『メアリと魔女の花』


晴れ。朝から暑い。

午前中いっぱい仕事をしてから二人で出かけた。「外に出るのは危険」と天気予報で言ってたので、今日はおとなしく映画を観ることにした。ちょうどチネチッタのスタンプが貯まって無料で観られる♪
米林宏昌監督『メアリと魔女の花』を観ることにした。アリエッティは観たけど、マーニーは観てない。それくらいの距離感で。
チケットを買ってから上映まで2時間くらいあったため、アゼリアの食堂街で昼飯にしよう、となった。各店夏メニューで集客している。最後に見たカレーうどんのお店に入った。ワタシはシーフードカレーうどん(冷)、女房はちくわ天と味玉天の冷うどん。シーフードカレーうどんはトマトが効いてておいしかった。ちくわ天の方も少し食べさせてもらったけど、ちゃんとうどんの太さとか変えてあった。どちらもおいしかった。

映画館に戻ると館内は結構混雑。三連休ってこともあるだろうけど、やっぱり外出危険とまでいわれちゃ映画ってことになったんだろうな・・・。入場してから売店でカップのアイスとアイスモナカが売ってたので買って席で食べた。おいしい。全部食べ終わった頃に館内が暗くなった。
で、映画。うーん。まいったねぇ。わざわざ書き留めるようなストーリーではなかった。「魔法」「ほうき」「黒猫」「魔女の花」そういった小道具をきっかけに過去の宮崎駿監督作品の「名場面」と云われるシーンをリメイクして並べたって感じの映画だった(「バルス」まであるんだよ)。絵からはキラキラ、ニュルニュル、ベトベト、空飛ぶ疾走感、そういう細かな表現はしっかり伝わってくるから、技術は最高峰で間違いない。素晴らしい。
なのに、作品から出るはずのオーラがまったくない。観てて感情が動かない。この感覚、「ゲド戦記」を観てて感じたことに酷似している。メインイメージの「ほうきにまたがって黒猫と一緒に空を飛ぶ女の子」って文字で書けばはっきりする。聞いた人ほぼ全員が「魔女の宅急便」を想像すると思うよ。だからさ、これってホントは”やっちゃいけないこと”のはずなんだよね。
宮崎監督はたしかに自分の描きたかった世界を描いていたんだな、って思う。監督自身が作家だったから、アニメは自分の描きたいものを発表するための手段だった。出来上がった作品が観客にとって面白いかどうか、はおそらく別問題。作家ってそういう人しかなれない。
宮崎監督が映画制作中に鬼のような形相でスタッフを叱責していた場面をTVかなにかで見たことあるが、自分の思う通りの絵を描くまで作画スタッフを動かそうとしていた印象だった。それだけ他の人には想像できないような”何か”が描きたい主題として監督の中にあったということだ。米林監督は宮崎監督に鍛えられて絵を動かす技術(手段)の最高峰のものを身に付けた。それは今日の映画を観てもよくわかる。かつてのジブリ映画で観た「おっ!」と思った場面はきっとことごとく米林監督が描いていたんだな、ってことが想像できた。
でも、その最高の技術を使って描きたい世界を米林監督自身は持っているのだろうか。作家として自分が描きたい世界観はあるのかってことね。
8876歩 5.32km 87分 427.2kcal 10.8g

ILCE-7II HELIAR40mmF2.8

2017-07-16 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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