甘露通信在庫目録 | オークションブース | KANROKANRO | AmazonKANRO | 甘露日記(BLOG)

大雨の中で

HOME > KANROKANRO > BASS > 2001年5月

 実は5月5日にも亀山湖へ一人で釣行していた。ぽかぽかと暖かく、水温もしっかりしていて釣れない状況ではないと思ったが、スポーニングの時期と重なっていたのだろう。ルアーを見ると魚は逃げていた。結局ノーバイトのまま一日が過ぎていた。

 5月27日早朝(というか深夜)1:50に起床。3週間ぶりの釣行日である。5月から7月までは朝5時からの出船である。そのため、逆算するとこの時間に起きる必要がでるのだ。

 あれこれと釣具を準備し、出発は3時少し前。先週釣行したHIDEさんから色々と情報を仕入れておいた。「減水はさらに進んで5m減。ブッシュのなかに小さいのがいて、その下に大きいのがいる。先に小さいワームで小さいのに食わせて、そのもがく様子を見て大きいのがガバって出るから。」小さいワームを中心に追加しておいた。

 羽田から首都高。湾岸から東関東、京葉道、館山道。市原でトイレ、姉崎袖ヶ浦で高速を降りて一般道。410号線久留里街道を走っているうちに夜が明けた。到着は4時半。

 たしか天気予報では午前中が雨だったはず。・・・降りそうにないな。でもイイ感じに曇っている。釣りの場合、快晴は魚の活性が落ちるので最悪だ。風は釣りにならない。静かなシトシト雨くらいが人払いもできて最高である。今日はそういう感じに雨が降ればイイな、早く雨降れ♪と思っていた。

 5時出船。水位は一時5m減まで行ったらしいが、先日来の雨で3m回復。更に増えつつあった。増水傾向というのはありがたい。岸際にバスが集まりやすくなっているはずだ。いつもの島裏から始めた。ヘラ師のおじさまがエッチラオッチラとオールを漕いで進んでくる。対岸の立ち木の中にボートを据え付けてしまった。ううむ、あそこはたしか4月にM井くんが45cmを釣った場所じゃないか。どうせ釣れないだろうに邪魔だなぁ(^^;。

 HIDEさんにアドバイスもらったとおり、ブッシュの中を攻める。ただし、センコーのノーシンカーで。増水傾向という面を考えてのことだ。すると、しばらくしてヒットした。

 5:15 29cm センコーノーシンカー

 色はスモーク。最近のお気に入りである。

 そのあともブッシュを中心に攻めるが反応がない。場所を変えて笹川から公園前あたりにボートを進めた。笹川の入り口では同じ松下ボートの連中が「どけ!」「邪魔だ!」とケンカになっていた。ひとりはトーナメンター風のカッコいい人。どうやらでかバス専門に狙っているらしい。もう一方はふたり乗りで、ワタシと同じいかにも日曜バサーといった風情。結局日曜バサーはその場を離れたが、トーナメンター風の人はいつまでもその場をキープしていた。釣れたのだろうか?

 そんな状況を横目に見ながら一匹釣り上げた。

 6:30 26cm バークレーパワーフライ

 色はウォーターメロンレッドグリッター。ノーシンカーだとセンコーと違ってかなりゆっくりとフォールしていく。

 7:00 31cm バークレーパワーフライ

 ほとんど同じ場所で、同じ仕掛けでもう一匹。やっと30cm以上を釣り上げた。

 本格的シーズン真っ最中なので、ボートは多めだった。雨が降りゃ少しは人が減るだろうに、早く降らないかな、とその後アタリが止まったのでそう思った。松下方面や島裏方面をもう一度まわった。

 10時過ぎ。あれこれをまわって結局ダメだった頃にポツポツと降り出した。シメタ!雨具を持ってきていない奴らが大勢いたはずだ。近くにいたボート2艘が橋の下に急遽避難している。これでプレッシャーががた落ちするぞ、もっと降れ降れ!と思った。ワタシの想いに呼応するように雨脚はどんどん強くなっていった。
 次第に雨粒が大きくなっていく。湖面は雨粒で叩かれ、ザーザーと悲鳴をあげていた。投げたルアーを確認できないくらい激しい雨。いつしか土砂降りの中にいた。

 足元を見て驚いた。ボートの中に水が溜まっている。風にあおられて揺れるとボートの中で波を立てた。そして朝出掛けにコンビニで買ったおにぎりがぷかぷか浮いている。しまった!楽しみに取っておいたタラコだ!先に食べておけばよかった(^^;。後悔先に立たず。おにぎりだけではない。ルアーボックスもワームケースも波とともに揺れていた。

 釣りどころではなくなった。この調子で降り続けばカチカチ山の泥舟よろしく沈んでしまう。さっき飲み終わった聞茶のペット缶でコポコポと500mlづつ汲み出し始めるが間に合いそうにない。ハサミでもあればジョキジョキと缶を切ってコップにするのだが、それも出来ない。仕方なくワームの入っているケースをあけて大急ぎで汲み出した。ケースから出された色とりどりのセンコーの群が波に揺れた。水をほとんど汲み出した頃、雨はやっと小降りとなった。11時だった。

 しばらく毒気を抜かれたようにボーゼンとした。何やってんだろうな、とも思った。でも、そんな状況を楽しむ気持ちにもなれた。多分その時点でボウズじゃなかったからだろう。ビショビショになったカッパの袖口から湯気が立ち上っている。吐く息も白くなり、気温が少し下がったようだった。

 13:30 38cm ゲーリー3インチグラブ

 大雨で気持ちがリセットされたのだろう。釣れなくなるんじゃないかと思い、ワームをダウンサイズさせたら島裏のブッシュで38cmが釣れた。色はウォーターメロンペッパー。フックはマス針使用。本日最大である。

 その後に釣れた3匹を列挙する。

 15:20 19cm ゲーリー3インチグラブ

 15:50 ギル19cm ゲーリー3インチグラブ

 16:10 23cm イモグラブ

 小さいワーム作戦はそれなりに結果を出した。38cmが3インチグラブで釣れたことから見ても正解だったと思う。しかしその一方で、19cmやギルもかかってしまったので、最後はせめてイモグラブに大きさを上げることにした。ゴミの上に乗っけてズルズルひいてポトンと落とす。最後はこれを繰り返した。

 大雨で最悪と思いきや、38cmを釣り上げることも出来、楽しめた。結局釣りは魚が主役。いくら釣り気でも魚が食べてくれなきゃしょうがない。ゴールデンウィークころのパターンはワタシには向いていないのだと思うしかないだろう。

2001年5月29日記


 

| メールマガジン | MAP  MAIL | サイトマップ | 古書 買い取り | 荒木経惟ページ | カメラ | Twitter |

Copyright 1998- 2010 Kanroshobo All Rights Reserved.