ボーズ知らず

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 いよいよ9月に入った。秋近しとはならず、まだまだ暑い日は続いている。亀山湖は依然として夏パターンが続いているはずである。先日来の大雨で少しは増水したかな?と期待をしつつ、9月10日(日)の早朝(というか深夜)2時に起き出し、3時には出発した。夜中だけに少し涼しくなっている。空を見上げると星が輝いていた。今日も暑くなるだろうなぁ・・・。

 前回、サワムラのバレット、バークレイのトーナメントクロウラーが当たったので、この日の釣行に備えて補充しようと考ていた。しかし、あちこちのバスショップへ日参したが、なかなか見つからない。特にバレットのほうは何処へ行っても見当たらず、サワムラというメーカーごと扱っていないショップもあった。 こればかりは仕方ない。持っている似たワームで対応していくしかないだろうとあきらめたのだった。

 今日はHIDEさんも来る予定だ。金曜日まで「7割の確率で行ける」と言っていた。「行けたら電話するね」ということだったが、そういえば電話がなかったなぁ。今日は用事ができて中止になってしまったかな?
 車が久留里を過ぎた頃、道が濡れていることに気が付いた。夜間に局地的大雨でも降ったのだろうか。そういえば山間に入って霧が出てきたようだ。ワイパーを回し始める。もし小雨が降り続くようならばバス釣りには最高のコンディションなのだが・・・。
 まだ真っ暗な4:50によりともボート着。駐車場は半分くらいの入り。空が曇っているからか、なかなか明るくなってこない。東の空の薄明がはっきりしてきたのは5時を過ぎた頃だった。すでに空は青く、絹雲がたなびいている。暑くなりそうだ。 湖水の状況を暗がりで見ると、満水か?と思わせるほど増えていた。やはり先日来の雨が利いたのだ。期待できそうである。

 明るくなり、いざボートに乗り込むと、満水時より1m減というところか。それでも最悪状態だった前回よりも大幅に増えているだけ状態は良い。なぜ水の量にこだわるかというと、増水時には岸近くの浅いところへバスが集まってくるという習性があるからなのだ。7月の爆釣パターンである「満水時のヘビーカバー」が有効になり、バスの位置を探し歩く手間が省け、釣りやすくなるはずなのだ。
 しかし、実際にはヘビーカバーが多数出るというには少し水が足りない。スキッピングでなければ入っていかないほどのカバーはほとんどなく、時間とともに攻められてスレていくことは避けられそうもなかった。

 最初はやはり島周りを攻める。ここは実績が高く、今日一日を占うには最適の場所なのだ。前回まで干上がって草が生えていた丘は水没してブレイクを形成していた。それを横目にいつもの立ち木付近へ舟を進める。ショップを探して歩いてとうとう見つからなかったサワムラのバレットはたった3本しか残っていない。しかし、それで使い渋るのでは意味がない。最初からどしどし使っていくことに決めた。立ち木そばの竹が倒れているところへサワムラのバレットをノーシンカーで滑り込ませた瞬間、ヒットした。

 本日一投目に反応した27cm。5:36

 まさに本日一投目である。しかし、取り込もうと挌闘している最中に大事なバレットがちぎれてポチャンと水面下に沈んでいった。ああ、もったいない。(^^;
 これは思った以上に状態が良さそうだ。この調子でがんがん行こう!

 ぱっと写真に撮ってすかさず次を投げ込む。すると、またヒット。今度は小刻みな魚信が伝わってくる。ギルだな?と思っていたら、やっぱりギルだった。

 本日2投目に反応したギル22cm。5:40

 外道代表格のギルだが、これくらい大きいと釣っても面白いと思う。

 すごい活性の高さだ。朝一でしかも一投目からこんなに連続して釣れたことなんていままで一度もない。これならば数釣りの新記録も狙えそうだ、などと考えながら釣っていると、ラインがするするするっと引っ張り込まれた。合わせをくれてやるとびびびびっと抵抗感が大きい。これは引きが強い。ンン、ん、ん、強い強い!なかなか寄ってこようとしない。こりゃもしやでかバスでは?40オーバーの期待を持った瞬間、ふっとロッドが軽くなった。あれェっ?なに何?一体何が起きたのか?・・・ラインが切れたのだった・・・。うううううう、そんなぁ。切れてしまったのかよぉ・・・。
 ラインはメガバスの伊東氏も愛用しているという”よつあみ”のニトロンスピニング5ポンド。フロロよりもしなやかで扱いやすく、安いため常用している。バスの口で切れたのかなぁ。結局はわからず。
 40アップの顔を拝める寸前といったタイミングだった。あとあとまでツキのなさを引っぱらなければ良いが・・・。ちなみにこのときもバレットのノーシンカーだった。

 その後、なんでもないところでつまらない根がかりをし、バレットの在庫はなくなってしまった。なくなったものは仕方ない。バークレイのトーナメントクロウラーに切り替えて釣りを続行するが、ショックが大きかったのか、どうも緊張感が続かない。実際にあたりもない。1号橋の下あたりで見えギルが沈んでいくバークレイを追っかけていって食った。

 臭いのが好きなギル17cm。8:20

 よくあんなおちょぼ口が4インチもあるバークレイを食いに行ったものだ。フックは完全に上くちびるを貫通していた。しかし、これで完全にツキがなくなり、その後はあたりが全くなくなった。ああ、バレットさえあれば・・・。そんなことばかり考えた。

 その後もバークレイをノーシンカーで投げ込み続けたが、ここ2,3回、減水した状態での釣りに慣れてしまったのか、今考えてみるにバスのいるタナまでワームが落ちていかないうちに引きあげてしまうことが多かったのかもしれない。スローシンキングはいいのだが、どこかせっかちになってしまっていた気がする。バイトはゼロ。昼が近づいてきて、12時をまわった。笹川の入り口付近まで行くことは行ったが、成果もなくまた島周りへ帰ってくる。1号橋下付近のなんでもない場所で投げたカットテールのノーシンカーにあたりがあった。

 橋下のなんでもない場所の27cm。12:15

 岸から少し離れているブレイクにでも隠れていたのだろう。このカットテールは1年寝かせた古漬けワームであり、買った当時ついていたウォーターメロン色はすっかり脱色していた。

 このカットテールで釣果を得たことがヒントになった。増水してフォールする距離が増えた分、比重の高いセンコーを中心にしてみよう、と。しかし、ワタシとセンコーは相性が悪く、この2年間、雑誌での非常に高い評価とは裏腹に、成績ゼロを記録していた。ワタシにとってセンコーは釣れないワームだったのだ。ワームケースの肥やしになっていたセンコーを試して量を減らすか・・・、という消極的な理由だったが、ともかくスゴイフックに付け替え、投げ始めた。

 しかし、やはりあたりがない。時間がどんどん過ぎていく。今回は昼寝をするまで眠くはなかったが、ノーシンカーの釣りはあたりがなければ続けることは難しい。しかし、あたりのないまま、しつこくセンコーのファストシンキングを試しつづけた。バレットがあればなぁ、と思いつつ。

 行くところがなくなり、よりとも桟橋のすぐ横のいつもの場所へ帰ってきた。考えあぐねると私はここへもどってくることが多い。4インチセンコーのプロブルーを投げ込んでいると、立ち木の中でヒットした。立ち木に絡まってしまってはうまく取り込めない。それを防ぐために慎重にやりとりした。

 本日最大32cm。15:10

 32cmの引きはそれなりに強いものの、ラインが切れてしまいそうだ、というほどではない。枝に絡まないようにバスを立ち木群から慎重に大場所へ誘導してから取り込むと、4インチセンコーを丸呑みしていたのだった。

 センコーで釣れた。初センコーである。これで苦手意識はなくなった。実際に丸呑みしてしまうほどセンコーのフリーフォールにはスレていないようだ。安心して使っていくことにした。そのまま2号橋を笹川方面にゆっくりと丹念に流していくと、4インチスリムセンコーにヒットした。それは、26,7cmのバスだったのだが、取り込もうと水面から引き上げた瞬間にフックから外れてそのままポチャンとオートリリースしてしまった。これって釣れたことにならないのだろうか・・・。(^^;あークヤシー。
 なんにしてもセンコーで釣れる事がこれで確実になった。よくよく考えればカットテールよりも早く沈んでいくだけ扱いやすいのだ。スリムセンコーはカットテールと4インチセンコーの中間といった存在感で、これが一番使いやすいようだ。

 HIDEさんから16:30頃TELがあり、「12時過ぎに行けないことをケータイじゃなくてパソコンのほうのアドレスにメールしちゃった・・・」とのこと。あ。なるほど。それは読めません。だってその時間は寝てましたから・・・(^^;。うーん、亀山の状態が良いだけに残念でしたですねェ。今までの釣果をお知らせして電話を切った。

 さて、終わりに近づいた。16:50にはポイントから離脱して桟橋へ向かうことに決めていた。あと5分である。テキトーに流しながらもセンコーがフォールしてラインを引っぱっていく動きには目を光らせた。あたりもなく、そのままあと1分前。これで今日は最後!と立ち木そばに投げたらあたった!

 最後の一投に28cm。16:50

 まさに最後の最後と決めて投げたセンコーがバスを連れてきた。昼間の間は苦戦したが、最初の一投で釣果を取り、惜しいバラシを経験し、最後の一投で運良く締める事が出来た。こういう日はやはり気分が良いものだ。「増水時にはセンコーのフォール」これが今日のキメの一言である。今年の亀山は調子が良いようで、釣りが楽しい。次回は10月に訪れようと考えているため、夏の亀山は今回が最後となった。いよいよ去年釣果のない秋パターン突入である。腕が鳴るわい!

2000年9月11日記