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■甘露日記 2003年10月

■2003/10/31 (金) 金曜、明古。

朝、目が覚めると8時前。息子がワタシの布団を跨いだ時にぶつかったか(^^;。
丁度いいや。と起き上がる。今日は明古だ。少し気合を入れる。

少し早めに起きたおかげで今日は店を30分早く出ることが出来た。早起きは三文の得?12時過ぎには新丸子駅のホームに居た。電車の中ではやはり森山大道氏「犬の記憶」を読む。アサヒカメラに連載されたと言う幻想的な本編よりも、その後に附された自伝的写真論の方が”わかりやすい(^^;”ので楽しめる。写真家を志す以前の森山氏の行動や興味の範囲。写真家岩宮武二氏に弟子入りする様子や、東京へ出て細江英公氏の元で助手を務めることになった経緯。独立してカメラ毎日の編集長・山岸章二氏に見出される過程が克明に描写される。その後に中平卓馬氏と出会い、寺山修司氏に認められ、同人誌プロヴォークに加わって活動する様子が活写された。暇さえあれば本を読んでいたという森山氏の文章は、写真家とは思えないほど雄弁に情景を描き出す。
読めば読むほど、氏の写真は氏の中にある情景を紙に転写する行為なのだな、と感じた。

さて、神保町。今週は神田古書まつりが開催中。靖国通りは人だかり。本屋さんの前のワゴンには幾重にも人の波が押し寄せる。すごいなぁ。きっと全国の愛書家が集まる一週間なんだろうな。ワタシが神保町の書店員をしていた時も、この一週間は売り上げが良かった覚えがある。

さて、明古。欲しい本が出ている。でもあの本はこの間の大市で買ったからなぁ・・。などと思いながらもつい精一杯入札してしまう(^^;。一通り入札して昼飯。久しぶり(^^;に並玉。紅しょうがを肉の上に直接載せてしまうと、ただでさえ生卵で冷やされている肉がさらに冷たくなる。卵をかけて空いた器に紅しょうがを盛り、つまんで食べることにした(^^;。ドーデモイイコトカ・・。
食べていると女の子3人組みが入ってきたり、ワタシの目の前に女の子が一人で食べに来たり・・・。牛丼屋のイメージも変わったのかな?

開札が終わるまでローライ35を片手に古本まつりで賑わう神保町を歩く。潜在需要というか、いざとなれば本のことを求めたいと思っている人がこんなに大勢いるんだ、とわかって気分が前向きになる(^^)。

市場に戻る。欲しかったカメラの本と岡本太郎さんの画集(署名入!)が落札できた。川崎に店がある以上、岡本太郎さんははずせない。

両手に本で帰宅。

■2003/10/30 (木) 駅前

今日は珍しくお店で1セット全集が売れた。

30冊以上ある全集だったから、大きな箱を探した。本を詰めると25kgにもなった。お客様のご希望があり宅配便で発送することにした。受け付けてくれる近所のコンビニまでエッチラオッチラと持っていくと、今まで呉服店だったお店がコーヒー屋(豆販売)さんに改装されていた。

店に戻ってオヤジに言うと「和服はもう着る人が少なくなったからね」というお定まりの科白のあと、話は続いた。
新丸子はもともと第三業地のある花街だった。昔からの街道筋で川を隔てた向こうとこっち側は料亭などが犇めき合っていた。同じ東横沿線では綱島も鶴見川を境に花街が発展した。
新丸子は今じゃ当時の面影も残っていないけど、ウチの自宅裏のあたりは一面に料亭と置屋がズラッと並んでいたらしい。そう言われてみればワタシの小さい頃には綱島街道沿いにストリップ小屋があった記憶がある。あんまり関係ないか・・・。
「オレの小学生の頃には新丸子の信号の際にあったマーケットの場所にダンスホールがあったんだよ」と興味深い話。「そこがつぶれた後は一度空き地になって、盛り土がされて土俵が出来てた。相撲大会も開かれてね。」へぇー。「マーケットになったのはその後だよ。そこで買ったパンにジャムを付けて毎朝食べてたよ。」そのマーケットも数年前に取り壊され、現在はズドンとマンションが建っている。
「綱島街道沿いの小学校前あたりにはカフェーがあってね」よく覚えてるなぁ。にしても結構洒落た街だったんだな、新丸子って。なるほど駅前に呉服屋さんが何軒もあるわけだ。

この数年で商店街も随分様変わりしてしまった。昔から営業していたお店が突然閉店することが珍しくなくなった。この商店街が出来た頃からいらっしゃった方が高齢になり、後継者が居なかったということなのだろうか。代わりに入るテナントはケータイ屋さんだったり、ドラッグストアだったりしてなんだかなぁ、という感じ。料亭や置屋だった場所にマンションが立ち並び、昔の新丸子を知る人もどんどん減っている。他所とは違う歴史を刻んできたはずのこの街だけど、駅前にズラリと放置自転車が並ぶような何処にでもある私鉄沿線のベッドタウンになりかかっているような気がする。

ダンスホールがあって、カフェーがあって、料亭に置屋があった頃の新丸子をちょっと見てみたい気持ちになった。

■2003/10/30 (木) 1日店

いい天気(^^)。1日店でシコシコと仕事。

夕刊のコラムに目が止まった。「わかりやすいことはいいことか」という題。ドイツの哲学者の言葉らしい。
現代社会で”わかりやすい”というのは売り文句になる。日日のニュースをわかりやすく解説するニュース・ショーは人気が出る。”わかりやすい”ことが人々に受けいれられているのはまず間違いない。
ところが、ドイツの哲学者は「わかりやすいということは、わかりにくいことを隠すことだ」と言う。実際の世の中は複雑怪奇でわかりにくいものなのだけれど、それがわかりやすい形で提供されているということは、わかりにくい部分を隠しているだけだ、と言うのだ。

我々は日日世の中で起きている事件を実際に目にする事はほとんど無い。ニュースや新聞などで知るのみだ。本当の事実は当事者しかわからないのが当たり前だが、それではニュースにならない。実際に起こった事件を取材し、報道する人が居る。我々はメディアを通してのみ事件を知る。メディアに触れない限り、自分の身の回り以外の出来事を知ることは難しい。
取材した素材をTVでそのまま流すことはまず無い。放送前に内容を”わかりやすくする”ための編集作業が必ず入る。この”わかりやすく編集”されることが現代人から考える力を奪っているのではないか、というのがこのコラムの主旨だ。
「自らの努力で、もう少しわかりにくい部分をそれなりにわかろうとしないと、本質からは、どんどん遠ざかることになる。(中略)自らが、理解したうえで、やさしさを獲得し、自らの手で安心・安全を獲得しないといけないのだが、それは他人がしてくれるものであって、自分はそれを享受すればいいということが根底にある」と手厳しい。

わかりやすいニュース・ショーが、もし、誤った報道をしていたとしたらどうなるか。事の本質に自分から迫ろうとしない人は、そのデマゴギーに簡単に騙されてしまうだろう。わかりやすいニュース・ショーが起こしたダイオキシン報道による風評被害は記憶に新しい。

・・とはいえ、自分で何もかも判断するには大変な労力と勇気が要ると思うし、メディアなしの状況では実際には無理だ。どうしても報道から素材を抽出し、自分の価値判断に照らして情報を取捨選択していく以外に方法は無い。

”わかりやすい”ニュースを喜んで見ているととんだ落とし穴が待っている、とちょっと怖くなりながら・・・(^^;。

■2003/10/29 (水) 工事終了

昨夜はカーテンの無い状態で寝た。

壁紙も貼り付けに備えて剥されたまま。まるでプレハブの仮設住宅(^^;。カーテンの有無で部屋の”生活感”がまるで違ってくることがよくわかった。部屋は西向きにもかかわらず朝起きた時明るさが普段よりケタ違いだった。ウルトラマリンの青空が目にしみた。

今日も9時から壁紙張りの職人さんが作業開始。10時頃に襖屋さんが襖を引き取りに来てくれた。夕方には張り替えて戻してくれるそうだ。
午前中からオークション出品作業を全開で。今日は出品料が正午まで只になるキャンペーン中。

昼飯は女房が買ってきてくれた。幼稚園から戻った娘と3人で2階の作業場の本に囲まれたスペースで昼飯。女房は娘の希望でパン。ワタシは近所の持ち帰りすし屋さんのランチ(390円)とカップ麺(カレー味)。とろけるサーモンを食べ終えて、これから出来上がったカップ麺の蓋を取ろうとしたところで職人さんに呼ばれた。作業が終了したとのこと。見に行くと、今まで剥されたままだった壁に新しい壁紙がピッチリと貼り付けてあった。今まで鶯色だった部屋が白く塗り替えられた感じ。部屋が数倍明るくなった気がする。すばらしい!(^^)

のびかかったカップ麺を平らげたあと、オヤジと母親にお披露目する。「明るくていいねぇ」「随分広く感じるわねぇ」そりゃ家具が空だもの・・・(^^;。
今回の工事もあれだけあった家財を一旦別の場所に移した女房のお手柄だ。ワタシは仕事にかこつけて何にもしなかったからなぁ(^^;。
いい機会だから生活を見直すのもいいかもしれない。要るものと要らないものの選別。結局置ける場所があるとついつい要らなくなったものでも”取っておこう”という気になってしまう。取って置いた挙句にボロボロになって捨てることになるんじゃ何にもならない。まだ使えるうちに何とかする。これからはこう行きたい。
ダンボールに詰め込んで積み上がっている家財。元の場所に戻す前に少し考えながら開梱出来ればいいな。

午後も仕事を続ける。先日買ってきた本の山はまだまだ高い(^^;。
夕食の時、お祝いに、と近所のスーパーで買ってきたうまい”安”白ワインで乾杯(^^)。お疲れ様。閉店後、ご注文いただいた本にお返事のメール書き。いつもお買い上げありがとうございます。

あとは昨日発見された新たなる雨漏りの補修か・・・。

■2003/10/28 (火) 工事開始!

朝は7時起き。外は雨。

今日は壁紙・天井張替え工事当日。昨日までに女房がいろいろとごちゃごちゃしたものを函詰めしてくれていた。ワタシはそれを邪魔にならない場所へ移動する。布団を押入れに仕舞うと、まるで引越し当日の部屋のようにがらんとした。この部屋へ越してきた日を思い出す。あの時のように喋り声が妙に反響し、鼓膜を揺さぶった。

息子は8時前に学校へ出掛けていった。残った3人はトースターで焼いたロールパンを食べ、女房と娘は着替えて幼稚園に行く準備。ワタシは居間で使っていた卓袱台代わりのコタツを別階に移動する。すでにこのコタツには電源コードもない。子供たちが小さかったことと、部屋が狭いこともあってもう7年以上灯が点ったことはない。

8:40。外に工事のクルマが到着。大工さんだった。天井の張り直し担当。早速ベニヤ板を運び込んでいた。その間を縫って女房と娘が降りてくる。いってらっしゃい。
9:30には女房が戻ってくる。早速工事の人にお茶を出してもらう。10時過ぎに大工さんの仕事は終了。10時半になってオヤジ到着。そのあと壁紙張りの職人さんが来て、お一人で仕事を始めた。
11:30。少し早めに昼飯。雨の中、近所の洋食屋さんへ。夫婦二人だけで外食なんて子供が生まれて以来初めてじゃないかしら。食べながらいろいろなことを間断なくしゃべった。

普段居る場所が工事で入れないと女房は行き場所がない。作業場の所狭しと置かれた本の隙間で振替用紙の記入作業をしてもらった。ワタシはその傍らで本の入力と発送作業を間歇的に。
14時過ぎに娘が帰ってくる。母親に歩いて5分の場所にある実家へ連れて行ってもらった。16時頃帰ってきた息子は友達の家へ遊びにいくと出掛けていった。夕食は実家でご馳走になってくる予定。

工事終了は18:30。後は明日の午前中で完了するとか。思ったよりも早い。
女房が掃除機を掛けていたところ、なんと新たな水漏れ箇所発見(!)。でも場所が妙なところだった。天井ではなくて足元。先ほど帰られた工事責任者の方へ電話して診てもらうと「外のタイルが割れてますね・・・」確かに窓枠すぐ上のタイルが割れていた。ここから水が伝って床のすぐ上から出てきているようだった。割れの原因は特定できないが、地震かもしれないとのこと。今日壁紙を張る前の箇所だったので発見できた。

夕食は夫婦でお弁当。明日も9時から工事。

■2003/10/27 (月) 1日店

昨日は弟夫婦が来たし、そのあと荷物の片付けをしていたので出掛けなかった。

代わりに中途半端に見ていた「ギャング・オブ・ニューヨーク」の続きを見た。マーティン・スコセッシ監督。硬派な映画だったなぁ。DDルイスすごい。
19世紀のニューヨーク。まだ無秩序だった街が唯一の秩序たる”暴力”によって徐々に秩序立っていく様を描いている。ギャングの抗争。より強い者が君臨し、人々を秩序立てる。男っぽい抗争の末に街の頂点に立つ者。しかし、最後には国家権力による暴力によって排除され、その結果街は近代化していく。
普段日本で暮らしているとあまり意識することはないが、現代社会もある種の暴力によって秩序が保たれている。国外に向かっては軍隊。内に向かっては警察だ。この映画によれば、19世紀当時のニューヨークは大量の移民が入ってきたり、南北戦争があったりして秩序どころの騒ぎではなかったらしい。

それにしても、こういう映画を見ると”古き良き時代”という言葉が決まって浮かんでくる。近代化することが良いことで”進化した姿”と本当に言えるのだろうか?という気持ちになる。
当時も貧富の差はあった。現在もある。逆に当時あった血のたぎるような気持ちを現代の人は持っているのだろうか・・・。人間の本能としての暴力性はなくならない。それは新聞で報道されているように、各地で頻発する武力衝突の記事を読めばわかることだ。暴力性は人間なら誰もが持っている性質だ。社会秩序として正当化された暴力が存在する一方で、その社会秩序のために暴力性を抑圧している。これは矛盾だ。どうしても歪む。

先般、大国が「将来武力攻撃を仕掛けてくる可能性のある国に先制攻撃する」という理由である国に攻め入った。ワタシにはこれこそ人間の持つ矛盾の発露ではないかと思える。
ならどうすればいいのか、なんて答えを持っているわけじゃない。この映画を見て浮かんできた感想を言ったまで。

オヤジたちは今日休みを取って出掛けた。
今日は月曜日。ワタシは相次ぐご入金に対応し、荷造り作業に没頭。女房は店番の傍ら、いよいよ明日に迫った工事に備え最後の備品整理に忙しい。子供たちは相変わらず(^^;。息子は棚の本やら紙を片付けられ「本が読めない」「絵が描けない」と文句たらたら。娘はキャッキャ言いながら女房の周りにまとわり付く。邪魔しないでヨ(^^;。

そう、工事はいよいよ明日だ。

■2003/10/26 (日) 赤ちゃんが来た!

弟夫婦の所に少し前長男が生まれた。

そろそろお宮参りに、と考えていたところ、近所に適当な神社が見当たらず、それならこっちで初参りしようか、と相談がまとまったらしい。
母親はお宮参り後のお食事会設定の段取りで数日前から落ち着かない。オヤジはかわいい孫の顔が見られる、と妙に機嫌がいい。
ウチは数日前からまるで引越し前のように荷物を詰めたダンボールと格闘する女房と、「あかちゃんがくるのかぁ」と楽しみにしている息子と娘。ワタシはいつものように本にまみれる日が続いていた(^^;。

今日がその当日。普段の休日並にゆっくりしているワタシを女房がせきたてる。とにかく今日中に棚を全てキレイにしておかないと「みっともないでしょ!」ということらしい(^^;。昨日借りてきたDVDもそこそこに片付けのお手伝い。ひらめいて新たに棚を置ける場所を”発見”したりする。棚をどかして出てくる青い畳。こんなに焼けたのか、と過ぎた年月にしみじみしたり。

モノを動かしているうちに全て片付いた。部屋が驚くほど広く感じる。達成感を味わっていると母親から電話が入る。「もうお宮参り終わったから、お食事会へ行くわよ」皆で近所の割烹のお店へ向かった。
このお店は我々が結婚する前に始めての顔合わせでも使ったお店。数年前にホテル併設で新築されたが今月末に閉店することになったらしい。残念だが今日が食べ納め。

店の前に行くと弟夫婦が居て赤ちゃんを抱っこしていた。「あー、あうのたのしみ」としきりに言っていた娘は様子を見るなり照れて黙ってしまった。男勝りに元気なウチの娘だが、こういうところは女の子だネ(^^;。
お店に入って座敷に通してもらう。まだ寝ているのに足をバタバタと結構動く。そのうちに眼があいた。起きても泣くわけじゃない。ジーっと周りの様子を見ている。皆赤ちゃんに視線集中。それでもおとなしい。随分落ち着いたものだ。
我々の食事が来て食べ始めると、赤ちゃんの様子が少し変わってきた。どうやらお腹がすいたらしい。弟がお店の人にミルクのお湯を頼みに行った。少し冷ましてから口に持っていくとゴクゴクと一気に飲み干した。元気だねぇ(^^)。
母親は赤ちゃんにかまいたくって仕方ない様子。オヤジはビールで真っ赤になった顔のまま、カメラでかわいい孫を激写(^^;。皆うれしそうに新しい家族を見つめた。

外はいい天気。うん。今日はいい日だ。

■2003/10/25 (土) 部屋の整理

店を新築してからかれこれ9年。

そろそろあちこちで不調を訴える箇所が出てくるものだ。
まず屋上の雨樋。防水パッキンが経年劣化し、雨漏りが始まった(^^;。雨漏り自体はパッキンを塗りなおすことで治ったが、雨漏りによってひしゃげた天井と壁紙は戻らなかった。ウチを建ててくれた建築会社に言うと、「無償で直します」と言ってくれた。
その工事の日が近づいていた。単純に壁紙と天井を張りなおす、と言えば簡単そうに聞こえる。だが、実際には、パンパンに詰まった本棚や、TV、ビデオ、DVD機器はもちろん、食器棚にダイニングテーブルまで一通り移動しても大丈夫なようにしておかなければならない。
それはつまり、棚を空にしなければならない、ということだ。
言葉にすると、これまた簡単な作業のように聞こえる。しかし、棚から出した本、皿、9年の間に溜まったごちゃごちゃしたもの、は、行き場が無くなるのだった。工事は1日で済ませてくれるそうだが、結局は棚から出たごちゃごちゃしたものをどうするか、で女房もワタシもいちいち取って置くか処分するかの選択を迫られることになった。

見渡してみる。うーん。数年手に取ってない本もカメラもある(^^;。かといって捨てるわけには行かない。行き場のなくなったこれらごちゃごちゃしたものを、捨てるものと残すものと処分するものに分類した。それはまるで自分の過ごしてきた9年間を振り返る作業となった。

残すものはもちろん現在でも現役で使っているものだ。捨てるものはどうしてこんなものを今まで取っておいたのか、と思えるほどその存在さえ忘れていたもの。すでに捨ててしまったPCの取説とか(^^;。
そして処分するもの。この選択に今回の部屋整理の目玉がある。ウチの商品として売れそうなものをしっかり掃除した上で店頭に並べることにした。なんだか古本屋を新規に開業するときのようだ(^^;。売れて誰かの役にたってくれればそれで本は生きる。知識は必要としている人と共有するのが良いことのはず。

それにしても、一時あれだけ欲しくて追っていた事象なのに、時が経てば処分しても構わない気持ちになってしまうのか、と思うと特別な感情が湧いた。時間が相させるのか、それとも自分自身が前に進んだのか・・・。

このカメラ、この写真。数年ぶりに自分の過去を手に取ると、この写真を撮ったときの感覚が蘇ってくる。それは楽しい経験だった。

■2003/10/24 (金) 金曜、明古。二週間ぶり(^^)

朝から快晴。

女房の布団を干しながら、今日こそは明古へ行くぞ!と心に決める(^^;。

昨日録画してもらったドラマ白い巨塔もそこそこに、9:30から歯医者へ行く。月に一度、歯科衛生士のお姉さんにしてもらう歯の掃除だ。デカイ魚の口の中を掃除する小魚って居たよね。ホンソメワケベラ。いつも行く前はその魚のイメージがアタマに浮かぶ(^^;。って失礼か。
実際には「ハイ、口を大きくあけてくださーい」とか「ここが磨けてないですね」とか、いろいろ言われて恐縮の30分なのだけれども(^^;。

ご入金の荷造りをしているうちに12:30(^^;。また開札時間ギリギリで出発。電車の中では森山大道氏の本の続きを読む。この本は今回初めて読んだのだけど、以前荒木さんのページを書く時にいろいろと写真について考えた(一部は書いた)そのままのフレーズがゾロゾロ出てきて驚いた(^^;。妙な既視感を覚える。写真のことばかり考えて過ごしていた3年前。森山氏の文章を介してワタシは3年前のあの日のワタシと再会したのだった。
ま。もちろん、森山氏の方がとてつもなく深いところまで考え、映像として記録しているわけだからレベル的には比べものにならないけれども。

到着してすぐに第一回から入札。今日は欲しい荷物が前半に集中していた。
入札を終えたら腹が減った。元経営員で一緒だったSさんと一緒に昼飯・昼ビール(^^;。店を出て靖国通りを歩くとまだ15時前だというのに西日のよう。そのまま一旦店に戻る。前金のご送金をネットで確認し、発送荷物をいくつか作った後、月曜日の市会へ出品する荷物をクルマに載せて17時前に再び神保町へ向かう。空は夕闇。東京タワー。この風景は大好きだ。

市場はすっかり終わっていた。駐車場にクルマを停め、出品荷物を2階へ上げる。2階には今日の市会の落札品が集められていた。昨日の一新会での落札品と合わせてカーゴに載せる。
ヌキがまだ3階だというので上がると、仕事を終えた経営員の皆さんがいらっしゃった。これから飲み会とか。いいですねぇ(^^)。

クルマを店まで転がし、荷物を降ろすとまた店は通路が半分ふさがれた(^^;。クルマを駐車場に戻し、帰り道にビデオ屋で「ギャング・オブ・ニューヨーク」のDVDを借りた。

夕食後、大量のご注文にメール書き。いつもありがとうございます。
日記を書いているうちに日付が変わった。

■2003/10/23 (木) 市場へ

朝から晴れ。

なんだか朝から暖かい。ぽかぽかした感じ。
昨日録画してもらったトリビアを見ながら女房と一緒に朝ごはん。
食後は早速仕事に取り掛かる。発送待ちの荷が積み上がっていた。

一区切り付いたので、今日入力する本をデジカメで撮影。昼飯を挟んでいざ仕事開始、と思っていたらケータイが鳴った。「今日もいっぱい出てるよ」Mさんだった。あいよ、了解。とすぐに神保町まで出掛けることにした。最近木曜日は一口が相次いで活気に満ちている。たまには元気をもらいに市場へ行かなければ、ネ(^^)。オヤジは「また本が増えるのか」と渋い顔。全部売ってみせるからサ、とワタシ。

電車の中で先日の森山大道展で買ってきた「犬の記憶」を読む。この本を読んで森山氏の写真がどうして難解なのかが少し判った。氏の文章は非常に詩的で、観念的なことを書きながらも情景がアタマに浮かぶような。また、情景を描写していながらも氏の心象風景を描いているような風。とにかく氏の写真を理解しようとするならまずこの文章を一読しなければ難しいと思われた。
ポーンと投げ出された一枚の写真。これだけではどう見たらいいか正直迷ってしまうが、この本で氏の心象風景を垣間見ると、なぜ、このプリントが生み出されてくるのか、が、少しだけ理解できる。
ワタシは生まれてこの方、この地を離れて暮らしたことが無い。そういう人間にはおおよそ理解できない心の奥底の感情が氏の写真には込められている。旅人の視線。

入札を終えて店に戻ると、オヤジも仕入れに出掛けていて留守だった。気が付けば外は真っ暗で今にも雨が降りそうだった。17時が近づいていたので今日発送分の追加を急いで荷造りしていると電話が鳴った。世界最大のネット書店Aからだった。
当社が古本販売も始めているのをご存知ですか。から始まって、どうしてプロ契約をしないのか、という話から、他のネット販売網には加盟しているのか、ということなど、商売上のノウハウに抵触することまで細かく聞かれた。ウチみたいな吹けば飛ぶよな個人商店にまでセールスの電話を掛けてくるなんて、思うように売り上げが伸びていないのだろうか・・・(^^;。
これだけ販売の方法が多種多様になっているのだからウチもいろいろ考える。A社の賦課金は何処よりも高額なので店で売れない本を意識的に投入するにとどめている。

商売のキモは経費使わずアタマを使うこと。

■2003/10/22 (水) 1日店

朝から天気が悪い。

昨日は娘の幼稚園が遠足で、女房と二人Dランドへ行ってきた。確か前の日まで天気予報では雨と言っていたはず。ところが朝起きてみるといい天気(^^)。こういうシチュエーションってウチが出掛ける予定の日によくありますな・・・。「アナタが晴れ男なんじゃない?」と女房に言われていたけど、ワタシが出掛けなくても晴れたからねぇ。女房に自覚が無いとすれば娘かしら・・・晴れ女?(^^;。

Dランドでの様子をあれこれと聞かせてもらったけど、あまり乗り物には乗らなかったらしい。汽車とダンボとメリーゴーランド。これだけだって(^^;。あとはパレードを見物していたそうな。まあ、確かに乗り物はいくら乗っても乗り物だから、1日に限られた回数しかやらないパレードやショーを見るほうが面白いかもしれないね。幼稚園生だと乗れない乗り物も結構あるしなぁ・・・。絶叫系が好きそうなウチの娘なら将来年間パスポートくらい買っちゃいそうだ(^^;。ま。大きくなってから楽しんでちょーだいな。

仕事の山は幾分少なくなってきたものの、依然として残っている。今日も1日店で地道に入力作業。

■2003/10/21 (火) IT化

夕刊に興味深い記事有。題して「夢とお金」。

創作を志す者の最大の悩みは今も昔も”貧乏”だけど、樋口一葉は極貧の中で肺結核に倒れ、漱石も帝大の月給(約70円)では食べられずに東京朝日新聞社(月給約200円)へ就職したという。
ところが、最近のIT化の成果が創作の世界で花開いているらしい。

例えば、プロの歌手になる夢を追う人は自分でアルバムをCDに複製できるようになり、路上ライブで歌いながらそのCDを販売するのだそうだ。これなら1枚の原価は50円。2000円のアルバムを4ヶ月で1300枚売った人もいるらしい。何と実収入は月約60万円(!)。
コミケでは人気作家が500円の作品を15000部売ってしまう人もいて、実費を1割とすれば収入は675万円(!)。
1万円の有料メールマガジンに1500人の読者が付いたジャーナリストもいらっしゃるとか。

こうなってくるとパブリッシュという意味も変わってきそうな気がする。以前は編集者・出版社というフィルターをくぐった者だけが与えられてきた発表の機会を、IT化によって途中プロセスを一足飛びして直接読者へ届けられるようになってきたわけだ。
むしろ、「大手の縛りはきつく、他の媒体で自由に描くことはまず許されず、好きな漫画を好きなように描くことも、ありえなくなっている。」らしい(^^;。

自由に作品を発表し、ファンさえ付けばプロ以上の収入も得られるという現象。コレが昨今の現実なのだ。

文章だけ読むといい時代になったなぁ、という感想も浮かぶのだけど、何か物足りない気持ちになったことも確か。何故だろうか、と考えると、やはり出版物に対しての憧憬が自分の中にあることに行き着いた。
確かに自費によって作品を作って配布し、それが受け入れられることで自分の中で完結(満足)出来るならそれでも構わないだろう。でも、きっとそれだけじゃ満足できなくなるのが人間じゃないかしら。

「人間、最後に欲しがるものは名誉じゃ。カネなんて後からいくらでも付いてくる」と言った白い巨塔の西田敏行さんの科白を思い出す。
やはり作品を創作する人にはそれなりの発表の場が与えられなくてはならない。自費出版で配布できるのはごく少数だから、その作品もいつか揮発してしまう気がする。結局いずれパブリッシュしたいという気持ちは強くなってくるのではないか。

良い作品にはそれ相応の発表の場を、と思った。

■2003/10/20 (月) 1日店

1日店で仕事の予定。

月曜日なのでご入金が相次ぎ、荷造り作業で忙しい。店にほとんど降りられない状態が午後まで続く。17時の郵便局閉局まで仕事が続き、その後は本の入力作業開始。仕事はいくらでもあるなぁ・・・。

夕食は秋刀魚の塩焼き。今が旬だからか「一尾79円だったのよ」とのこと。こんなにうまい魚が79円なんだから食べない手はないよね(^^)。と、ワタシは秋刀魚大賛成なんだけど、子供たちはあまり好きじゃないみたい。スーパーで「だったら何にするの?」と女房が聞くと、息子が選んだ魚は「ほっけ」(^^;。随分渋いの選ぶね・・・。酒飲みになりそうだな。

食後は子供たちに大評判のぶどう”甲斐路”。こんなに評判がいいならもう少し買ってくれば良かったな。「産地で買ってきたからこんなに甘くておいしいんでしょ?」と息子。ヨイショうまいね(^^;。ま。喜んでもらえてよかった。逆に女房はぶどうの酸味が気になるのでそれほど好きではないという。「こんなに甘いのにー?」と子供たちにいじられる。そうだよ。こんなにうまいのにー?

夕食後も仕事をするものの、22時過ぎに急激に眠くなり、無理せず寝ることにした。

■2003/10/19 (日) 秋のぶどう狩り その3

「なんだか82kmオーバーで捕まったらしいよ」と言う情報が飛ぶ。まずいじゃん。たしか一発停止・・・(^^;。なんとか相模湖ピクニックランドへ到着すると、まずはその話が出る。「行けなくなるかもしれないって電話があったよ」

「とりあえず用意して待ってようか」という幹事Kくんの方針で皆ディキャンプ場になっているバーベキュー施設へ向かう。山の斜面には木材で組まれた土台の上に銀色のシートを被ったテントがズラリと100宇くらい並んでいた。こんなにいっぺんに使うことあるのかしら。ちなみにテントで1泊6000円とか。
山を登っていると部長のボルボのエンジン音がする。あれ?来れなくなったという割には随分早くない?何はともあれ良かった。で。82kmオーバーって話は冗談で、実際には○○kmだったらしい。あーびっくりした。気を付けてくださいねー(^^;。

バーベキュー場で道具も食材も用意されていた。女性陣が流し場で野菜の下拵え。「元ボーイスカウトっす」というMくんが火起こし。少し湿っているのかなかなか火が点かなかったけど、しばらくして火に勢いが付いてくる。さすがだな。
肉野菜炒めをたっぷりと。途中から焼きそば大会。結構お腹いっぱいになりました。食事しながら皆さんの関心は今日のG1競馬。それぞれ新聞を見ながら分析中。iモードで馬券が買えるっていうんだからスゴイなぁ。競馬の趣味のないワタシはIさんから聞かれたデジカメのことであれこれとお話。そう、メーカーによっていろいろとカラーがあるんですよ。

せっかくだからというので、食後は遊園地で遊ぶことにした。山の斜面にある遊園地だから階段での移動が大変。皆さん家族連れなのでメリーゴーランドやミニSLに乗って楽しそう。にわか独身のワタシを含め、男子3人はなんとなくひとかたまり(^^;。肩身が狭いゼ。

最後にゴーカートに乗りましょう、ということになり、”世界一長いコース3km”のものに乗る。でも途中はずっとゆるい直線で山の中を走るからあまり面白くない。眼下に相模湖が見えたときには気分が良かったけども。

日も傾いてきた。駐車場の前で記念写真を撮って解散となる。お疲れ様でした。またこういうレクを企画してくださいね。

帰りは相模湖インターから中央道。調布で降りて一般道を走って帰ってくる。お土産のぶどうは皆に好評だった(^^)。

■2003/10/19 (日) 秋のぶどう狩り その2

お土産用にぶどうを買おうと思い、並んでいる数種類のぶどうを物色。さっき試食で食べさせてもらったのが「甲斐路」。ピオーネよりも粒の小さいのが「ベリーA」だそうな。

部長のHIDEさんはさっきから「藤稔」と書かれた粒のひときわでかい巨峰に御執心。「なんて読むのかなー、アレ」「フジミノル?」「なんか人の名前みたいだね」「そうだ、作った人の名前なんだよ」「気になるなぁー」と勝手に話はズレていく(^^;。片田園の奥様によれば「フジミノリ」と読んで、作った人の名前ではないそうだ。

ウチのお土産に甲斐路を1kgと、皮ごと食べられるベッテル・ビアンコの少し高級な種類のを買う。結構たっぷりで1600円。このうまさなら安いかも。

「今日は天気が良くてよかったですね。これからどちらへ行かれるんですか?」と奥様に言われるが、一行はすぐに勝沼を後にし、相模湖ピクニックランドへ向かう。ワタシの車の助手席にはSちゃんが乗る。道中あれこれ話ながら中央道を東京方面へ。・・あれ?相模湖ピクニックランドってどこで降りればいいんだっけ・・。ちゃんと聞いていなかったし、行ったことも無かった。行きの道中、”相模湖東”と”相模湖”インターがあることをぼんやり覚えていたのだけど、「どっちで降りればいいの?」とSちゃんに電話で幹事車に聞いてもらう。帰ってきた答えは「カーナビないんスか?」(^^;。ウチのクルマは安全上停車していないと操作できないんだよー(^^;。「なんか相模湖東みたいですよ」という結論に。その言葉を信じて相模湖ICを通過。ところが相模湖東出口が無いうちにクルマは小仏トンネルに差し掛かった(^^;。ありゃ?おかしいなー。どうやら上り線には相模湖東出口は無いらしかった。・・・しまった。後続のクルマに相模湖で降りるように電話で伝えてもらうと、「相模湖インターで降りたそうですよ(^^;。」とのこと。ダマサレター。

小仏トンネルを通過中、部長のクルマが覆面に捕まったとの情報が入ってくる(^^;。え?捕まっちゃったんですか・・・。そんなこんなしながら、ワタシのクルマは山越えを終えて八王子へと差し掛かっていた。

八王子出口で降りて即Uターン。相模湖まで引返す。幸い道はすいていたので10分ほどで到着。相模湖の道を走り大橋を渡る。「ブラックバス釣り」のデカイ看板。ワカサギ釣りもシーズンだし、誘惑の多い道だ(^^;。

■2003/10/19 (日) 秋のぶどう狩り その1

昨日の雨がうそのよう。

朝から快晴だ(^^)。女房は町会の婦人部の仕事で等々力へ行かなければならず、今日の明古アウトドア部(任意団体(^^;)主催「秋のぶどう狩りとバーベキュー・ツアー」には子供ともども不参加。しっかし、家族の楽しみを奪う町会の活動ってどーだろう?と思うな。本末が転倒してる。

8時にコンビニで朝食を買って出発。調布ICまでゆっくり一般道を走る。多摩堤通りを西へ走ると前方には雪をかぶった富士山が・・・。気分良く走る。
とはいえ、日曜日って普段運転しない人が運転する日だけに、平気でとんでもなくゆっくり走っているクルマを散見する(^^;。メーワクですよー。あなたの後ろにズラッと繋がっているクルマの長さに気が付いてくださいネ(^^;。

結局高速に乗るまで1時間程かかってしまい中央道を急ぐ。勝沼ICから1分ほどの「片田園」さんが今日のぶどう狩り会場。「カタイナカ?」と女房が思わず読んだけど、違いますよー(^^;。
急ぎすぎたか、片田園到着は9:45。この間のさくらんぼの時と同様にまだ誰も来て居なかった。「コレ食べて待っててくださいね」と早速ぶどうの歓待を受ける。小皿に乗せられたぶどうたち。紫色の実もあれば、巨峰と思われる粒の大きいものもある。食べていいの?食べますよー。・・・ハっ。うまい・・・(^^)。糖度が高い。ぶどう特有の酸味もあるにはあるけどそれ以上に甘味が押していた。へぇー、やっぱり産地で食べるとうまいんだなぁ。試食用として出されていたのにパクパクと食べきってしまった(^^;。「あら、もっとありますから、どうぞ」と追加までしてもらう始末。

そのうちに今日参加のメンバーが続々到着。試食のぶどうに感心していた。なんだかぶどう狩りをしなくてもここで食べててもいいんじゃない?みたいな気分になりかけたころ、今日の部活動・幹事のKくんの指示があり、ぶどう狩り会場へご案内、ということになった。
車道を隔てて向こう側の斜面にぶどう園。ピオーネ(種無し巨峰)がぶら下がっていた。でもちょっと時期が過ぎたのか、実に張りの無いものが多く、しぼんでいる実も多かった。どれを食べてもうまい、というわけにもいかず選んでつまむ。いい房にあたるとさすが巨峰の味がした。
緑色の房がある。これが有名な「ベッテル・ビアンコ」皮ごと食べられる種類。お味はそれなりかな・・・(^^;。

■2003/10/18 (土) 1日店

朝から曇りがち。

予報では午後から雨。せっかくの土曜日だというのに・・・。

今日は最初から1日店で仕事をする予定。もともとここ数週間買い越しが続いていて、店には本が積み上がりっぱなしだ。

昨日の夜、ふと思い立ってビデオ屋さんを覗くと、今日から「マトリックス・リローデッド」が借りられるようになっていた。それにしてもものすごい量が陳列されている(^^;。プロモーションに力が入っているな、と思った。

帰ってからビールを片手に見始める。家事を終えた女房も加わり、寝ている子供の横で夫婦映画鑑賞(^^)。ところが・・・。肝心の映画がつまらない。前作ではその壮大な世界観にわくわくしたものだったが、今回は前半を中心に無駄と思えるシーンも多く、また、前作で作られた世界観から一歩も出ずに(CGを多用した)アクションで見せようという演出に退屈してしまった。
印象としては、そうだなぁ・・・、スターウォーズ最初の3部作に感動した世代が、今回の3部作についてあまりコメントしたがらない感じに似ているか(^^;。観客はもうCGには感激しない。むしろCGを使わずに迫力ある映像を見せてくれることに期待している。この設定ならもっと面白く出来るはずなのに・・・という後味の悪さだけがザラリと残った。

午後からもずっと作業場で本の入力作業に明け暮れる。

明日は晴れるといいな。

■2003/10/17 (金) 明古へ行くはずが・・・

朝から快晴。

こういう日は気分もいいねぇ(^^)。

朝から荷造りをいくつか済ませ、郵便の配達も遅いからそろそろ出掛けようかな?というタイミングでお電話がかかってくる。買い入れのお話だった。
明古行きは中止となり、早い昼飯を食べてクルマで出た。教わったご住所と思われるあたりへ到着したので、道端にクルマを停めて目当ての番地を探す。・・・あれ?無いな・・・。花壇にお水を上げている奥様がいらしたので、すいません、このあたりに○○というお店があるとお聞きしてきたのですが、ご存知ありませんか?とお聞きした。「○○ですか?そうですねぇ、聞かないですねぇ・・・」ありゃ。間違ったかな?ええと、番地は2-○○-○○なんですけど・・・。「え?このあたりは1丁目ですよ」しまった(^^;。間違えたみたいだ。すいません、もう一度探します(^^;。

あわててクルマに戻って地図を確認する。確かにこのあたりは1丁目だった。いくら探したってあるわけが無い。300m先を左折したあたりだ。道を急ぐ。お約束の時間が近づいていた。
到着。確かこのあたり。あとは枝番なので実際に一区画ぐるっと回らないとわからない。坂を下りて右に曲がる。あ。あったあった(^^;。ありゃ。お隣は古本屋さんじゃないの・・・。嫌な予感がした。

本を見せていただく。お客様は開口一番「二束三文だったら売らないから」そりゃ相でしょうね。お隣が古本屋さんということからほとんど買取りを諦めていた。用意されていた本は7冊。もう本はざっとしか見ない。函がスレたりボロボロの本がほとんどだった。
おいくら以上の査定なら手放されるおつもりですか?とこちらから質問する。「いやあ、私は素人だから本の値段なんてわかんないからさ」とお客様は笑いながらはぐらかす。悪いけどこちらは真剣である。同じ質問をもう一度繰り返す。「そうねぇ、○万円かなぁ」・・・(--;やっぱりね。そんな金額になるわけないじゃないか。心の中でつぶやいた。

残念ですがその値段ではとても買い取れません、とお伝えして手ぶらでそのお宅を後にした。馬鹿にされた気がした。おかげで明古にも行けなくなった。せっかくのいい天気、いい気分だったのにね・・・。

帰り道。入りっぱなしのCDをかけると森高千里が歌いだした。(^^;オヤジのCDだった。意外にあの歳で森高ファンなんだよな・・・。

ちょっと癒された・・・。

■2003/10/16 (木) 1日店

朝からゆっくり仕事の日。

昨日仕分け作業のお手伝いをした荷物も少し気になったけど、店に積み上がったこの本の山を見てしまうと、まずはコレを何とかしてあげないと、ね(^^;。

本は買う時期というのがあって、買えるときには一度にドバッと入ってしまう。売れるときにドバっとは行かないから、ゆっくりゆっくり減っていくことになる。その間はどうしても「仕入れ過剰」に見えてしまうのだ。
でも、本屋って気をつけていないとどうしても仕入れ過剰気味になりがちだ。売れると思って買った本だけど、やっぱり売れない場合のほうが多い。売れない本なんだ、とわかるまで早くとも半年、長いと2、3年以上かかる。その間にも本を買ってしまうから溜まってしまう。
在庫が充実、と考えるか、仕入れ過剰と考えるかはそのお店のカラーによる。目録を作って配る手もあるし、売れないとわかった本を市場に出品するのがセオリー。在庫として持っていても売れなければ課税対象になるだけ損と見ることも出来る。腹八分目。何事もほどほどがいい。

本が溜まってくるとオヤジと議論になる。どうやって売るか、という話。近頃店でなかなか売れないから、それならインターネット販売のストック倉庫として棚を作り直そうという話にまで発展した。文庫コーナーを縮小し、棚に入っている○○○円以下の本を追い出し、分野ごとに整然と入力された本を挿す。ここまではなんとなく共通認識に出来た。

問題は具体的にその体制にもっていく過程(^^;。総論賛成各論反対の典型に陥ってしまう。どうせやるなら最初にグランドデザインとしてどういう形を最終目的に設定するかを考えるべき、というワタシに対して、オヤジは徐々にやっていくしかしょうがないんだから、しばらくは分野とかそんな細かいことなんて守ってられないよ。と言う。”しばらくは”という部分がひっかかる。最初にそう思ってしまったら、結局ズルズルといつまでも分野を分けることはできない、とワタシは不安になる。オヤジはこういうとき妙に自信たっぷりだ。棚の本を全部把握できているつもりらしい。
(^^;そうかねぇ。最近だいぶ記憶力が悪くなってきているような気がするんだけど・・・。

いったん言い出すとなかなか考えを変えない頑固者のオヤジ。ネット販売もワタシが実績を少しずつ積み上げてやっと認めさせたのだ・・・。

一番難しい仕事はオヤジとの折り合いか(^^;。

■2003/10/15 (水) いろいろと

先日の神奈川大市会。結構な量を買っていたし引き荷も出ていた。

昨日はオヤジたちがお休みを取った関係で、昨日引取りに行けなかった(^^;。最近は遊び優先の甘露書房。

10:30過ぎに古書会館に到着。荷物を引き取らせていただいた。お世話になりました。ありがとうございました。

店には11時半頃に到着。店に置ける本にもスペースに限界があるため、ボーになって戻ってきた本はそのまま倉庫行き(^^;。昼飯前にあれこれと本の整理の目途をつける。今日は夕方から別の仕事が入っていたため、気持ちにあせりもあった。ワタシが値段付けだけして、本の掃除と本の入力は母親と女房にお任せ。見る見る本の山は崩れていく。買ってきて値段を付けるだけならかなり楽ではあるけど、人に任せる部分を増やすとそれだけ売れなくなるような気にもなる(^^;。任せるのも程度問題。

届いた夕刊をちらちら読む。隣国でロケットの発射成功とか。大国が宇宙開発というマクロの方向へ足を伸ばすのには当然”ある目的”がある。巨額の予算を必要とする宇宙開発。日本にはその目的を大きく掲げることが憲法上できないため、現憲法下での宇宙開発には足かせを付けられたようなものにならざるを得ない。日本の宇宙関係者のコメントからは複雑な胸中が読み取れた。
日本の技術が向かうべき道は”内なる宇宙”たるミクロ技術しかないだろう。ミクロの決死圏よろしく、血管の中を泳いで大動脈瘤の手術をこなすロボットみたいなものが開発されれば、それは宇宙開発にも劣らない科学的成果になるはず。

16時前に神保町へ向かう。一新会に入ったある大口の前日荷受のため。一新会の経営員だけではとても対応できない量をいっぺんに整理することになったからワタシにも声をかけていただいた。
まずは荷物を1階から4階へ上げる作業。もちろん今日も市会は開催中だから、出品荷物をカーゴに積み込む班と、市会で出た残置品の整理をする班に分かれて作業。今日の市会の経営員さんのがんばりもあって、すぐに4階会場は作業に入れた。
全集、美術書、それ以外、と大雑把に分け、各部所にそれぞれ専門の人が付いて仕分け。出来上がった荷物にはどんどん封筒が付けられ、カーゴに載せられた。
作業は20時には終了し、明日の午前中にまわされた。

夕食を近所の中華でご馳走になり、22時頃に解散。23時過ぎに店に戻り、仕事の続き。

■2003/10/14 (火) 1日店

天気が悪い。

暑いんだか寒いんだか。夜中に鼻水で起きたり、布団が厚すぎたか暑くて寝返りして起きたり・・・(^^;。

熟睡できなかったのか、起きてからいつまでも眠い。単純に疲れているってことかしら?今日はこれから1日雨の予報。仕事も溜まっていて店を開けるべきか迷ったけど、開けることにした。かろうじて年中無休は守っています。
女房に店番と本のデータ入力をお願いし、ワタシは荷造り作業。早く出さないと何しろ今日は雨の予報やし。

昼飯は近所のパン屋さんのパン。午後も少し荷造り作業有。17時までには全て出し切った。お買い上げありがとうございます。

ウチが取ってる新聞の夕刊に先日から新連載の小説は、なんと漱石の「坊ちゃん」。最初はなんだ?と思ったけど、はっきり言って現代作家の小説よりもずっと面白い。もともと漱石が好きで、文庫になっているものは全部読んでいるのだけど、そのときも思ったのはこれが明治時代に書かれた小説とはとても思えない、ということ。いや、そういう言い方はそぐわないか。良いものは良いものとしていつの時代も再評価されるのだから。
何が良くて何が悪い、とか、何が好きで何がキライ、には個人差があるから断定はできないし、するつもりもないけれど、漱石の書く文章は濃いと思う。一行たりとも無駄な文言がないにもかかわらず、蛇足・過剰な箇所もない。そのくせストーリーは読む人を退屈させないし、ハッとするような意外性もある。人物描写もまるでその人が実際に生きているかのような生々しさで迫ってくる。新聞連載の小説なんて読んだことがなかったが、「坊ちゃん」は何度も読んでいるのに楽しみになっている。
連載を開始した理由を新聞は「今年の教科書から日本を代表する漱石の小説が消えてしまったため」と説明するが、もっと端的に「面白い小説を選んでいたら見つけました」くらい言ってもかまわないのではないか。

「文豪」とか「古典」なんて祭り上げるから読む人は敬遠する。単純に「今の小説よりも十分面白いんだ」という事実を知る機会が奪われている。
いつも思うのだけど、この「坊ちゃん」だって中学生にはわからないだろう。たしかに教科書に載っていた覚えがあるが、当時は読んでも大して心に響くことはなかった。関心がなければ何をやっても無駄になるのかも知らん。

ワタシが漱石を貪り読んだのは社会人になってから(^^;。

■2003/10/13 (月) 神奈川組合大市会

昨日が下見日の神奈川組合の大市会。今日が開札日。

少し早く起きて仕事を一通りこなしたあと、新丸子駅の下り線ホーム。ベンチにどこかで見たことのある初老の男性。よく見ればウチのオヤジだった(^^;。どこかで、どころじゃなかった。
今日出品される品物でオヤジのもっぱらの関心はある詩集の限定版に注がれていた。「まだ扱ったことがないんだよ」車中でもその話が出る。確かに東京の市場に出ても手が届かない値段になるよね・・・。

外は青空なのにザッと雨が降ったりしている。狐が嫁入りしているらしい。9:20ころに到着し早速会場内を徘徊開始。オヤジは昼頃には帰るつもりだったから肝心な本を重点的に見ていた。ワタシは最初から全部見て回る。

開札は昼食を挟んで13時から。1階の嵩物を開け、ガイモノを整理したあと、1階は会場整理に入る。Kさんを中心に経営員の方々で都内荷をまとめられていた。外はものすごい集中豪雨。他の方々で2階会場の開札を引き続き。時たま、都内の方の読みにくい札を「コレ誰ですか?」と聞かれた。んー、確かに読めない場合がありますね(^^;。運良く、皆さんワタシの知っている方のサインだった。

オヤジのメインはあの詩集。ワタシのメインは別にあった。写真集と美術書。どうもワタシは文学書に目が行かない(^^;。欲しかった口は三つともめでたく落札できた。上札で首の皮一枚とか。なんにしても落札できてよかった。オヤジの欲しがってた詩集も落札できた。電話で連絡してあげた。

開札が終わり、1階に都内・地方荷を集め、2階に神奈川組合員の荷を撒く作業開始。神奈川の買い頭・四天王の皆さん。荷物が山のように積み上がった。すごい・・・。とても2階に上げきれないほど、神奈川の方々は買った。例年一杯で置ききれなくなる1階には余裕があった。「随分傾向が変わってきたのかな」とどなたかから感想が。確かに落札結果によっては仕事の優先順位・つまりは全体の仕事の進め方を再構築する必要が出てくる。

18時を過ぎ、働いていらっしゃる方々にラーメンが夕食として出る。腹が減っていたからうれしかった。
都内荷はもちろん、神奈川の方々の落札荷まですべて付け合わせを終えたのが21時。記念写真を撮影して解散となった。

まだ霧雨の降る中を反町駅へ急ぐ。帰宅は22時過ぎ。仕事をしているうちに今日も日付が変わった。

■2003/10/12 (日) ゆっくりと日曜日

世間は三連休の中日。久しぶりにゆっくりと出来る。

昼飯に女房が作ってくれたインスタントラーメンを食べた後、森山大道氏の写真展を見に会場まで歩いていくことにした。
西明寺から小杉十字路までの道は以前商店街として栄えていたが、ここ10年でほぼ壊滅。数軒残っている商店の内、昔ながらのパン屋さんがあり、ワタシ(と女房)のお気に入りのお店だった。せっかくだから焼きそばパンとクリームパンを買い、隣のコンビニでペット茶を仕入れてミュージアムへ向かう。

写真展を堪能した余韻に浸りながら会場を出る。お客さんはいっぱいいたなぁ。若い人たちはもちろん、80歳少し手前ではないか?と思われる方もご夫妻でいらしていた。森山氏の写真は万人受けするような性質ではないと個人的に思っていたけど、時代は変わったのだろうか・・・?肩からカメラを提げた人もちらほら。ヘキサーを持った人、一眼レフの人。ワタシはビッグミニと行きたかったけど、撮影途中のフィルムが入っていたローライ35をベルトに着けて持参した。森山氏は現在リコーのGR1を愛用されているらしい。展覧会場で流されているVTRではGR21で新宿を撮影されていた。

ずっとジャグリングの練習をし続けている人を眺めながらおやつとして焼きそばパンを食べ、ペット茶を飲み干した。ワタシが小さい頃甘露書房初代はパンが好きで、近所にあった手づくりパン屋さんで買って来たグリーンピース・チーズパンを昼飯代わりによく食べていた。お客に厳しい初代もワタシには優しく、わざと余らせたパンを食べさせてくれた。そのとき食べたパンと似た味がした。手づくりパンというとマーガリンを使ったこういうコッペパン的な味が普通だったはずだが、最近ではバターや生クリームを奢った豪華な味が残念ながら”手づくりパン”の主流だ。このお店の主は物腰の柔らかい白髪のパン職人さん。後継者が出ない限り、懐かしい味は商店街とともにいずれ消える運命にある。街を歩きながらいろいろなことが頭に浮かんでは消えた。

17時過ぎに夕食を食べに近所の焼肉屋さんへ。息子はそろそろ食べ盛りの年齢に差し掛かってきたから、肉はとてもおいしく感じるらしい。娘は肉の味にまだ違和感があるらしく、ソーセージを食べるので精一杯。ビールとカルビをおかわりしてビビンバを頼む。お腹いっぱい。

夕食後は仕事と日記書き。

■2003/10/12 (日) 光の狩人

あの森山大道氏の写真展が川崎に来た。

それも普段からよく遊びに行っている場所だ。行かないわけにはいかない。会期が始まってからはずっとそわそわしていた。今日ようやく行く機会を得た。

等々力緑地内にある川崎市民ミュージアムまで歩いた。到着すると館の入り口には人気がない。ジャグラーがミュージアム前で必死に練習を重ねていた。こんなものかしら?と思いながら入場料800円を支払って中に入ると、人がいっぱい居た。少し安心した。

実は図録を事前に手に入れていた。初期作品から網羅された作品群をすでに”熟読”していたので、会場ではオリジナルの持つ迫力を浴びるつもりで来た。やはり1冊の図録として見るのと会場で見るオリジナルは違う。よほど視野が狭い人でない限り、会場内で自分と同じように作品を眺める人の姿が眼に入る。その方々と微妙に影響されあうのだ。初期作品から「写真よさようなら」の展示場所までで、人が溜まっている場所には決まってキャプションが配されていた。読まずには居られなかったのかもしれない。それほど森山氏の写真は”難しい”。

人は写真を感覚的にとらえることもするが、自分の中になにか共鳴するものがなければそのまま出て行ってしまう。この難解な写真群からなんとか作者の意図を汲み取りたい、という気持ちの発露が”キャプションの前に人が溜まる”現象として現れている。
誰もが氏の写真を気にしていた。それだけの気持ちが込められていた。でもわからない。難しい。見入っている人たちの表情は一様に真剣だった。

氏の写真の最大の魅力はそのトーンにある。別に特別なカメラ・レンズを使っているわけではない。氏は普通に市販されている機材を使用している。ただ、決定的に違うのは暗室内における現像・プリント作業だ。ネガをプリントにする際、焼き込みや覆い焼きを多用することで、ネガだけでは表現し切れなかった絵を見事に印画紙上へ転写する。氏にとってネガは素材に過ぎないのかもしれない。そのときそのときの気持ちが込められて製作されるオリジナルプリントだから、きっと2枚と同じものは出来ないのだろう。

ワタシは個人的に初期の重苦しい写真よりも、大阪や新宿を撮影した最近の写真に惹かれた。会場では全紙(倍全紙?)に引き伸ばされたプリントが数枚掛けられ、図録では再現できない迫力を感じさせてもらった。

もう一度会場をひとまわりしてから出た。

■2003/10/11 (土) いろいろと

今朝方、女房が喘息の発作を起こす。

息も絶え絶えで苦しそう。病院へ連れて行くことになった。子どもたちを母親に預かってもらう。神奈川大市会への出品ついでに女房を病院までクルマで搬送する。
神奈川古書会館は反町にある。新丸子からは綱島街道でほとんど1本道。9時過ぎに荷物と女房を乗せて出発し、病院に寄ってから反町を目指す。途中数箇所混むところがあったり、ノロノロと進むクルマが前を走っていたりしてイライラする。到着して理事の方に検品していただいた。どうかよろしくお願いします。

行き帰りはずっとラジオを聴いていた。”ほぼ日”の編集長が喋っていた。その中で興味深い言葉を聞いた。「インターネットの中で済ませてしまう人が増えたみたいですけど、そういう世の中になってきて、むしろボクはリアル世界からいろいろなことを吸収したい気持ちが強くなりましたね。」同感。
インターネットでしか表現できないことは確かにあるだろう。でもそれは現実の反映に過ぎない。元ネタをたどっていくと、結局は実生活の中で蓄積されていった知識や経験にその裏づけが突き当たるはず。ネットでの経験はどうあがいても誰かの孫引きに過ぎないからどこか重みに欠けるし、時間が経てばキレイに忘れてしまうことが多い。ワタシもネットをあれこれとやっているうちにいろいろ気が付いてきた。インターネットを”仮想世界”とはよく言ったものだと思う。全てがあるような気がするってことは、何にもないことに等しいのである。
「努めて散歩するんですよ」とイトイ編集長。街を歩けば棒にあたる(^^;。たまに街を飽きるまで歩きたくなるのは人間の本能に由来するものらしい。

店に戻って荷造り作業と昼飯。今日も発送荷物は山のように積み上がった。いつもお買い上げありがとうございます。

午後は昨日買って来た本の入力作業をコツコツと。途中、17時過ぎに五反田へ昨日入札しておいた荷物の引き取りに。うーむ、やっぱり本命は落札できずか・・・。まあ仕方ないか。(ウチでは)売れない値段で買ってもしょうがないから。
店に下ろすとさらに荷物は通路を塞いだ(^^;。「仕入れ過剰だぞ」ブスっとした顔でオヤジがつぶやく。全部売ってみせるからサ、とワタシ。

夕食後、ご注文のメールにお返事書き。データの入力作業を続けながら日記を書いたら今日も日付が変わってしまった。時間がいくらあっても足りない。

あ。雨。

■2003/10/10 (金) 市場をはしご

今日は愛書会目録の締切日。

朝から荷造り作業で忙しい。11時過ぎに郵便で目録からのご注文葉書と前金ご入金のお知らせが舞い込んでさらに忙しい。いつもお買い上げありがとうございます。母親にも手伝ってもらい、なんとか12時半に店を出て神保町へ向かう。

まずは入札。と思ったけど、昨日大量に落札した荷物が脳裏をかすめた。”押さえ気味にしよう”そう思った瞬間からスッと気持ちが抜けてしまった。眼に本が入ってこない。入札ってメンタルな部分ととても密接な関係があるんだな・・・。

「昼飯どう?」と誘っていただいたので、ご一緒する。普段牛丼が多いからちゃんとした昼飯はひさしぶりだな(^^;。偶然にも8年前にワタシが明古経営員になりたての頃、前日荷受けのあとによくお食事をご馳走になったお店だった。当時の明古会長さんは現理事長さん。もうあれから8年経つのか。お店はあの時のまま。我々は変わったな。

南部入札会の下見時間までまだ間があった。少し歩きたくなって錦橋を渡って皇居前へ出る。ローライ35を片手に歩きながらこの8年で何が変わったかをボーっと考えていた。
オヤジは8年前も今も変わらずこつこつと働いている。最近は店売りが悪くなってきたから、2ヶ月に1度の愛書会展に力の大部分を傾けている気がする。
8年前。ワタシは毎日市場へ通っていた。とにかく売れる本を知りたかった。何が売れる本なのだろう。どうしてお客様はこの本を欲しがるのか。そう考えながら市場に並んでいる本の背を見つめた。
失敗することが悔しい性格なので、入札の時に無理して高札を書かずに回数をこなすことで感覚をつかもうとした。もう少し失敗する勇気があればもっと早く自信が持てるようになったかもしれなかったけど、それも含めてワタシの性格だから仕方ない。
この8年のうちに本を取り巻く環境は変わった。景気も下に振れた。その一方でインターネットが普及し、今まで届かなかった方にまで情報を届けられるようになった。

状況は常に動いていく。8年前の自分に今の状況が予想できていただろうか。絶対に考えられなかったはずだ。あまりに先のことを考えると暗くなる。予想できないからだ。
今を前向きに生きるには、今日1日をどう過ごすか、今をどう生きるか。結局これしかないだろう。

気が付けば銀座まで歩いていた。東銀座駅から地下鉄に乗り、五反田へ向かった。

■2003/10/09 (木) 快晴の空

朝からいい天気。

目録からの受注も一段落という感じだし、今日は少しのんびりした気持ちで1日本の入力でもしよう、とゆっくり朝飯。
昼前に近所の警察署へ先月更新した免許を受け取りに行く。そのついでにホームページのアドレスを生活安全課へ提出する。公安委員会のホームページは年内に立ち上がる見込みとか。当店は晴れて「改正古物営業法登録店」となりました(^^)。

昼過ぎに店に戻るとMさんからtel。「今日の一新会に写真関係がカーゴ3台分出てるよ」おお。お知らせありがとうございます(^^)。ゆっくり昼飯の用意を始めていた女房を少し急かして昼飯。10分で食べて神保町目指して電車に飛び乗った。

開札開始間際の品物から入札していく。おお。結構いい本が出てますね(^^)。来た甲斐がありましたよ。まあでも、肝心な本ほど落札できないものだけどね・・・。一新会事業部長のFさんから「できれば毎週来てみてくださいよ。何かしら出ているものだから・・・」とお言葉を頂く。ワタシもできればそうしたいのですが・・・(^^;。
しばらくして開札が始まり、様子を見ていると結構量が落札できそうだった。知らせてくれたMさんにあとでクルマで取りに来ますから、と告げていったん帰路についた。

店に戻り、メールボックスを開けるとご入金がたくさん入っており、10個ほど荷造りして郵便局を往復。16時半を過ぎたころクルマで神保町へ向かう。国道1号は結構すいていた。夕暮れに東京タワー。刷毛でさっと書いたような絹雲が夕陽に照らされてオレンジ色に輝き、暮れゆく群青の空に映えた。
古書会館に到着して3階の会場へ入るとワタシの荷物が小山になっていた。ありゃ。買いすぎたかな(^^;?見るとやっぱり肝心な本が落ちてない。Mさんが居たので聞くとワタシの札の頭ひとつ上の下札で落札とか・・・。完敗だ(^^;。

19時少し前に店に到着。荷物を降ろすと再び店の通路半分が本で閉鎖されてしまった(^^;。まあしょうがないや。
夕食後、再び荷造り作業と受注メールへの返信書き。これに延々時間を取られ、日付が変わるころに明日締め切りの愛書会展の宛名ラベルを打ち出す作業を始める。25時前にプリンターはなんとかすべてを打ち出し終えた。

その後はあさって出品の神奈川大市会の荷物作りをして、今日の日記を書き始めたのは25時半。

もう寝ます。

■2003/10/08 (水) 今日も1日店で荷造り

朝は8時過ぎに起きる。今日も曇り空。

そういえば先週借りたままになっていた「バイオハザード」を朝飯のあと見る。女房は娘を幼稚園に送りに行っていて留守。一人で見た。
主演のジョヴォヴィッチさんは美人で強い女の役。他の人で知っている役者さんは出ていなかった。
・・・むむむ。ゲームが原作というのはこういう映画になるのかね。アクションも今ひとつだしホラーでもない。ゾンビになった人間は「単純に肉を欲しがる」らしいんだけど、だったら共食いするはずだし、設定を詰めきれていない印象。あるようなないようなストーリーはやっぱり深みが足りないし、途中からすっかり冷めてしまった(^^;。「トゥーム・レイダー」を見たときと似たような後味。

オヤジが開店作業をしていたので、昨日のカメラはどうなったか聞いてみた。「ああ。あれね、フィルムを入れ損ねていたみたい。それでエラーになっていたんだね。蓋をあけてちゃんと入れなおしたら壊れてなかったよ。」だそうな。確かにフィルムを入れそこなうというミスはワタシはしないからねぇ・・・(^^;。なんにしても無事で何より。

17時までみっちり荷造り作業。今日発送するべき荷物はすべて出し切れた。今日もだいぶ作ったなぁ。ついこの間買った巻きダンボールが明日にはなくなるのであわててネットで発注する。このタイミングを間違うと仕事にならないからタイヘンだ。

昨日今日と外に出たのは郵便局の往復のみ(^^;。生活が単調になっているなぁ。

夕食のとき、所さんの番組を見る。いつも楽しみにしているのだけど、今日は2時間スペシャル。残りは録画してもらい、食後は仕事の続き。

■2003/10/07 (火) 1日店で荷造り

朝起きて曇り空。

最近は晴れずに寒い。今日は雨が降りそうだ。

朝飯を食べながら昨日録画してもらった今回の月9を見る。司法試験に合格した人が経験する研修のお話。そういえば司法試験に受かったからってすぐに弁護士や裁判官になれるわけじゃないよな・・・。合格した後にはやっぱり勉強が待っている模様。課題課題の毎日。大変だ。
でも実際に起きる事件に則した法律の適用をあれこれ検討するわけだから、全くの机上だけで終わるお話ではない。相手は生身の人間だから、ね。それだけに興味深いし、面白く見ることが出来た。初回だからか出演者の方々のそれぞれの気合が入ってしまい、少々不自然な場面もちらほら見受けられた(^^;。オダギリジョーさんって演技を初めて見たけど、結構ウマイね。松雪サンはいかにもはまり役だ。

昨日から甘露通信の受注が始まっており、オークション出品荷物と日本の古本屋からのご入金も重なると発送待ち荷物が積み上がってしまった。店を開けずに表に張り紙。「ご用の方は呼び鈴をお願いします。甘露書房」
作業場でひたすら荷造り作業。

昼過ぎにオヤジから電話。「いま日光白根山の山頂だよ」と相変わらずはしゃいだ声だった。「でもカメラが動かなくてさ。どうしたらいいのかな。」おいおい、落として壊したんじゃないだろうな(^^;。「表示部分が3の反対が出て点滅してる。」それはEだからエラーってことだよ。参ったね、そんな風になったことがないからわかんないや。電池入れ替えてみた?「さっき新品に入れ替えたけど変わらない。」(^^;。お手上げ。電話を切った。ワタシのカメラなのになぁ。要修理かしら・・・。

女房は息子の授業参観・懇談会と娘のお迎えで時間のやりくりに忙しい。昼過ぎに小学校へ出掛け、14時前に幼稚園から娘を連れ戻し、5分と待たずに再び学校へ(^^;。ワタシより忙しそうだ。主婦業ってタイヘンだな。

荷造り作業の途中に何回か呼び鈴が鳴る。女房だったり息子が学校から帰ってくるところだったりしたけど、お客様も2回いらっしゃった。
お二人ともお買い上げいただいた。どうもありがとうございました。変則的な開店方法ですみません(^^;。

17時に今日発送分荷物を40通。3回に分けて郵便局まで運ぶ。最後にはさすがに汗だく(^^;。

戻ってきて開店。まるで赤ちょうちんのお店だな・・・。

■2003/10/06 (月) バスを食う

昨夜も遅くまで仕事があったため、朝は8時に起きるのがやっと。

女房も寝坊で7時半ころに起きたらしく、あわてて息子を起こしている様子が夢の中で遠くに聞こえた。
やっと起きて窓を開けると雨の降りそうな空だった。

今日発送できる荷物を整えた後、朝飯を食べながら先日録画しておいた「踊る大捜査線」の映画を見る。もう何度見たのかしら。いろいろな要素がいっぱい詰め込まれていたが、猟奇殺人に始まって団地が舞台のお遊び誘拐とお話は進んでいく。なんだか全く価値観が違う世界と社会がたまにクロスすると事件が起きてしまうみたい・・・と感想。日常のような顔をした非日常が常に背後で隠れている。

いつの間にか外は雨。今日から甘露通信の受注が始まり、ご注文を受けたそばから荷造りして発送する。データ入力用PCをワタシが占領してしまったため、女房にはオークション出品荷物の写真撮りをお願いする。息子はデジカメの操作法を知っているので、巻き込んで一緒にやったら?と女房に言ったら一緒に作業していたようだ。

忙しくしているうちにあっという間に17時が近づいた。最後にまとめて発送を済ませ、あとはオークションの入力作業をしようか、とデジカメの写真を開けると半分が手ぶれ写真だった・・・(^^;。やっぱり写真というのも向き不向きがあるようで・・・。

夕食は昨日ワタシが釣ってきたバスのから揚げとうどん。から揚げは牛乳に浸して臭みを抜いたからか、川魚っぽい臭みは全くなく、子どもたちにも好評で「もっと頂戴!」とおかわりをリクエストされるほど。「コレ昨日捌いたお魚だよ。おいしいよね」と女房。「へぇー」と息子。このお味、何へぇ?
おいしくて釣れるバス。難点は皮をはぐ作業が思ったよりもずっと面倒なこと。ほかに皮のはぎにくい魚って何だろう?その捌き方が本に載っていれば参考に出来るのだけど・・・。ってすっかり漁師気分(^^;。

夕食後は仕事仕事仕事。

■2003/10/05 (日) 亀山湖

約1ヶ月ぶりの亀山湖。

朝は3時半起き。今月から出船は6時。アクアラインのトンネルを抜けると東の空は見事な朝焼け。たった一人でこの風景を独り占めしているような贅沢を味わう。

到着は5:40。すでに駐車場はいっぱい。今日もトーナメント開催日。
早速釣り始めるものの、水温が低くなってきているのかアタリをなかなかもらえない。
9:15桟橋の向かって左側の島裏側でアタリ。バレットにかかった26cm。やっぱり岸際を攻めていてかかった。

お昼前。寒かったのでお湯を沸かし、コンビニで買って来たカップのコーヒーを淹れて飲む。ううむ、うまいな。すでにボウズも逃れていたから気持ちにも余裕がある。ちなみに10月に釣ったのは初めてだ。
先週芦ノ湖からメールをくれたTくんにバスメールを出す。あ。鯊(ハゼ)ってまだ釣れるんだっけ?行きたいね(^^)。

ついでにカップラーメンも食べて腹ごなししたあと、島の対岸にあるワンドの中で27cmがバレットにかかった。2匹目。いよいよ調子に乗ってきた、とばかり、岸際を徹底的に攻める。ところがあとは掛かりが浅かったか、バラシ2回(^^;。ちょいと残念。16:30納竿。

今期最終の亀山湖ということもあり、バスが釣れたら持ち帰って食べることにしていた。まだピンピンしているバスをビニールに入れて帰路につく。途中海ほたるでお土産を買って帰宅は18:30。

帰ってからバスを捌く。3枚おろしをワタシがやろうと思っていたんだけど「思ったほど臭くないね」と女房が乗り気で全部やってくれた。まるで解剖の時間。首をえらから先で切り離し、腹を切ると「意外と血が出ないね」と女房。内臓はこじんまりとまとまり、この間博物館で見た「大食漢」で「食物連鎖破壊の元凶」のバスに似合うようなデカイ内臓は見当たらなかった。皮には独特の泥臭さがあるので皮も剥ぐ。透き通るような白身がきれいでまるでスズキと同じような肉質。牛乳に浸して肉の臭みを取ることにした。
明日、ショウガ醤油をきかせてから揚げにして食べるつもり。以前一度食べたことがあるが非常においしかった記憶がある。
環境破壊防止とバス駆除の”名目”でバスを食べることを奨励してはいかがだろうか。→釣具メーカーの皆様。

夕食はおでん。何ヶ月ぶりかしら。スーパーで売っている美味い”安白ワイン”で乾杯(^^)。

夕食後は仕事。日付の変わるころ日記書きも終える。

■2003/10/04 (土) 1日店

今日は古書の日。言った者勝ち(^^)。

各地でイベントも開催されたそうで、何よりです。

ここ川崎ではウチの近所のミュージアムが森山大道さんの展覧会を開催中で、今日が森山氏が会場へ姿を現される日とあって期間中で一番入場者が多い日になったはず。そのお帰りと思われるお客様が結構いらっしゃった(と思う)。おかげ様で写真集の棚がガタガタに。いえ、ごらんになった方がたくさんというだけで売れたわけじゃありませんヨ(^^;。
展覧会を見た後だからここでも本を見る気持ちでいらしている様子。ここは本屋ですゼ。

午前中は発送作業。午後から本の入力。昨日買ってきた本の整理と、仕事は切れ間ない。昨日市場で買った本で珍しいのが手に入ったのだけど、値踏みしている間はきれいな保存状態だった本が、開札が終わって検品してみると函に痛みが入ってしまってた(^^;。もちろんその本目当てで入札した口だったから困ってしまった。事故の申請を組合に。オヤジと相談の上値引き額を決めた。
事故品は申請したあと、実際に相であることを証明するため当然組合の事務所に持参しなければならない。この期間その本はいじれないため、仕事にも支障が出る。困ったものだ(^^;。

昨夜HIDEさんから電話有。少し先の日曜日、明古アウトドア部(任意団体(^^;)で栗拾いにお出かけする計画があるらしい。いいですねぇ。もちろん行きたいです。んーと、確か予定は入っていなかったよな。と電話を切ってから女房に聞いてみる。あれ?カレンダーに○が付いているね。あ。そうか、区民祭か。区民祭では3年前から毎年女房が町会婦人部の奥様方と等々力緑地で盆踊りを踊ることになっていた。「別に行きたくて行ってる訳じゃないんだけど・・」と女房はいつも言う。でも頼まれるとなかなか断れないらしい。「特に盆踊りは参加者が少ないんだって」とか。うーん、女房は参加断念かな?
子供たちに聞いてみた。栗拾いのあとバーベキューもあるみたいだよ。「えー?でもおとうさんのおともだちでしょ?どうしようかなぁ・・・」と娘。「あ。この間のワンちゃんも来るんじゃない?」と女房。「え。じゃあいくー(^^)」(^^;。こんなかんじなんだけど、RTくん、大丈夫(^^;?
息子は相変わらず「えー、行くって言うなら行くけどサ」と煮え切らない。

行きたいの?どうなのさー。はっきりしないなぁ。

■2003/10/03 (金) 金曜、明古

金曜日。

早めに発送荷物を郵便局に出し、今日ご入金分の発送も済ませる。目録発送用の封筒作りを母親にお願いし、ワタシは明古へ出掛ける。

今日も特選市会か?と思えるほどのすごい品揃え。延べ勘のアナウンス。そりゃあそうだろうなぁ・・・。

ワタシが買えそうな荷物はどこだ?と4階会場から見ていく。うーむ、今日は少ないかも・・・。やはり後半の逸品に重心がガタっと傾いているんだろうな。
結果は4点落札のみ(^^;。欲しいと思った品物はことごとくやられた。やっぱりいい値段するよね。

ディパックと手提げに荷物満載で帰路に。途中シブヤでフィルムを現像に出す。ついでに、とDVのテープを買ったり、コピー用紙を買ったり。

店に戻ったのは19時前。市場へ行った日はあまり仕事にならず。それなら、と近所のビデオ屋へ行く。只券をもらっていたから「バイオ・ハザード」とYMOの「UC YMO」を借りる。YMOはいまどきコピーガード仕様じゃなかったのでPCでコピーする。盤面に全く傷がなく、歌詞カードも新品まっさら(^^;。どうやらワタシが最初に借りたらしい。そんなに人気ないのかな・・・。

帰り際、薬屋でブルーベリー粒を買う。最近眼が疲れ気味で・・・(^^;。

■2003/10/02 (木) 今日もまたまた1日店

朝起きて晴れ。昨日ほど晴れていない。ワタシの布団を干す。

先週大市で買った本が少しずつ崩れてきた。店の半分の棚が隠れていたのだけど、やっと見えてくるようになる。もっとも、見に来ていただけるお客様はいらっしゃらないのだけれども・・・(^^;。

女房は午前中から引き続き本の入力作業。ワタシはオークション出品作業。オヤジは先日仕入れた本の整理と愛書会目録の仕上げ。そういえばもうすぐ締め切りだ。

普段梱包に使っている巻きダンボールをネットで発注するタイミングが少し遅れ、今日発送分ですでに足りなくなってしまった(^^;。仕方なく、プチプチを使って梱包する。どうも頼りないかんじがしてプチプチは好きじゃないんだけど、硬い本ならむしろフィットする感覚でヨサゲ。
今日もお買い上げありがとうございます。

午後になってすぐ、マウスが断線(^^;。使えなくなってしまった。仕方なく近所の電器屋へ走る。あれこれあるけど、線の細いのはまた切れそうで敬遠した。こちとらヘビーユーザーだからねぇ(^^;。線の太いのはボディも少しでかくてちょっと・・・。で、眼に付いたのがワイヤレス仕様のマウス。銀色に塗装された丸い筐体に惹かれた。お値段は少々高めだったけど、思い切って買う。なあに、どうせ店の経費だ。

店に戻り、早速PCにつなぐ。もはやデバイス用のCDは付いていなかった。XPならすでに組み込み済みで問題ないのだろう。電池をマウスの方に入れ、受信体をUSBに差し込む。しばらくして動いた。ホッとした。あまりにビュンビュン動きすぎるので、マウスの設定を遅く直した。

お茶の時間に女房と一緒に「マイノリティ・リポート」をもう一度見始める。二度目でもなかなか面白い。結末まで向かう伏線がいろいろと仕掛けてあった。なるほどなるほど。
舞台は近未来。技術が発達して世の中を揺るがすようなシステムが構築されても、物語はやはり親子関係という普遍的なお話に収束していく。それはやはり、スピルバーグらしさといえるのだろうなぁ。

オークション出品手数料無料なのをいいことに、深夜まで出品仕事を続ける。

■2003/10/01 (水) 今日もまた1日店

朝から晴れ。今日は女房の布団を干す。

第一水曜日の今日は粗大ゴミの日。先日ゴミとなってしまった扇風機を出した。後継機の値段が1600円では捨てられた先代の立場もない(^^;。

朝からあわただしい。昨日オークションで落札いただいた分のご入金が次々あったためだ。朝飯前に一通り終えて、食べ終わってPCを開くとまたご入金のお知らせが。いつもありがとうございます。
開店作業はオヤジに任せ、ワタシはそのまま作業を続行する。いつの間にか郵便局から入金のお知らせも入り、荷造り仕事はさらに忙しさを増した。

女房があきれながら言う。「今日はワタシ仕事できるの?」ごめんね、終わるまで待って(^^;。
作業は昼飯後まで続いた。

やっと一段落して女房にPCを渡す。今日はオークション出品ではなく、いつものデータ入力作業。データ入力って書名、著者、出版社、値段、と情報を細切れに当てはめて行くだけだから、文章力を必要としない。そのためか、ちゃんと文章で説明しなくてはならないオークションの入力は精神的にかなり面倒くさいらしい。実際の完成データを見ると文章が妙にぶっきらぼうだ(^^;。

やはり向き不向きがあるのかな・・・。ワタシは日記を書くのに1日1000字の制限字数では足りない日ばっかりだというのに。
下手の横好きの最たるもの(^^;。でも人が見るWEB日記が1行じゃしょうがないから、下手でも書くのが好きでよかった。

オヤジと母親は昨日の休みで山梨の山奥へ出かけたらしい。ゴツゴツした岩ばかりの山頂を極め、快晴の空のもとで360度パノラマを満喫してきたのだそうだ。そのお釣りで今日は腿がひどい筋肉痛とか(^^;。元気なのはいいけど何事もほどほどに、ネ。
ワタシが貸したMZ-5は山頂でも大活躍したそうな。どうやらそのままオヤジのカメラになってしまいそう(^^;。ま。ワタシにはLXがあるからそれはそれでいいけれど。
お昼ごろにお客様がご来店。オヤジと母親が山登り好きなことを知って、本をプレゼントしていただいたという。その方の専門もやっぱり蝶。生態にお詳しく、以前は平地にも普通に居たオオムラサキが生活の場を追われていった様子をコト細かく話していただいたとか。
ワタシはそのとき荷造り作業に没頭していたから、全部あとで聞いた話(^^;。

夕食後もメール書き。「TOKYO SUBURBIA」ホンマタカシ写真集、売れる。

2003年09月 < > 20003年11月

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