2004年12月麻布十番 Rolleiflex2.8C PLANAR 80mmF2.8


 

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電車に乗っていたら目に入った車内吊り広告があった。「東京メトロ沿線ウォーキング」スタートは麻布十番駅とある。参加費は無料。無料に弱い筆者としては参加したいなぁ、と思っていた。「参加賞がでるらしいよ」というエサ(^^;に子供たちも反応した。4人で参加することになった。
今日のカメラは何にしようか。外は真っ青な空。ローライに決めた。ローライフレックスにローライ35S。どちらも久しぶりの出動だった。
麻布十番駅に到着は9:40。改札を出ると参加者が列を成していた。参加登録するとリボンを受け取って新一の橋から地上に出て大通りを海岸方面に進む。参加者が多く、道は人でいっぱいだった。このままずっとこんな調子なのかな。のんびりと歩きたかったのだけど、なんとなくせかせかと追い立てられるような雰囲気。想像していたよりもきついかも知れない。もちろん子供たちに。

頭上に首都高。左手に東京タワー。青空によく映えている。赤羽橋の交差点。信号を渡って芝公園を左手に見ながら日比谷通りを渡る。第一京浜を横切るあたりでスタートから1.5km。JR線の高架をくぐって竹芝埠頭へ向かうあたりで女房が言った。「このままコース通りだと子供たちが最後まで持たないよ。途中を省略しようよ。」確かにそうだね。じゃあそうしよう。といきなりコースアウトした。もらっていた地図を見ながら約3kmくらいコースを省略して旧芝離宮前を西に歩くことにした。
芝離宮横に小さな公園があったので小休止。芝離宮には入らず、浜松町駅前を通過して大門交差点。ここから正規コースに戻った。リボンをつけた人が再び列を作って歩いていた。

芝大門交差点には増上寺の門が車道を跨いでいる。向こう側にはまた東京タワー。そのまま大門通りを歩いて増上寺前に出る。山門が大きくそびえていた。増上寺に中に入ると今日明日がピークと思われる七五三のお参りの人たちがちらほら。ウォーキング参加者の人たちも増上寺と東京タワーの対比に面白さを感じてしきりにシャッターを切っている。のどかな秋の日だ。

それじゃあ、と筆者もローライで子供たちを写真に撮った。ローライの66というフォーマットはこういう記念写真にはピタリとハマる(^^)。してやったりだ。「写真撮ってあげましょうか?」とワタシたちの様子を見ていたご夫婦に声を掛けられた。こういうときは遠慮するもんじゃない。すみません。お願いします。ローライを渡した。
「ええと、これはオートフォーカスなのかな?」とご主人。ちょうど筆者のオヤジと同じくらいの方だろうか。いえ、ピントあわせが必要なんですけど、たぶんこれくらいの間合いで大丈夫じゃないかと思います。「そうみたいですね。こんなカメラはずいぶんひさしぶりだ。」確かにこれは50年くらい前に作られたカメラですからネ・・・(^^;。

増上寺から東京タワーへ。少し雲が出てきたものの、オレンジ色のタワーと青空がいいコントラストだった。飯倉の交差点際にある異様なビル。そのまま外苑東通り。左手にロシア大使館。右手に麻布郵便局と外務省飯倉公館。飯倉片町交差点手前にはかの有名なキャンティというレストランがあった。ここかぁ。そのまま直進すると街は六本木に入っていく。夜になればいかにも映えそうな店頭ディスプレイや照明設備も出番を待っていた。この街は昼間眠るのだろう。六本木交差点のアマンド前を通過し、六本木通りを渋谷方面に歩き出した。営業を再開したABC。店内はすいていた。
六本木ヒルズに到着。森タワーがぶっとくそびえる。
皆六本木ヒルズは初めてだ。このウォーキングのゴールは麻布十番駅。先にゴールしちゃおうか。それからまたここへ戻ってこよう。ゴール時間は14時が締め切りと書いてある。ゆるい坂を下りて麻生十番商店街を歩く。温泉を抜けたあたりでいいにおい。有名なたい焼き屋さんだった。一つ買っていこうか、と行ってみると意外にすいている。チャンスか?と思いきや「ご予約いただいた方にのみ販売しています」とアナウンス。有名なご主人だった。がっかりしてそばのせんべい屋で揚げたての揚げせんべいを買った。更科そばの角で佇みながら揚げせんべいを食べる。そういえばおなかすいたね。子供たちも疲れからか口数が少なくなっている。

ゴールすると地下鉄の図柄があしらわれた手ぬぐいをもらった。もっとたいしたことないものかと思ったけど、意外とちゃんとしていた。
麻布十番商店街を再び六本木方面に歩き、蕎麦屋さんで昼食を摂る事にした。息子はもりそば。女房は太切りそば。筆者は冷やし揚げ玉そば。娘はそんなに食べないので皆で分けてあげることにした。代わりに鶏焼きを頼んだ。
とてもおいしく食べ終わったら娘の元気が回復したらしく、歩きながらはしゃいでいる。ウォーキングのゴールを目指す人波を掻き分けながら六本木ヒルズに到着。再びぶっとい森タワーを見上げた。

Rolleiflex2.8C PLANAR 80mmF2.8

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久しぶりにローライフレックスを持ち出すことにした。現代のデジカメと比べると大きくて重く、四角くてごろごろしているためになんとなく敬遠してしまっていた。ところが、思い切って持ち出してみると上からファインダーを覗くスタイルはやっぱり新鮮だし、映し出された左右逆像の東京はまるでパラレルワールドのように感じられてわくわくしてしまった。撮り終えて巻き上げクランクをぐるぐるまわす動作はクラシックなスタイルで趣きがあるし、カメラから取り出した撮影済みブローニーフィルムをペロリと舐めて貼り付けるとまるでプロにでもなったような気分に浸ることが出来る。カメラを変えることで普段見慣れた街も、初めて行く街のように感じられるのではないだろうか。出来上がってきたネガも露出さえ気をつければ期待通りその場の雰囲気まで写し取ってくれている。撮って楽しく、見て驚きのカメラ。それが二眼レフだ。
撮影レンズは銘玉プラナーで間違いないし、中古のローライは価格もこなれている。もっと見直されていいカメラではないかと思う。

2004年12月3日記

2016-02-09 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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