2002年11月東京湾岸風景 KONICA BIG MINI F


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 よく晴れた日曜日。家族4人で葛西臨海公園まで出かけた。ここの敷地の約半分はバードウォッチングのために干潟が再現(保存?)されている。駅を降りて正面の大通りをすぐに左へ折れる。水族館と観覧車側の賑わいとは対照的に人影もまばらだ。空いているからサイクリングに丁度良いようで何度もすれ違う。

 バードウォッチング場は塀に開けられた覗き窓から鳥の様子を観察するように整備されていて、生息している水鳥たちへ配慮されていた。持っていたライカ製8倍の双眼鏡を4人で取り合いし、サギやチドリの様子を観察する。混んでいるわけではないので比較的ゆっくり観察することが出来たが、人が少なすぎてちょっと寂しい風情。 広がる干潟の泥の中に傾いてきた夕陽に反射する生き物を発見。カニだった。図鑑を持っていないから名前はわからない。一旦あの光の揺らめきがカニとわかると居るわ居るわ。そこらじゅうカニだらけだった。

 季節的にカモが淡水池に来ており、いわゆるサンニッパを付けた立派なカメラをご持参の方が結構いらしていた。あんまりファインダーを覗いている人がいなかったけど、もうシャッターを押す時間帯じゃないのかしら。
 しばらくして海際に出る。遠くアクアラインと海ほたる。近くDランドのアトラクションやオフィシャルホテル群を旧江戸川を挟んで対岸に臨む。人工なぎさの 造る入り江には屋形船の群。えさに群がるカモメ。青く透き通る空。

 東京都・湾岸最東端の地。人工的にコンクリートで固められた岸壁では、釣り糸を垂れる人、家族で記念写真を撮っている人、親子で自転車を乗りに来た人。それぞれがこの新しい湾岸風景を愉しんでいた。

 広い風景を見るのは好きだ。写真はこの広大な湾岸風景を眺めながらゆったりした気分のときに撮影した一枚。

 ビッグミニとはBM-301からの長い付き合いになる。AFコンパクトカメラはこの一台しか持っていないため、ちょっとした写真を撮っておきたいときによく出動する。初代ビッグミニが発売された時には、そのコンパクトさが最大の売りになった。現在はAPSやデジカメが出てきて、カメラ自体がさらに大幅なダウンサイジングを進めたから、全然コンパクトでなくなってしまった。
しかし、カメラが小さくなりすぎるのも少し問題がある。人間の手が小さくなったわけではないからだ。最近の小さくて軽いカメラはホールディングしにくく、スローシャッターを切ると手ぶれを起こす可能性が増大する。ファインダーも小さくて覗きにくい。そういう意味からこのカメラの大きさは筆者に丁度良い。慣れの問題かもしれないが。

KONICA BIG MINI F

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 ズームレンズ付きが当たり前になったコンパクトカメラの世界では、単焦点レンズしか付いていないこのカメラは存在価値がないのかもしれない。実際、このカメラは現在発売されていない。しかし、他社製高級コンパクトカメラには35mmF2.8という同じスペックの単焦点レンズを搭載したカメラが存在する。決してニーズがないわけではない。
このカメラのフラッシュは自動で光るが、MODEボタンを何度か押すことで光らないように出来る。ところが、一旦電源をオフにするとMODEはデフォルトに戻ってしまう。このアルゴリズムを改良するか、他社製28mmレンズを搭載した高級コンパクトカメラのようにレバーでフラッシュのオン・オフを制御できるようにすれば”プロ仕様”と言えるはず。
ビッグミニが同じ35mmレンズを付けて、フラッシュのスイッチをレバーで切り替えできるように改良されて再び発売されれば、ちょっと欲しくなるカメラになるかもしれない。

2002年 11月19日記

2016-02-21 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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