2006年2月赤坂から PENTAX LX SMC-PENTAX A35mmF2.8


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  よく晴れた冬の日曜日。家族の皆には少しメーワクがられながら、今日も出かける算段をめぐらす。お昼少し前になってから家族4人で東京散歩のガイドブックを片手に東横線に乗った。今日は赤坂から新橋へ歩くコースにしよう。ふと思い立ち、ひさかたぶりにペンタックスLXに35mmレンズを付けて持ち出すことにした。空シャッターを押してみると装着していたワインダーが動かなくなっていた。ちょうどいい。外してしまおう。ゼーニクが落ちて軽快になったLXが急にシュッと精悍な顔つきになった気がした。フィルムはネオパンプレスト400。いっちょシュッと撮ったるか(^^)。

 銀座線で赤坂見附駅。いかにも赤坂な着物を着たマダム4人の集団の後ろについてエスカレーターを上る。地上に出るとベルビー。真正面に大通りを隔ててT急ホテル。左手にアカプリが銀色にギラギラと輝いている。なるほど赤坂だねぇ。まず青山通りを表参道方面に歩く。300mほどゆるい坂を上がると豊川稲荷があった。ここが最初のアンカー。クルマで通りかかるたびに一体どんな場所だろう、と見ておきたかったのだ。入り口の階段に「節分会」の看板。デジカメを持たせた娘が何度かシャッターを切っていた。
 境内は意外と狭くて社殿とすぐ横に事務所のような建物があるくらい。お参りしたらやることもなかった。ズラリと奉納された赤い提灯が並んでいて、ご近所なのか今をときめくJ事務所の有名な方々が「芸道精進」と書き込んでいる。霊験あらたかなのだろうな。

 もと来た坂を降りるうちに子供たちが「おなかすいたー」と言い出した。駅そばにあるファストフード店に入る。日曜日のこの界隈は店内ガラガラでいい。バーガーにスパゲッティ、ピザまで用意されていた。お飲み物はお約束のカフェ・ラテ。

 食べ終わっていわゆる赤坂の繁華街を歩く。昼間だからネオンはなかったが、夜になると全く別の顔をするのだろうなぁ。
左へ折れて日枝神社前。ここも初めてだ。階段を登る。回廊で四方を囲まれた内側に社殿があった。その向こう側にそびえるPタワーが借景で入り込んでくる。晴れ着を着た人が多い。今日は何の日?
 正門から出るとここは一体何処?という場所に出る。右手にはふたたびT急ホテル。坂を降りると交番があってその向こう側には国会議事堂が見える。

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 いつも古書会館へ行くときに眼前に立ちはだかって見えた要塞のようなビルが今目の前にあった。山王パークタワーとある。周りに高いビルがないので際立って見える。地下鉄溜池山王駅への入り口が至る所にある。乗っているだけじゃわからない地上の様子。こんど地下鉄に乗ったら地上の様子とリンクできるなぁ。
外堀通りを渡り、六本木通りを渡るころ、娘が「つかれたー。やすみたいー。」と言い出す。まだそれほど歩いているとは思えないんだけどなぁ。まあ仕方なし、通り沿いにあるDに入る。娘はお約束のアイスカフェ・ラテ。ワタシと女房と息子はホットのカフェ・ラテ(ティラミス風味)。午後のお茶タイムですよ。休日ということもあって店内はゆっくりとした雰囲気。読書する人、タバコを吸ってボーっとする人。我々のように散歩の途中で寄ったという感じのご夫婦などなど。飲み物だけ買う人が多い。ここの地代を考えると全国均一価格でってのも厳しいんじゃなかろうか、などと考えたり。

 ふるーいルックスのホテルがあった。ここがかの有名なホテルOかぁ。でもクラシックという感じではなくて古びたというニュアンスだなぁ。

みつまたが植わっていると思ったら国立印刷局だった。ここでお札が刷られているんだよ、って言ったら子供たちは不思議そうな顔をしていた。「あれ?造幣局ってなんだっけ。」と女房。それは貨幣ね(^^;。お札の原料・みつまたにはもうすぐ咲きそうな蕾が一杯付いていた。「よくみつまた・こうぞって言うよね。」住所表示はいつの間にか虎ノ門に変っていた。

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 いつもクルマで通る国道1号を渡る。普段通るわりにはこのあたりを全く知らなかった。休日となると人がほとんど居ない。中途半端な高さのビルが道の両側に建ち、あまり特徴のない碁盤目状に交わった道が匿名性に輪を掛ける。
さらに東へ歩き住所表示が西新橋に入ったころから急に建物が間引かれたようになった。空き地にはフェンスが張られてその内側には「再開発用地」とある。ビルを建てることを禁じられているかのようにやたらと駐車場が目に付く。どうやら”時”が来てあたりが更地になるのをじっと待っているらしかった。

 ゴーストタウンを抜けたあたりで新橋駅が近くなる。もうそろそろ夕方になっていた。いかにも元小学校という建物のある公園で一休みする。看板に書いてあることを読むと、確かにここは廃校になった小学校だったようだ。ベンチに腰掛けて缶お茶を飲む。そろそろ帰りましょうか。新橋駅へ急ぐ。

日比谷通りを渡ると再び繁華街っぽくなってきた。息子が「あっ」と声を上げたので、なんだなんだ?、と思ったら「古本屋がある」だそうな。もちろん古書店じゃなくて新古書店ね。彼らにとって古本屋とは新古書店のこと。決してウチのような古本屋ではない(^^;。寄ることにした。
一回りして息子は「鋼の錬金術師」をまとめ買いするという。2000円分か・・・。すげえな。よく見たらウチの店の裏にある新古書店と同じ系列だった。買ったあと割りチケをもらって喜んでいた(^^;。

PENTAX LX SMC-PENTAX A35mmF2.8

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  この日だけで3本撮った。最近にしては多いと思う。思ったよりもLXでの撮影が快適だった。大きくて見やすいファインダーはT3に慣れていた目には新鮮だったし、ワインダーを外したボディは軽量コンパクトで片手だけでもグリップできた。ここ数年持ち出すこともなかったがシャッターは問題なく切れたし、またLXで撮影する機会が増えるかもしれない。気分が良かったので帰り道のBカメラでたまたま安売りしていたトライXを30本買ってしまった(^^;。

2006年02月05日記

2016-01-19 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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