『ひるね姫』


今日の天気予報が雨だったので、昨日のうちに映画の予約をしておいた。
仕事を一通りしてから出かけた。娘も一緒に行けるよ、ということだったので、3人で。『ひるね姫』だ。

神山健治監督作品なので、面白いことは間違いないだろう。でも、ひるね姫ってタイトルはなに?って思っていた。映画が始まると、現実と夢の中の出来事が交互に描かれる。随分と凝った構成だなぁ、と思いながら、ストーリーをちゃんと追えるかなぁ、と心配になりながら見続けた。
瀬戸内海を臨むいい風景。主人公は自動車整備工場を営む父と二人暮らしの女子高生。時は2020年。まもなく東京オリンピックが開催されるころ。劇中のTVからは開会式で披露されるセレモニーの予定が漏れ聞こえる。「自動運転車での入場」云々。
日々の暮らしはのんびり。父親は車の修理を施してもその代金を”野菜”で支払ってもらったりしている。ただ、何気なく描いているが、その修理内容が自動運転車への改造だった(!)。なるほど、オリンピックの開会式でやるくらいだから2020年までにはすでに自動運転車の技術が確立されている、って設定なのね・・・。と、思っていたが、どうやらそういうわけでもなさそうだった。ならどうして大手でもない田舎の自動車整備工場で自動運転技術が実現しているのか。
夢の中の主人公。ある自動車王国の姫君で、彼女は魔法使いだった。手に持つタブレットに書き込むとそれが現実になった。父親からもらったぬいぐるみを動くように魔法をかける。そのぬいぐるみは彼女の相棒になった。日々工場で生産されて増え続ける車。日常的に交通渋滞が発生して社会問題化していたが、その解決はできないようだった。
この、主人公をとりまく現実と夢の世界が絶妙にシンクロしながら話は進んでいく。
あとはネタバレになりそうなので詳しくは書かないけど、夢の中の主人公が魔法使いという設定と、自動運転技術は実用化されているのかどうなのか、そして、主人公の母親の存在がこの物語のキモになっている。
クライマックスシーン。夢の中で出現する”鬼”との闘いと現実とのシンクロに多少の飛躍はあったけど、”夢の中の闘い”が”夢の実現をめざす闘い”にシフトしていく様子は感動的だった。たしかに、現時点で一般人に最も影響する技術の最たるものが自動運転車の開発だろうなぁ。これが魔法使いによる”夢の実現”。”鬼”は人々の鬱屈した不満の象徴。
エンドロールでは本編で描かれていなかった自動運転車開発の様子が描かれていて、ああ、やっぱり技術ってある日ポンっと出現するわけじゃなく、試作と実験の繰り返しの中でようやく浮かび上がってくるものなんだろうな、とモヤモヤも解消して劇場を出た。面白かった。主人公は高校生だけど、中高生では理解できない人が出そうだな。おそらく自分の”仕事”を意識した社会人向けに作られている作品だと思う。
ロボットの操縦シーンとか、過去作品からの引用と思える部分がそこかしこにあったが、一番目立ったのはロビタの頭かなぁ。

昼飯を食べてから「ブ」へ移動。しばらく滞在。娘と女房はなにか獲物を見つけた様子。ラゾーナに移動して売り場が大幅拡張したホームセンター内を逍遥。つい風呂場のシャワーヘッドなどを見てしまった。体重計やら秤やら見たけど何も買わなかった。
帰り際、フードコート横にある和風アイスのお店で緑茶とクリームチーズ(レモン味)を白玉トッピングしてもらって食べた。あっさりしていながらしっかりとお茶の味がしておいしかった。今度来たときはほうじ茶のを食べたいね、といいながら、今度っていつになるかなぁ、などと。

店に戻って荷造り作業。日常に戻る。
7680歩 4.60km 74分 371.1kcal 9.7g

ILCE-7II Vario Tessar16-35mmF4

2017-04-09 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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