2004年8月夏の旅行で CONTAX T3


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夏の家族旅行。朝は7時前に目が覚めた。
朝からいい天気。安近の典型、というか、普通そんなところへわざわざ行くの?と言われそうな場所(^^;。

極簡単な朝食を済ませて8時過ぎに出発。
東関東道を快走。成田で降り、ナビの導くまま道を走る。とにかく初めて来る場所はナビどおり走るしかない。途中、高速から今日宿泊するホテルが見えた。
ナビの通りに走ると検問に引っかかる。これは大きなゲートだったので通常行われているものらしい。係員のお姉さんが聞いた。「ご出発ですかぁ?」いえ、成田ゆめ牧場へ行くんですけど・・・。「ああ↓(--;、それならここをすぐ右折して一般道へ出てください。」わからないとはいえ、空港入り口方面へ入ろうとしていたらしい。時期的なものかもしれないが、警備はかなり厳重だ。一般道へ出る道も大きな鉄の門をいちいち開閉して人の出入りを完璧に捕捉しようとしていた。ものものしい。”こーゆーやつらいなくならないよねー”という表情のお姉さん。印象に残ってしまった(^^;。

一般道へ出てクルマで走る走る。なんとなく遠くへ来たような気分だが、どこかで見たような風景でもある。とうもろこしと落花生畑を抜けて走る事20分。成田ゆめ牧場へ到着。広大な駐車場に停まっているクルマは10台強(^^;。外へでると灼熱の太陽が地面をジリジリと照らしていた。駐車場のクルマが少なかったのである程度予想はしていたが、中に入るとほとんど誰も居なかった(^^;。「なんかちょっとさびしいねー」と女房。Dランドでの行列はキライだけど、あんまりにもすぐ乗れてしまうと逆に楽しさが減ってしまうような気持ちに似ているだろうか。入った時間が早いからじゃないの?と筆者。入場ゲートからしばらくレストランや売店が軒並み続く場所を過ぎても人が全然見当たらず。

炎天下ながらも木陰は風が吹き抜ける。東京ならば風もぬるくて暑さ倍増となるような状況だが、ここでは涼しく感じられる。うーむ、これって昔の夏の感じじゃなかろうか。確かに日中は暑かったけど、風があれば今日のように涼しく過ごせたような覚えがある。木陰の椅子に座り、子供たちがグラスそりに遊ぶ様子を見守る。

日向は暑い。動物たちもやる気なさそうに木陰で休んでいる。娘の「えさやりたーい」というたっての頼みで、コップ1杯100円というちょいとお徳なヤギのえさを買った。干草を四角くブロック状に固めたもの。その様子を見て取った柵のすぐ脇に居たヤギがすかさず食いつかんばかりのイキオイで寄ってきた。思わず娘は後ずさり(^^;。「こわいよー」。「大丈夫だからあげてごらん」と女房。息子も手の上に乗せてあげている。その様子を見て木陰で休んでいたやる気のなさそうなヤギも”メー”と一声イナナイて全速力で駆け込んできた。
娘はたまらず「おとーさんやって!」とコップを筆者に手渡す。コップにはブロックが崩れて粉状になった干草しかなかった。まるでお茶っぱを手に乗せて差し出すと、さっきまでのやる気なさはどこへやらのヤギたちは鼻息も荒く我先の行動に出る。そんなにやる気だされてもえさがないよ・・・(^^;。

手を洗ってひまわり迷路へ。まだ六分咲きといったひまわりだったが、一面に植えられたひまわりで迷路が作られていて、4箇所に設置されたスタンプを押して戻ってくるというもの。迷路はどーでもよかったが、ひまわりの群生はいい。4人でひまわり畑の散策開始となる。
夏の一番暑い時期、大きな葉を広げて頭に黄色い花を頂くひまわりは夏の植物の代表だ。荒木陽子さんの「東京日和」に「ひまわりのぬくもり」という一文があったことを思い出した。病気で意気消沈していた陽子さんを励ましたのはまるで夏のひまわりのような荒木さんの快活さだったのだ。

子供たちは我先にチェックポイントまで走り抜ける。筆者と女房は世間話をしながらひまわりを眺めてゆっくりと歩く。確かにひまわりにはエネルギーを感じる。それがこれだけたくさん咲いて太陽を向いているのだから、見ていて元気が出ないわけがない。
ひまわり前で記念写真を1枚取り、そのあとは息子のたっての希望で釣り堀へ向かう。娘に釣りは無理なので、女房がポニー乗馬へ連れて行った。

CONTAX T3

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  コンタックスT3を買ったのが今年(2004年)の3月。少し前まで何処へ行くにも携行していたライカM6よりも圧倒的に便利なため、ちょっと出かけるときには腰巾着にぶら下げてT3がお供となってしまった。携行性のよさで肩を並べるのはローライ35だが、40mmという画角と90cmという最短撮影距離は持ち出す際に躊躇させる要素となる。いや、画角 や最短は大きな問題ではないかもしれない。要はいざ撮影するまで”手軽”かどうか、ということだろう。
 撮影したい場面に出くわしたとき、カメラがスタンバイOKで右手に握られているならよいのだが、実際には腰巾着の中でぶら下がっている場合が多い。そういうとき、T3は取り出してスイッチをひねればすぐに撮影体制に入ることが出来る。ローライ35はレンズをねじって引き出し、露出を確認してピント合わせを呉れる必要がある。天気が安定していれば露出 作業に関しては設定済みで省略できることもあるが、目測のピントあわせはAFに慣れてしまうと気持ち的にちょっと心配になったりする。
 露出とピント合わせはカメラの進化とともに機械任せになっていった部分だが、撮影者に撮影感覚の自信があるのなら自分で設定できる部分でもある。AFカメラを手にするか、目測カメラを手にするかの選択は、実はただそのときの自分の気持ちの反映であって、どちらのカメラが優れているのかという基準で選んでいるということにはならない。
 これはあくまでも筆者の場合でしかないが、少しでも自分の気持ちを込めた撮影をしたいと考えるなら目測でもなんでも少し扱いの面倒なカメラで撮りたいと思う。AFカメラを手にする機会が増えたということは 、現在の自分がお手軽に失敗のない写真を撮りたいと思っているような気がする。

 ”便利さ”は一度手にするとなかなか手放せなくなる。どんなカメラを手にしようか、と思うことで、そのときの自分の”姿勢”が計れるような気がする。 無論、筆者の場合は、だが。

2004年8月5日記

2016-02-13 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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