朝は6時半起き。1泊の予定で"一族旅行"へ。
オヤジたちにはレンタカーを借りてもらい、弟家族とクルマ3台を連ねて奥多摩を目指すことになった。準備を終えて8時ころに出発。待ち合わせの中央道石川PAへ向けて走る。
途中京王線の踏切を渡るのに難渋しながらも、約束の10時少し前にはどうにか石川へたどり着いた。皆すでに来ていた。早いねぇ。
簡単なごあいさつのあと、そのまま中央道を進んでいく。まずは相模湖へ向かう。相模湖東で降りて相模湖畔の駐車場に入る。ここは人造湖。湖の周りはほとんど山だから公園に整備されている箇所だけ比較的狭く開発されている。湖畔にはみやげ物屋さんとボート関係の施設がたくさんあったが、まだ平日の10時半ではそれほど人出もない。遊覧船に乗るつもりでいたので、手招きされた「くじら船」に乗ることになった。ほかにお客はおらず、まるっきり貸切状態で船は滑り出した。汽笛とともに船の頭から噴き出す水。ちょうどクジラが潮吹きしているかのようだ。相模湖一周をおよそ30分かけてめぐる。船内のアナウンスで名所の案内が解説されるが、皆あまり聞いてない(^^;。バス釣りの名所のはずだが、平日ということもあってかそれほどボートは出ていなかった。亀山湖に目が慣れたワタシにとってはちょっと広すぎて釣りにくいんじゃないかな、という印象。ちなみに水はにごりが基本。
くもり空で風に吹かれ、少し肌寒いくらいになったころに桟橋まで戻ってきた。降りて11時過ぎ。朝が早かったので昼飯も早めにしよう、ということになり、湖の目の前にある旅館で昼飯。TVでは五輪野球の日本対韓国戦。ワタシはわかさぎフライ定食を食べた。まずまずのお味。
食べ終わって外に出ると、娘と弟の長男くんが「ボート乗りたいー!」の大合唱。やれやれ、それじゃあ、と思い、足こぎボートの料金を見ると30分2000円(!)。結構高いなぁ。ちょっと無理じゃない?と思って通り過ぎようと思ったところ、ボート屋のおじさんから「○○○○円でどうですか?」と言われたので、それなら、と乗せることにした。弟が引率して3人でウキウキしながら乗りに行った。たびたびボートから楽しそうな笑い声が聞こえてきた。「ほら、やっぱり乗せてあげてよかったじゃない。あれで乗せなかったらずっとボートに気持ちが残っちゃうわよ。」と母親。なにげに怖いことを言うね・・・(^^;。
湖前で記念撮影してから再びクルマに乗る。中央道に乗って上野原ICで降りる。ここからはオヤジのクルマ先導で奥多摩まで山越えの道を走ることになる。どこをどう走っているのかは、ナビをつけていてもよくわからない(^^;。周りがすべて山なので、いつ画面を見ても1本道しか表示がないからだ。そんな山道ばかり走っているとほとんど他に車が走っていないので貸切気分を味わえる。山梨と東京の県境にある峠には長いトンネルがあり、抜けるころにはあたりは霧で真白になった。ちょうど雲の真っ只中を走っているのだろう。真っ白でなんとも幽玄な世界を3台のクルマだけがランプを光らせながら走っている。
オヤジのクルマのウィンカーが点滅。都民の森の駐車場だった。ちょうどこのあたりが桧原村にあたるらしい。無料駐車場に停めてトイレ休憩。ずっと霧雨が降っている。気温は13度。寒いほどだ。オヤジたちによれば、ここから三頭山へ登れるという。
ここが今回の道中の最高地点。あとはずっと坂を下っていく。下った先に奥多摩湖が現れた。結構大きい。道はぐるっと奥多摩湖を左に迂回して進む。奥多摩駅はここからクルマで10分ほど離れた場所にある。早くからここまで鉄道が敷かれている理由は何だろうか。時折都心を走るステンレスカーがこの山奥の線路を叩いて走っていく。奥多摩湖・奥多摩駅とも素通りして、今日の宿・鳩ノ巣荘へ急いだ。
ちゃんと意識していないと通り過ぎてしまうような右折道を入ったところに鳩ノ巣荘の入口があった。急な坂を下りて宿前の駐車場に入れる。延々山道のロングドライブだったが、運転しているには楽しかった。チェックインしたら早速鳩ノ巣渓谷へ散策に出かけた。
長い坂を歩いて下りていく。吊橋が架けてあり、対岸へ渡れるようになっていた。「5人以上一度に乗らないでください」と看板がある。ちゃんとした鉄の吊橋ながら、なるほど、歩いてみると不安定に揺れた。恐る恐る(^^;渡り終えて遊歩道に整備されている道を歩いた。曇った空に緑が映えて、青空でなくても気分がいい。あたりは多摩川の清流が作り出した見事な渓谷になっていて、巨大な岩の塊が対岸に聳え立っている。宿の鳩ノ巣荘はその巨岩の作り出す崖の上に建っていた。
娘と弟の長男くんが元気に先へ進む。さっきまで雨が降っていたから足元に注意してゆっくり歩くように再三注意する。足を滑らせて流されでもしたらシャレにならない。娘はさすがお姉さんらしく早く歩こうとする長男くんをサポートして歩いていた。えらいぞ。
河原に出られる場所があり、岩を伝って皆で降りて川岸まで出た。ちゃんと石が並べてあり、小さい子が川遊びできるように整えられていた。ここで遊んでも安全ということだと判断し、川遊びが始まった。さっきから川の水に触れたそうだった娘と弟の長男くんは裸足になって川の流れの中へ。かなり冷たいらしい。はしゃぎながら歩きまわっている。ワタシは河原の石を拾って投げる。石飛びのつもりがドボン(^^;。息子もやり始め、3回飛んだとか始めた。その様子を見て弟もオヤジまでもが石を投げ始める。昔取った杵柄か、オヤジは5、6回撥ねて対岸の岩にコツンと当てれば、息子も負けじと水面をコロコロと転がすように5、6回撥ねさせる。さしずめ石飛び大会。「いやあ、結構難しいねー」と弟。息子はうまく投げられた時には「おおー、いまスッゲー転がったよ!」と普段なかなか見せないような笑顔だ。連れてきてよかったな、と思った。
今の子供たちはいろいろな刺激に囲まれて暮らしている。大人でも夢中になるネットやケータイの世界に早くから触れてしまうことで、昔からある"アタリマエ"に触れる機会が減り、リアルのリアル感を得づらくなっていると思う。ただでさえ刺激的なバーチャルの世界から子供たちの関心を引き剥がし、一見退屈に見えるリアルの世界へと目を向けさせるのは、いまや親にとって非常に難しい仕事だ。どうしたらいいか、なんてことはワタシごときにはわからないが、今日の息子の様子にはそのヒントのようなものを教えてもらった気がした。
「えー、もう帰るのー?」と娘がブーイング。じゃあ明日時間があったらまた来ようか、となだめすかした。
宿に戻ったのは17時。奥多摩温泉を使った風呂に入り、食堂に入ったのは18時。鱒の塩焼きやこんにゃくの肉味噌焼き。ビールが進むなぁ。次に日本酒を頼むと、出てきたのは地元多摩の酒「澤の井」だった(!)。すっきりとして美味。これまた地元で造られたであろうわさび漬けを肴に飲んでいたら、あっという間に小瓶は空っぽになった。
残さず食べ終わってから19時には各部屋へ解散。五輪中継を見ながらしばしうたた寝。そのあと持参したPCで日記書き。寝る間際に娘が言った。「おとーさん、今日はすっごく楽しかったね。」
5674歩 3.40km 59分 246.8kcal 6.2g

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