2005年6月堀切界隈 CONTAX T3


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入梅も発表された後の6月のある日曜日。 貴重な梅雨の晴れ間を利用して堀切菖蒲園まで出かけることにした。朝は早めに出立する。
商店街では菖蒲祭りを開催中のようで、駅前の大通りは10時からホコ天状態。デカいスピーカーが設置されてマイクテスト中。これからいろいろとイベントが企画されているらしい。まるでかつての田んぼ畦道がそのまま道として残されているようなクネクネとした道を歩いて堀切菖蒲園を目指す。こういう曲がりくねった道を歩くと気持ちがざわつく。先の見通せない道にはロマンがあるなぁ。道の両側には菖蒲園見物の観光客目当ての出店がいっぱい。途中のコンビニで2リットルのお茶を買って皆で飲む。娘は「おもいー」と助けを求める。そりゃそうだろうな・・・(^^;。ううむ五差路かぁ。写欲がわくなぁ。

菖蒲園には10時半頃到着。すでに人で一杯一杯だった。そりゃここに人が訪れるのはこの時期しかないからねぇ。菖蒲まつりの一環として11時から雅楽の演奏が予定されているという。園のど真ん中にそれらしいステージと太鼓が用意されていた。
菖蒲はちょうど見ごろ。菖蒲田は散策するにはちょうどいい広さで見物にきた人たちはデジカメ全開で写真を撮っている。フィルムカメラを持っている人はほとんどいなくなったなぁ。三脚を立てて本格的撮影しよう、と思っているハイアマチュアの人たちはデジタル一眼レフばかり。筆者のようにコンタックスT3のようなフィルムコンパクトカメラを持参している人も全然居ない。あちこちでシャッター。日本は平和だなぁ。

さっきから夏の日差しが降ってくる。人だかりで気温は更に上昇中。娘は暑い暑いと汗だく状態。口を開けば「はやくでようよー」ばかり。一計を案じた。
とりあえず息子にデジカメを渡した。あとは勝手に撮っていいよ。早速娘と取り合いになった。撮りだした。デジカメには撮った写真をその場で見ることが出来るという楽しみがある。

普段極当たり前のようにその特徴を利用している筆者にはそんな感覚は磨り減っていた。子供たちにとってはその機能がなによりも新鮮らしかった。撮影しては撮った絵を見て喜んでいる。普段こんなことも覚えられないのかよ、ということばかりの息子だが、不要カットの削除など一度やり方を見せたら一度で正確にその方法を覚えていた。もちろん娘も同様。彼女には*istDSでほんの短時間のうちに100枚以上撮影した”前科”がある(^^;。息子の首からストラップで下げられたデジカメをそのまま奪って息子を引っ張りまわしながら「あれとりたいー!」「これとりたいー!」と繰り返す。カメラってこんなに人を夢中にさせるものだったのだなぁ(^^;。再発見。

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雅楽の演奏が始まった頃に園を出る。周囲はものすごい人だかり。体感温度はかなり暑い。「カキ氷食べようよ」と女房。もちろん菖蒲園の入り口付近にはたこ焼きやカルメ焼き、とうもろこし焼きなどの屋台がたくさん出ていた。最初にこの菖蒲園に来たのはもう8年くらい前だが、まだ小さかった息子は壊れかけたフィルムの入っていないカメラを片手に菖蒲園でシャッターを押しまくり、大汗をかいたあとカキ氷を食べていい笑顔を見せてくれた。その時ヘキサーで撮った写真は今も残っている。今日も食べようか、と一つ買って分けて食べることにした。
暑いから冷たいものがうれしい。その中でもカキ氷は確実に汗を引っ込める。食べ始めたら腹が減ってきた。たこ焼きも追加で買ってきて皆で食べた。

人ごみを抜けて広い風景を見たくなった。荒川河川敷へ出ることにした。地図を見ると正月に来た金八ツアーの舞台は荒川をはさんで向こう側だった。堀切橋を渡ることにした。
歩きながら息子はたびたびデジカメのシャッターを切る。そんなに面白いか。「デジカメっていくらくらいするの」と息子。おお、すでに買う気になったのか・・・(^^;!
まあそんなにあせるなよ。自力で1万円貯めたらそのデジカメをくれてやるから。「でも1万円貯めようと思ったら1年以上かかるんだけど・・・」そんなのお前の努力次第だよ。なんでもホイホイ手に入ったらそれこそありがたみなんてあったもんじゃない。何が当たり前なのか。それを教えるのも親の役目だ。

堀切橋から見下ろした荒川がきもちいい。ヴィンヴィンと轟音を轟かせながらジェットフォイルが通り過ぎていった。

CONTAX T3

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  梅雨入りしたのを合図に菖蒲を見に行きたくなった。雨が降ってしまうと出かけるどころじゃなくなってしまうので、梅雨の晴れ間を狙った。狙い始めて最初の週にチャンスが来た。朝から晴れた日曜日だった。たまたまこの日は写真を撮ってやろうか、という気持ちが盛り上がっていて、ローライ35、T3、ライカM6とフィルムカメラ3台に、いつも携帯しているペンタックスのデジカメを腰巾着に付けて合計4台(^^;。4台のカメラというとジャラジャラいいそうだが、どれもコンパクトカメラなのでそれほどでもない。途中からデジカメは子供たちのカメラとなり、筆者はフィルムカメラで子供たちがデジカメで撮影するの様子をパシャパシャと写す。

子供たちはどんな視点で街を見ているのだろうか。どんなものに興味を持つのだろか。堀切のあと浅草へ移動したのだが、浅草で筆者が撮影するようなものにカメラを向ける様子を見てニガ笑いした(^^;。どうしようもなく親子なのだった。

2005年6月16日記

2016-01-31 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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