『関ヶ原』


映画館のタダ券があった。

期限までおよそ1週間。今日行っておいたほうがいいんじゃない?ということで、晴れていたのに川崎のチネチッタへ行くことにした。12時過ぎからの回だったので二人で少し早めに出かけた。

とりあえず映画館。ガラガラだった。チケット売り場で席取り完了してからコンビニへ行って昼飯を買う。と言っても、胃の調子を考えてたまごサンドに飲むヨーグルトだけにしておいた。ちょうど始まった入り口の噴水アトラクションを眺めながら食べた。

で、今日観たのは原田眞人監督『関ヶ原』。冒頭は”予告”的に関ヶ原前日の風景を映しだすも、物語は石田三成が近江の寺で秀吉に見いだされる場面から始まる。滝藤賢一さん演じる尾張言葉まるだしの秀吉の存在感はなかなかよかった。その先を期待したが、時局が関ヶ原へと収斂していく様子が実にわかりにくい(^^;。日本史の予備知識なくこの映画を観ただけではどうして徳川家康と石田三成が対立するのかわからないだろうし、なぜ家康が豊臣恩顧の大名まで引き入れて東軍の総大将として戦えたのか、もわからないはず。なぜなら、まったくそういうことを描いてないから(^^;。秀頼と淀君もほとんど登場しない。

最初の場面から司馬遼太郎の本文を引用した”語り”が入るので、さすがに背景がわかりにくい題材だけに適宜入れて物語の補強をするのかな、と観ていたが、事態がわかりにくくなる物語中盤から全く入らなくなった。いくらなんでも関ヶ原のきっかけとなる上杉討伐のために家康が挙兵して会津へ向かう場面は入るだろう、と思ったがそれもない。
その分だけ入れたのは有村架純さんの演じる伊賀者たちの存在。なるほど、合戦の裏で行われていた”情報戦”は彼らの存在があったればこそ。と興味深かったが、かわりに主なストーリーが削られてしまった。ほか、役者のセリフが早口でよく聞き取れないところがけっこうあった。役所広司さんの演じる家康の滑舌が一番よかった。
全体の”絵”はとてもよかった。合戦の場面もお金がかかってる。戦国モノの時代小説を読む時のイメージ補強になるんじゃないかしら。岡田准一さんの所作は馬さばきも含めて美しかった。

観終わってから京急川崎駅へ移動。そこから空港線に乗って穴守稲荷駅下車。羽田界隈を散歩した。5年くらい前に一度来たことがあったが、それ以来。駅前の様子は覚えていたけど、どこを歩いたか忘れていた。が鴎稲荷神社に見覚えがあった。途中は忘れていたけど、結局おなじルートを歩いていたのかもしれない。赤レンガ堤防の道を経て多摩川沿いの道に出ると、沖に出ていた釣り船が一斉に戻ってくる時間だった。船を係留する船宿の桟橋がズラリ。釣れたのかな。遠く多摩川河口の先には羽田空港D滑走路があり、ジェット機が次々と離陸していくところが見える。思ったほど音は聞こえない。護岸のところには釣り人がたくさん。釣れたのかな。ま。釣れているんだろう。そうじゃなきゃこんなに人がいるわけない。時期的にハゼが爆釣のはず。エサはアオイソメ。

弁天橋を渡って赤い鳥居。いろいろと物語のある鳥居らしいが、今はただ紅い夕日を浴びていた。
天空橋の上から海老取川を眺め、遠くモノレールが一気に地下へ滑り降りる様子を観てから京急に乗って帰ってきた。

7331歩 4.39km 71分 349.5kcal 9.2g

ILCE-7II SUMMICRON35mmF2

2017-10-08 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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