2005年6月上野不忍池 Leica M6 Russar20mm F5.6


2506ueno

子供が是非行きたいと言っていた恐竜博へ行くことにした。

なんでも混んでいるらしい。女房は弁当を作るため朝6時半起き。ご苦労様。多少当初の予定から遅れたものの、8時半には電車に乗って上野を目指した。東横・銀座線を乗り継いで上野駅に到着は9時半。まあこれくらいなら10分待ちくらいで入場できるのではないか、と西洋美術館の角を曲がって驚いた(!)。入場券を買うための行列が出来ている。まして入場待ちの行列はそれ以上の長さにおよび、徐々にその長さを伸ばしていた。係員がメガホンで叫ぶ。「チケットご購入まで20分待ちです。チケットをお持ちの方はご入場待ちの列にお並びください。だいたい45分待ちとなっております。」ううむ。入るまで1時間以上かかるのだ。渋滞と行列嫌いのウチの連中はこの時点でスッパリあきらめていた。「動物園に行こうか。ひさしぶりだし楽しいよー」と女房。まあそう言うしかないよな(^^;。ガックリとうなだれる息子。こんなことで落ち込んでどーすんだ。世の中にはなぁ、こんなことヘでも無いほど辛いことがこれからいっくらでも巡って来るんだゾ。上げてこう。こんなこともあろうかと今日はちゃんと秘密兵器を用意してきたんだ。

普段仕事に使っているものも含めてデジカメを2台。予備バッテリー共ディパックに入れてきていた。メモリカードはウチとしては現在最大の512MBを息子に貸すデジカメに入れてある。娘のには128MB。ほんの1年前までは128MBが標準だったが、たった1年で512MBが標準的になっており、あと半年もすれば1GBが標準といわれるようになるに違いない。・・・にしても1GBも何を撮影するんだろ・・・(^^;。動画かな?

気分を入れ替えてまずはパンダから。話題のレッサーパンダもパンダ舎の入り口に。立たなかったが。代わりにパンダがすごくサービス精神旺盛で、えさの時間だったからもあろうがササを食べながら観客の目の前にドッカと座っている。堂々としたその様子に観客は盛んにシャッターを切っている。まだ開園したばかりなのでゆったりと見物することが出来た。
ゾウ舎が改築されてズーラシア風に。どうやらこの流れは当分続くだろう。ちょっとした話題になっているカワウソ舎。檻からチューブで繋がった水槽が檻の外まで出ており、そのチューブを伝って好奇心旺盛なカワウソが行ったり来たりしている。とぼけた顔をしていてかわいいんだこれが。
子供たちはデジカメでそんな様子をパチャパチャと写す。

恐竜が見られなくてがっかりしていた息子だが、今現在生きている動物を見られるんだからいいじゃない。こっちの方がよっぽど貴重だぜ。結構気持ちの切り替えが早いらしくて、オオワシやシロフクロウにカメラを向けていた。

ライオン、トラ、ゴリラの森へ。もちろんそれぞれ別のエリアだが、かなり広い場所をとって人間は覗き穴から彼らを覗く格好。薄曇とはいえ結構気温は高く、日陰で休んでいるものが多かった。
コンクリートは冷たくて気持ちいいらしく、寝っころがっているものも多い。まだ眼が覚めてないのかな。

2506ueno2

動物たちがえさを食べている様子を見ているうちに「おなかへったー」と娘が言い出した。ちょうど休憩所があったのでお弁当を広げた。「あと300枚だ」「あと50まい」と子供たちはデジカメで何枚撮れるかを競っている。一体どんな絵を撮影しているのだろう。
弁当を広げて昼飯。時に11時。筆者は売店で生ビール。オヤジの休日(^^;。

食べ終わるとすぐ近くのペンギン舎でえさ時間。あたりは結構な人だかり。当のペンギンたちは元気にワッシワッシと泳いでいたが、飼育係のお姉さんがえさのアジをばら撒いても一向に見向きもしない。その一方でそばで控えていたサギが留守になったアジの沈んでいる場所までヒョイヒョイとやってきてマンマと拾い上げて食べている。カモメはずうずうしくも4、5匹は食べているなぁ。どおりで毛並みに艶があるわけだ(^^;。カモメもサギも動物園で”飼育・展示”しているものではなく、いわゆる”野性”種。飼いならされたペンギンとは心構えが違うのか。ペンギンはノー天気にいつまでも観客のそばでワッシワッシと泳いでいた。

2506ueno1

モノレールを横目に西園に向かう。このいそっぷ橋の上から見下ろす不忍池の風景が好きで、今日はルサール20mmで撮った。目の前の鵜の島にペリカンも居る。違う動物を混成して展示している。まあ問題ないんだろうが。
いつも好きで入るビバリウム。ワニは水中に沈んでいた。オオサンショウウオは活発に動いて水の落ちてくる場所の取り合い。にしても緩慢な動きだ。こりゃ食われて絶滅近くもなるだろう(^^;。食べると山椒の香りがするのでサンショウウオと呼ばれていると聞いたことがある。

オカピを見てキリンを見て、カバを見る。カバはかなりの人気者で、周りは観客が幾重にも取り囲む。大きな顔が水中からガバーっと出てきてガァーっと口を開けようものなら一斉にデジカメのシャッターが切れる。隣のコビトカバもチョコチョコと動いてなかなかかわいい。

フラミンゴを見ていた時の事。ただの言い間違いだと思うのだが、「じゃあフラメンコ見ようよ」と言っている人が居た。チョーウケる(^^;。

Leica M6 Russar20mm F5.6

2506russar20mm

  今年の梅雨 は中休みばっかりで、1日雨が降ったと思ったら2日曇って2日晴れるサイクル。これで夏の水不足は大丈夫なんだろうかと心配するものの、心配すれば雨が降るわけでもない(^^;。
休日に晴れればせっかくだからと出かける。入れなくて目的とは違う場所になることも別に気にしない。カメラがあれば何処を歩いても楽しいものだ。今回は動物園を逍遥したが、デジカメを持った子供たちは2人とも200枚ずつ撮影していて驚いた(^^;。フィルムカメラを渡していたとしたらそんなに撮るなと一喝するところ。これもデジタルの恩恵なのかと思った。子供たちの視点で見る動物園。ほとんどが無駄カットに思えるような作品ばかりだったが、その中にいくつか使えるカットも含まれていた。ライカとカモメは息子が、カバは娘が撮影したものだ。
ルサール用のファインダーは覗くと目眩を起こすので、コンタックスG2用21mmファインダーを単体で手に入れて実用している。すっぱりとなかなか切れがよく見えるので使い心地がいい。視覚を超えた画角のレンズを付けて外に出ると、ライカが何か特別なカメラになったような気持ちになる。ラピッド・ワインダーの引き金をガチャガチャと引きながらチャッチャッとシャッターを切り続けた。

2005年6月23日記

2016-01-30 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

関連記事