今日も1日店


大市会の準備で交換会は休会中。

今日も1日店で仕事だ。

ブルーレイディスクの画質が思っていた以上に良いことがわかり、安くなった過去作品の中でも気に入ったものを買い求めている。ただし、少しずつにしたい。あまり次々パッパ買うと、たっぷり入っている特典映像とかが後回しになってしまうから。
というわけで、昨夜もBDで「ブレードランナー」のワークプリント版というのを観た。これは今回が初見。いままで一度も観たことなかった。今回5種類のバージョンを全部観るつもりだけど、このワークプリント版でしか登場しない場面とか発見したりする。でも、ストーリーには直接関係ない箇所だ。ブレードランナーが好きな人ならきっと気になっている所。そう、デッカードが登場してスタンドのうどん屋さんに注文する場面。「二つで十分ですよ!」の二つが何だったのか。ちらっと画面に登場した。暗くてはっきりはわからないんだけど、たぶん、あれは海老天だよねぇ・・・。なんで劇場公開版から(わざわざ)カットしたのかな。
ほかのバージョンが画質をブラッシュアップしてあるのに対して、このワークプリント版には特段の措置が取られていない。ディレクターズカットを劇場で観た時の妙な違和感はおそらくこの”画質向上”にあったように思う。最初に観たブレードランナーはこのワークプリント版の印象にとても近くて画面全体がかなり暗かった。特に光が直接当たっていない箇所はドスンと真っ暗に落ちていたから、大抵はデッカードが酒を飲みながらピアノの前に座っている場面になると観ていて眠くなるのだった(^^;。
細かい場面がカットされたり付け加えられていたりするが、すでにこの段階で大筋はカッチリと固まっていたようだ。ただ、音楽が一部違っていたのは大きいかな。場面の印象が全然違うものになっていたからねぇ。
ラストシーンはディレクターズカットのようにデッカードとレイチェルがエレベーターに乗ったところでバツンと「THE END」となる。その時の音楽も違っていた。

メイキングの特典映像の続きを見ていたら、原作者のフィリップ・K・ディックについて関係者が語っているチャプターだった。この物語の隠れ設定として、世紀末までのある時期に核戦争があり、その放射能が人間に影響を与えていた、ってのがあったらしい。その”影響”は超人的な天才としてレプリカントを作ったタイレルを生み出したり、J.F.セバスチャンの老化病っていう聞いたことないような新しい病気となってあらわれている。この映画は”ポストモダン”を映像化している、とよく語られるが、ポストモダンの前提条件に核戦争が横たわっている、ということに恐ろしさを感じた。つまり、モダン(近代=成長)が止まり経済の下降が始まると戦争が起きる、ってことなのよね。

経済成長が大事なのは世界戦争を防止する効果があるから、って側面もあるわけで・・・。こうしてフィクションであるはずの映画がいつの間にか現実世界とつながっていったりするんだよねぇ。
985歩 0.59km 9分 47.8kcal 1.1g
SONY DSC

2016-02-18 | Posted in 甘露日記2 Comments » 

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コメント2件

 k-1! | 2016.02.19 14:55

いつも楽しくROMだけさせていただいております。
ブレードランナーの「二つで十分ですよ!」って、デッガードも言っているように、「ヌードル、フォー(4つ)」かと思っていました。
ぼくも後年、タイとかベトナムででてきたラーメンが小さくって(お椀サイズ)これだとたしかに「ヌードル4つ」だよなぁ、なんて思った記憶があります。アジア人と白人(デッガード)の胃袋のサイズの違いを表現していたのかと。

 kanro30 | 2016.02.19 16:41

こんにちは。
「ブレードランナー」を私が初見したのは今から30年くらい前です。レンタルビデオでした。最初はよくわからずにぶい印象しか得られませんでした。が、わからないなりに面白かったと思っていました。その後に何度も観ていろいろな情報に触れるうちに感じていたもやもやが「作品が斬新すぎて受け止めきれていなかった」ってことがわかってきました。
”ワークプリント”で写っていた海老天が劇場公開ではカットされた理由はわかりませんが、これは要らないかナ、くらいの軽い気持ちだったんじゃないかと思います。その後に作品の評価が大きくなるにつれてファンのあいだで”謎”として大きな意味を持っていったのではないでしょうか・・・(妄想です)。