楽というものは、昔の記憶をサッとその人に蘇らせることがあるようで、母親は女子高生だった頃の思い出を話し出した。「自分の親は明治の生まれだから、家で音楽を聴くような習慣はなかった。それでも、普通にクラシック音楽を聴くことが好きだったから、演奏会に聴きに行ける機会があれば聴きに行く、レコード鑑賞する機会があれば聴いてくる。とにかく音楽に触れることが好きだった。」
”良妻賢母を育成する”と評判の地元高校に通っていた。授業でクラシックのレコードを鑑賞する機会があり、ベートーベンの「運命」を集会場で聴いた。そのあと、校長先生は生徒たちにこう言ったそうだ。「この曲の主題(タタタターンのこと)は”運命”が扉を叩いている音です。運命とはお客様のようなもの。予期せぬ時にもやってきます。いつ扉を叩かれても喜んでお迎えし、喜ばせたうえで送り出せるようにしていなければいけません。」・・・かなり独特な解釈だ。
あの頃はその言葉の意味はわからなかったけど、この歳になるとね、あの校長先生の言っていた言葉の意味もなんとなく分かるのよね。と母親。50年前に聞いた言葉が今も残っているのか・・・。
音楽は変わらない。あの時に聴いてわからなかったことが今ならわかる。母親には年月と経験が積もって、当時の校長先生の言いたかったことを自分なりに理解できるようになった、のだろうか。変わったように感じたとすれば、それは音楽(環境・世界)ではなく、自分が変化したことの証なのだ。世界は常に自分の中に存在する。

ドヴォルザーク、ブラームスと進めていく。カラヤンの演奏が冴える。いつもラジオを聴きながら仕事をしていると、つい居眠りしたくなるところだが、今日はそれが全くなく、ひさびさに冴えたアタマのまま仕事を続けることができた。
「やっぱりドヴォルザークもいいわね。」と母親。そんならまたかけますよ。

往復

朝から晴れ。予報では雨。

窓の網戸にミンミンゼミ。夏の名残り。鳴かないな、メスかな?と思っていたら鳴き始めた。やはりあまり元気そうではない。つっかえつっかえ鳴いていたと思ったら飛んで行ってしまった。
朝飯を食べ終わって仕事開始。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

今日は交換会へ行こうと思い、昼過ぎに出た。オヤジは愛書会展の準備でやはり古書会館へ。鉄道関係が充実していた。入札する。
昼飯を食べてからすぐに店に戻る。オヤジは当番なので時間いっぱいまで古書会館に居るはず。

行き帰りの車中では司馬遼太郎「胡蝶の夢」を読む。幕末の蘭医・松本良順と弟子・島倉伊之助の物語。まだ読み始め。「新選組血風録」は読み終わった。結局は新選組の歴史を語る本ではなくて、新選組の中で起きたエピソードを物語風に書いた読み物だった。前後の関係を覚えておかなくても一話完結の短編集と思えば気楽に読めた。新選組の主役はやはり土方歳三だろう。沖田総司のさっぱりした性格・風貌と剣の強さにファンが多いのも頷ける。意外と微妙な描かれ方をしていたのが局長の近藤勇となるか。「虎徹」という作品では、近藤勇の性格を端的に表すエピソードが語られている。近藤が「虎徹」だ、と云えば、その刀(当時名工として名を馳せていた源清麿の打った刀といわれる)は無銘でも「虎徹」となった。
とはいえ、この3人がそれぞれを補完するような形で権力を集中させていたことが、新選組の鉄の結束を生んでいたことはわかる。組織の中において人にはそれぞれ役割が自ずと生じるものらしい。

店に戻ってお茶を頂いてからオークション出品作業へ移行。18時からは隣で食事会。
10618歩 6.36km 90分 550.2kcal 16.4g

1日店

朝から快晴。湿度は昨日より低めか。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。
先週買った分は少し減ってきた。順調だけど、今週は愛書会展がある。荷造り作業がいつもの倍程度に増えるため、オークション出品作業は少しペースが遅くなる。何日かに分けて仕事に繰り入れるつもり。

先月、寂聴さんのTVで源氏物語をやっていた。影響されて、持っていたコミック「あさきゆめみし」を10年ぶりくらいで再び読み始め、8巻まで来た。率直な感想は、まず単純に源氏の艶福家ぶりに驚いた、となるか(^^;。マンガ化する時点でそうなったのかはわからないが、源氏の視点よりも、女性からの視点で物語は進んでいく。源氏は理想の男子を象徴しているキャラクターとして存在しているため、出会う女子はほとんど源氏の女になる。正妻は紫の上だが、源氏自身は藤壷の女御の姿を紫の上に投影している。他、源氏の女はほとんどが理想の男子”源氏”と関係しながらもいつも満たされない。源氏自身が幼き日の恋、藤壷の女御を忘れられないからだった。

源氏は理想の男子として描かれているが、実際にはどうだろう。違うことを分かっていながら、逢う女性逢う女性に藤壷の女御の姿を求め続けた、一種のマザコンだったと言えないだろうか。付き合わされる女子もカッコイイ男ではあるが自分自身を見てくれているという実感を味わえたのかどうか。
今と当時では価値観も習慣もすべて違うのだろうが、たとえマザコンでも風雅で男前な顔であれば、形式主義として理想の男子になれた、ということなのか。宮中では年中行事を取り仕切きることが最重要な仕事だったから、形式さえ整えることができれば仕事ができる男として重用される世の中だった。

「あさきゆめみし」では、女三の宮が源氏の正妻になったことで、源氏が紫の上ではなく藤壷の女御の姿を重ねていたことに紫の上は気付く。その後すぐに紫の上は体調を崩し、出家させてくれと再三源氏に頼むのだが許しが出ない。源氏が看病のため紫の上につきっきりになっている間、柏木が女三の宮と関係を持つ。こうして亡き先帝と源氏との関係が再現される。・・・なんだか現実にはアリエナイすごい話だ・・・。こんなアクロバットな話が平安時代にあったというのもスゴイ。
8251歩 4.94km 57分 484.5kcal 18.1g

今日も1日店

朝から晴れ。今日は夕立ちもないという。朝から暑い。

夏が戻ってきた、という印象。とにかく湿度が高いので蒸し暑い。エアコンをつける気にならない温度なので、余計暑く感じる。一旦涼しくなってから暑さが戻ると困るね(^^;。

メールマガジンを出してから荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。

昨夜から首相退陣のニュース。たしか去年も首相が自ら退陣した。ラジオでも新聞でもこの記事が大きく扱われている。二年連続だ。・・・あれ?この間も何かで二年連続と書いたね(^^;。やはり何かが異常なのだろうな。
報道の主題は無論次期首相がだれになるか、ということに移った。アニメとマンガが大好きな人が最有力候補らしい。今やアニメは日本を代表する文化に成長した。そういうことも時期として関係があるのだろうか。不思議だ。

夜、ラジオを聴いていたらMCが、バブル期のジャパン・バッシングが、バブル崩壊でジャパン・パッシングになり、今やジャパン・ミッシングになっている、と話していた。日本はどこ?という意味だ。気にすることはない、と言いたいところだけど、それは食糧自給率を100%以上に戻してからでなければ無理だろう。

歴史的な大仕事を成し遂げた明治の先人たちは、必ずしも高等教育を受けた人たちではなかった。実際に命のやりとりをして己を磨いた人が重責を果たした。今は高等教育を受けて、難しい試験に合格しなければ国政にかかわる仕事に就くことはできない。まして、総理大臣になるには二世議員であることがほとんど必須条件(?)となっている。この細かい条件をクリアできた人の中で総理大臣という重責に耐えられる人が居るとは思えない。門は閉ざされていると言っていい。

総裁選に政局が移り、報道の調子は急に「面白くなってきました」とはしゃいでいる。別にそれをどうこう言うつもりはない。あれだけの仕事を成しながら志半ばで世を去った高杉晋作は辞世の句で言っている。「おもしろき こともなき世を おもしろく」
今も昔もおもしろくしなければ人は動かないのだろう。
7040歩 4.22km 54分 392.1kcal 15.0g

1日店

先週仕入れた本がまだ未整理につき、今日は1日店で仕事。

朝飯を食べながら大河。DVDを借りてまで見ている「翔ぶが如く」の進行がちょうど今同じタイミング。「地ごろ(田舎者)」というセリフが出てくる。「翔ぶが如く」の西田敏行演じる西郷隆盛は、久光と相対したときに熱弁を以て情勢を説いた。小澤征悦演じる西郷は、対照的に、まるですべての煩悩から解脱したかのような態度だった。同じ「地ごろ」でも言い方一つで随分と違う。意味まで違って聞こえた気がした。
もちろん、主人公が違うので、物語の背景としての幕末の情勢を描く分量が「篤姫」にはものすごく少ないからだ、ということはわかっている。
なぜ、全国にあまたある藩のうち、薩摩藩は多くの軍事力を保持出来たのか。もっと言えば、斉彬公存命中に他藩に先駆けて大規模軍事教練を行ったその軍資金はどうやって調達したのか、などの描写がないので、西郷隆盛と島津久光の緊迫するはずだった”権力”をはさんだ対立場面にも説得力が足りない。二人はどうして対立したのか。このあたりの背景を説明しないと、今後維新に向けて大活躍する西郷隆盛の行動が上滑りしてしまうのではないかとも思うのだが・・・。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。今日から9月なので、いよいよ秋の読書シーズンを迎える。ワタシも読みます(^^)。
7377歩 4.42km 50分 438.0kcal 15.8g

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