晴れ。
荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。午前中で終わらせて東横線に乗る。一週間ぶりの交換会。
車中では「坂の上の雲」の続き。露西亜軍はすでに満洲を占領している。そして、日清戦争の勝利で日本に割譲された旅順は、北清事変後に露西亜が租借し、要塞が築造され露西亜極東艦隊の根拠地となっていた。露西亜軍と日本軍は対立の度を深め、ついに開戦に至る。
まさか日本は攻めてこれまい。これが露西亜側の捉え方だったという。強大な露西亜軍を相手に戦争遂行は不可能だろう、と露西亜は高をくくり、さまざまな準備を怠っていた。日本は追い詰められていた。どのように作戦を立てても露西亜と闘って勝てる見込みはない。いずれ日本は露西亜に占領される、という悲観が明治政府を支配した。
徐々に両国の関係が悪化する中、秋山好古は露西亜の軍事的拠点を見て回った。今日的常識で思えばいずれ敵国となる日本の軍人に要塞を見学させるなど思いもよらないが、上層部は露西亜軍の強大な所を見せつけて戦意喪失を狙った。敵の懐に入る好古の度胸もすごい。ところが、国家としての露西亜は侵略的だったが、一露西亜人として付き合った場合には好古を歓待した。実に豪放で親しみやすかったらしい。いずれ戦場でやり合う運命にあることを残念がった。
読みながら、昨日のショスタコーヴィチの話を連想していた。昨日はそれくらい強烈な印象を受けた。これも露西亜の話だ。
第4楽章の「ソ・ド・レ・ミ」(信じるな)は、冒頭では短調のため、最後の音はミ♭で半音下がり、しかも別のフレーズと連続しているため、よほど音楽に対して造詣の深い人でなければ、聞いても「カルメン」には繋がらない。何度か「ソ・ド・レ・ミ♭」で聴いたあと、フィナーレに至り長調に転調する。その時は隠れなく「ソ・ド・レ・ミ」(信じるな)とわかりやすく大きく演奏しているのだけど、今度は"短調で聴いていた主題フレーズの転調"にしか聴こえないので、やはり「カルメン」には印象として繋がっていかない。言いたかったことを堂々と発表しながら証拠を掴ませない。天才的としかいいようがない。
まるで、ダ・ヴィンチが最後の晩餐に仕込んだ秘密について「ダ・ヴィンチ・コード」で解説されたときのような気分だ。
仕事中はラジオを聴かず、今日はずっとショスタコーヴィチを繰り返し聴いていた。
いったん店に戻り、再びクルマで神保町へ。カーゴ半分ほどの荷物を引き取り、店に戻った。
8390歩 5.03km 77分 403.2kcal 10.0g


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