「レヴェナント」


朝は雨。映画を観に行こうってことに決定。ネットで予約を取った。

川崎で12時半からの回。俄然忙しくなった。朝飯を食べたら荷造り作業。終えた頃に出かける準備ができたと女房から知らせ。余裕をもって出ることができた。

開映30分前には川崎駅に到着したため、リニューアル直後の地下街を歩いて行こうってことに。や。これはさすが今風のシンプルすっきりなデザインになってるね。スッキリすぎてそっけないところまで振れちゃっているお店もあるんじゃない?価格帯の低い物販店はそれなりに雑然とした方が入りやすいと思うけど。

チケットを受け取って開映を待つ。「レヴェナント」は上映時間が2時間半なのでなにか腹に入れておきたいね、ってことになり、売店でクリームパンとぶたまんを買って席で食べた。おいしかった。

さて、映画の話。ネタバレになったりするかもしれないな、と思いつつ感想を書いておきたい。チネチッタ8。ライブサウンド上映。スクリーンの前にデカいスピーカーが4台ドーンと増設されていた。音響の迫力は本編前の予告編からビンビン伝わってきた。
アメリカ西部開拓時代(かな?)。白人が進出し、ネイティブアメリカンの土地で鹿狩りをしてその毛皮を売る仕事に従事する男たち。キャンプで作業・休憩していたときにネイティブアメリカンの襲撃を受ける。突然の出来事で防戦一方。ほとんど為す術もなく、獲った毛皮のごく一部を船に載せてほうほうの体でその場から逃げ出すことになる。主人公(ディカプリオ)の誘導で砦まで帰る方法を模索する。ネイティブアメリカンの裏をかいて川筋を伝って逃げる方法をとりやめ、陸路移動することになる。野営の連続。季節は冬なのか、残雪に降雪。とにかく寒そうだ。
・・・絵がすごい。大迫力。ネイティブアメリカンの放つ矢が四方に飛び交い、その殺傷能力は銃と比較した”矢”のイメージとは程遠いほどに高い。銃はまだ操作が複雑厄介で連発できるものになっていないから急襲されるとほとんど役に立たない・・・。
そんな中、手分けして周辺の見回りに出ていた時、主人公は熊の親子に遭遇する。母熊と格闘になる。もちろん、体格差も体力差も大きく、熊相手に勝ち目はない。身体をボロボロになるまで叩かれ踏みつけられ噛まれ振り回される。死に物狂い。持っていた銃とナイフで熊の息の根をどうにか止めたもののそれが限界。銃声を聞きかけつけた仲間に変わり果てた姿で発見される。
主人公は瀕死の重傷を負う。完全に足手まといになった彼を置き去りにしたいと思う者が出る。置き去りにしたい者(トム・ハーディ)と連れて行きたい主人公の息子が対立・衝突し、主人公の息子(ネイティブアメリカンとのミックス)はまだ身体を動かせない・喋れない父親の眼の前で殺されてしまう。荒野に置き去りにされた主人公の運命はどうなるのか、っていう展開。
主人公が「自分のすべて」と語る息子が殺されてしまった時点で彼の生きる希望はなくなった。それでも、這いつくばって荒野を移動して生き延びようとする理由は”復讐してやるため”しかないだろう。時折噛み締めるように「息子を殺したのはフィッツジェラルド(トム・ハーディ)」とところかまわず書き付ける。
開拓時代のアメリカを描いているが、その描き方がいわゆる「西部劇」とは違っている。ネイティブアメリカンの土地に進出する白人たちはネイティブアメリカンを「野蛮人」と呼ぶ。が、どちらが野蛮人なのだろうか。個人が銃器を手放さないことは現代に至ってもアメリカの国是のようなものとなっているが、どうしてなのかがこの映画を観ればなんとなく伝わってくるはずだ。
主人公は息子を殺したフィッツジェラルドに復讐を果たすことができるのか。また、復讐を果たしてしまい、生きる目的が消えてしまったあと、主人公はいったいどうなってしまうのか。・・・そんな秩序がなく力の論理だけが通用するセカイ、大きな意味で「アメリカ」そのものが描かれている壮大な映画だった。

昼飯は大戸屋へ。その後ブへ行くお決まりのコース。
5916歩 3.54km 56分 291.5kcal 7.7g

ILCE-7II Vario Tessar16-35mmF4

ILCE-7II Vario Tessar16-35mmF4

2016-04-24 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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