交換会へ

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くもり空。時折晴れ間も。

梅雨も本格的になっていい時期だが、関東地方はパラパラ程度しか降る日がない。降水量相当足りないのでは。

朝飯を食べて仕事開始。荷造り作業を鋭意。いつもお買上げありがとうございます。今日は交換会へ向かう。
車中では筒井康隆全集で「筒井順慶」を読んでいる。読了。長編とわざわざ書いてあるが、それほどでもない。途中、著者がつまらなくなることを恐れて資料から引用している箇所を端折っているところが随所に見受けられる。著者自身で書いているが、歴史小説の場合には人物像がありありと浮かんでこないと書きようがない、ってところがあるらしい。まあ、実在の人物だしなぁ。その子孫(作中で登場する)としてはいい加減なことを書かれたらたまらないだろうし。
「歴史」を端折った分だけ創作で間を埋めなきゃならない。そこで著者自身が登場して「筒井順慶」という小説を書く話にしてあった。メタな感じなんだけど、出てくるのはご本人。取材して作品を書く間に起こるドタバタを描いている。が、それはさすがにフィクションだろうね。
信長を本能寺で討った明智光秀と、中国大返しの羽柴秀吉が京都・山崎で激突。それを洞ヶ峠から見下ろしてどちらに味方するか日和見を決め込んでいたとされる筒井順慶。「日和見順慶」などと呼ばれていたが、それも含めて小説に書くのかどうか。
作中数少ない歴史小説の記述として、著者は筒井順慶がその時洞ヶ峠には居なかったと書いている。「日和見順慶」とは山崎の合戦中居城に籠もっていた順慶の態度を快しとしなかった秀吉が後にばらまいた話だ、と断言する。なるほどねー。勝者が歴史を書くとはこのこと。
最後にはとうとう著者のなかで順慶像が固まったと言った時にひょっこり順慶その人が著者の家にたずねて来る。ウィスキーを一緒に飲みながら歓談する場面まである(^^;。順慶は「日和見」と言われようが別に気にした様子もなく一国一城の主らしく鷹揚に構えていた。ただ、こういう描写って通常の歴史小説ではあり得ない。このあたりがSF風ってことにしているみたいだ。おもしろいねぇ。「長編」に感じなかったのは途中にダレ場が一切なかったからかもな。

神保町。古書会館。入札をしてから昼飯を食べ、新御茶ノ水駅から千代田線で今日も「明治神宮前(原宿)」駅へ。代々木第一体育館から公園通りを歩いて渋谷駅。アキバまでの散歩にも飽きてきたので(^^;。渋谷って公園通りは人通りが少ないのだが、ハチ公前の交差点だけワチャっと人が集中して歩いている。あれだけの人は一体どこへ向かって歩いていくんだろう・・・。きっと交差点をただ往復しているに違いない。
7369歩 4.42km 66分 374.5kcal 9.7g

Rollei35 Tessar40mmF3.5

2017-06-29 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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