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最近になって一眼レフに興味が移っている。ごろごろして大きい、とか、ファインダーを覗いてもピントの山が掴みにくい、とか、あれこれと持ち出さない理由を考えていたが、いざ持ち出してみれば撮影はすこぶる快調なのだった。特にこのLXはAEなので露出はカメラ任せ。あとはピントを合わせたらシャッターを切れる。35mmや40mmレンズを付けてしまえばそれほど神経質にピントを合わせなくてもちゃんと合っている。要はシャッターを切りやすいかどうかがいいカメラか相でないカメラかの分かれ目になるのではないかと思う。
おなじペンタックスのMZ−5は小型軽量で操作もダイヤル式。直感的に操れるいいAFカメラだったが欠点があった。AFでピントが合わないとシャッターが切れなかったのだ。大体でいいよ、今切れてくれなきゃしょうがないんだよ、というタイミングでも、カメラは「いえ、まだピントが合ってませんからダメです」と頑なだった。そのくせフォーカスを行ったり来たりしていつまでも悩んでいる。なるほどAFは未だ発展途上なんだな、と一人合点したものだ。
LXからワインダーを外したらとても軽快なカメラとなり、40mmレンズを付けたくなった。ペンタックスのパンケーキレンズとして有名なこの40mmはもちろん現在は製造されていない。同じペンタックスの43mmレンズ用のフードをつけるとなかなかカッコよい。
パンケーキレンズは少し前にはニコンからもFM3Aと一緒に出ていたし、もう少し前にはリコーからも単体で発売されていたが、当時は思うようには売れなかったようだ。現在はどちらも新品では手に入らなくなった。そうなると俄然欲しくなるのがカメラファンらしく、中古市場にもなかなか出現しないレンズとなっている。ファン心理は複雑だ。
あれよあれよの間にカメラはデジカメへとなだれを打って移行を続けている。売れるから仕方ない。売れないから仕方ない。そんな声が聞こえてきそうだが、銀塩、MFカメラの方が優れていることだって沢山あるのにな、と一人つぶやいてみる。今度は”フィルム”が市場から消えていくことになりそうで、10年後が恐ろしい。
2006年3月5日記 |