『君の名は。』2回目


雨。まあったくよく降るよ。

娘は朝から塾へ行っている。お昼過ぎに帰って来る予定。朝飯を食べて仕事開始。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。雨が降っているし、今日はでかけたくない、と女房も言っている。どーしたもんかな。単独でどっか出かけるか?

雨はやんできた。今日はこれからどうするかなぁ。なんて思っていたら娘が帰ってきた。昼飯を食べようと上がると、女房が「君の名は。を観に行こうか」といきなり言い出した。
あわてて予約を入れる。次の回は2時間後。ネットで予約のページを開くと、三つ並んで取れる最後だった。やれやれあぶない。昼飯を食べてから3人ででかけた。
いつものチネチッタ。席に付く前に売店でチーズケーキを買う。前回食べて味をしめた(^^;。おいしいよ。
ライブザウンド上映。今回が初めて。ライブハウスの音響を参考に重低音をドーンと出してくるらしい。どれくらい音響が強化されているんだろう・・・。

で、2回目の鑑賞。もう最初観てから1ヶ月以上経っていたこともあり、不鮮明にしか覚えていないことが結構あった。まず、スタートが「現在」だったこと。そこから8年前の「あの日」を回想していた。彗星が空いっぱいに広がったあの絵は回想だったんだ。
細かな演技で、男の子と女の子が入れ替わっていて、どの時点で女の子だったのか、どの時点で男の子だったのか、曖昧だった部分があらためてちゃんと押さえられてよかった。絵はやはり最高にキレイだし、舞を神社に奉納するシーンはこの映画全体のハイライトのひとつとして細かいところまで作り込んでいるのがハッキリとわかる。
前半で瀧くんと三葉の生活をわりとしっかり追っているのがとにかく好感。ここを丁寧に描いてあるので後半の二人の心の動きが説得力を持つ。
この1ヶ月の間にネットで評判をあれこれ読んでいたが、一番印象に残った記事は、二人がお互い一度も会ってないのに好き同士になるのはおかしい、ってもの。言いたいことはなんとなくわかるけど、でも、自分が相手で相手が自分で、ってこれ以上の”一体感”はないって思う。”好き同士”よりも確実に一段上の境地なので、もはや他人と言えないレベルだから運命とでも表現するしかないのでは・・・。入れ替わっている時点でお互い接近するのは”必然”なわけで、ね(^^;。なんら不自然さは感じませんね。もちろん、”入れ替わるのが不自然”って言ったら話にならない。
後半。瀧くんが三葉の過去をフラッシュバック的に見せられるシーンは大林宣彦監督「時をかける少女」の影響が強い、と思った。ちなみに男女が入れ替わる「転校生」も大林監督作品。ただ、「時をかける少女」はお互いに名前を忘れても絶対に忘れたくないと思い、彼女は誰とも付き合わずに大学で薬学を勉強していたのに、出会っても気が付かなかった(!)。新海監督はそこをどう受け取ったのか。やはり二人はお互いの運命に気づいて再会したらいいんじゃないか、と思ったんだろう、ね。もはや「時をかける少女」と言っても細田守監督を思い浮かべる人の方が多いらしいし、大林監督の「時をかける少女」は若い人には”良さを理解できない作品”になってしまっている、と何かで読んだことがある。残念だねぇ。
「たそがれ」を学校で教えている古典の先生が「言の葉の庭」の先生だったり、物語の舞台が新宿や四谷だったり、新海監督の「ワールド」ができつつある。・・・「夢」と思ったことは忘れていくもの、って物語上の設定があるから瀧くんは糸守事件を覚えていなかったって理解でいいのかな。隕石落下で町が消滅なんて世界的大事件を彼が知らないってのはさすがにありえない気がして。
ライブザウンドは、途中何度か座席が震えているんじゃないか、ってくらいビリビリきたシーンあり。連休中ということもあっただろうけど、ほぼ満席だった。観終わって出る時、娘は「やっぱり泣いちゃったよ」と言い、女房は「隣に座ってた女の人が泣いてたよ」と言ってた。ワタシもちょっとヤバかったんだよね・・・。

娘は映画館を出てそのまま塾へ向かう。帰りは夜になるのでおにぎりを駅前で買って持たせた。ウチに戻ってからしばらく女房と映画のことで喋り続けた。2回観てよかったな、と思った。
5284歩 3.16km 50分 257.1kcal 6.9g

ILCE-7II SMC-TAKUMAR35mmF3.5

ILCE-7II SMC-TAKUMAR35mmF3.5

2016-10-09 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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