2006年2月銀座~築地~佃 LEICA M3 RUSSAR20mmF5.6


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 2月の日曜日。今日はM3にルサール20mmを付け、LXと40mmF2.8を組み合わせた。なんだか8年くらい前にカメラカメラしていた頃に戻ったような組み合わせだ(^^;。

 銀座で降りてまず数寄屋橋。岡本太郎を見る。こんなところにあったんだなぁ。気が付いていたけどちゃんと見たことなかったよ。題名は「若い時計台」。 鳥よけの針金が突き立っている。
 交差点際のニコンハウスをチラッと見ながら通り過ぎ、L社へ。陳列商品が新店舗開店によって移動したという。なんと銀座教会ビル内とある。行ってみることにした。 エレベーターで8階。広い広いフロアにカメラがぎっしりだった。結構な迫力。カウンターではいかにもな方がローライ二眼レフ(新品)を買っていたりする。すげえ。そうかここは銀座だったなぁ。 今日提げてきたM3用にA&A社のストラップを購う。このストラップはお気に入りでM6にもコレが付いている。
 そのまま晴海通りから一本裏道をスナップしながら4丁目を抜ける。歩行者天国では今日も人が一杯。寒いので立ち止まっている人は居なかったが、さすが日本一の商店街である。松屋裏あたりにあるラーメン屋に足が止まる。腹減ったし、食べていこう。こがし正油ラーメン。なかなかウマイ。600円。

 三原橋下の通路には映画館が入っている。建物は裏側が正面入り口。まるでコロッセウムのような外観。映画館の出入り口はきれいに整備されていたが、二階には居酒屋が入っている。昭和テイストあふれる建物だ。撮影していると前から男女の集団が。よく見ればその中のお一人は写真家のS渡朔さんだった。森山さんといい、この年代の方々はスタイリッシュだなぁ・・・。颯爽とすれ違っていったと思ったら外に置いてあったロケバスへ。何かの撮影だったんでしょう。カッコイイ!

 昭和通りを渡って歌舞伎座。豪華なメンバーで上演中だ。着物を着て中に入っていく人多数。やはり観劇のときにはちゃんとおめかしするんですねぇ。そうか、ここは銀座だものなぁ・・・。 晴海通りをそのまま直進。程なくして築地の交差点に至る。銀座のど真ん中と築地はほんの800mくらいしか離れていないのだ。

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 場外市場は基本的に平日のみ。通りに面したお店は軒並み休業だった。歴史が古いので小規模店が多いのがこの場外市場の特徴。ぐるっと一回りしてみることにした。全体がひっそりとしていると思ったらさにあらず。ちゃんと寿司屋はほとんどのお店が営業していた。競争が激しいらしく、大トロの入った特上寿司を2000円で出すようなお店もある。そういう店はちゃんと大行列。まあもし入れたとしてもワタシはさっきラーメンを食べちゃったからもったいなくて食べられないが(^^;。「おにいさん、お寿司いかがですか?築地で一番おいしい寿司屋さんはこの奥ですよ。」ハイ、すいませんね。また今度来ますよ。
 場外市場を抜けて築地市場前へ。報道によればあと5、6年で市場は他所へ移転してしまうらしい。えー?なんだかもったいないような。ここが市場のある築地じゃなくなったら場外市場とかはどーなるんだろう。

 勝どき橋は渡らずに隅田川テラスに出る。いきなり潮の香りがしてきた。空にはかもめが舞っている。急に気持ちが銀座や築地から切り離された。距離的にはほんの1kmだが、随分遠くまで来たような気持ちになる。

 この隅田川テラスはもう少し上流の箇所を過去に何度も歩いたことがある。市場の合間に時間つぶしのつもりでカメラ片手の散歩道だった。だんだん仕事が忙しくなり、そういう時間を取りにくくなっていたので、こうしてゆっくり歩くのも5、6年ぶりなのではなかろうか。
 大川には時折水上バスや遊覧船が通過する。と、ちょうど聖路加タワーの真下辺りにたどり着くと、水上バスが着岸した。4、5人降りて3、4人乗る。ダイヤをちらっと見ると1時間に1本だった。利用者の数から見たらこれでも多いのかな。こんな場所には止まらずに竹芝桟橋と浅草を往復するのが普通のコースのはず。
 風もそれほど吹いておらず、顔は冷たかったが身体が冷えるということもない。まずまずな気持ちのまま佃大橋に差し掛かった。一旦テラスから堤防をまたぐ階段で外に出て再び佃大橋への階段を登った。

 隅田川のパノラマ。右手には聖路加タワーと勝どき橋。左手には中央大橋とその向こう側には永代橋が見える。中央大橋の際には水辺の高層マンションのさきがけとなったリバーサイド21のマンション群が傾いた西日に照られされていた。佃島に上陸。実はここも3、4年ぶり。前はもんじゃを食べにちょくちょく来ていたのだが、渋谷で食べるようになって来なくなった。もんじゃストリート西仲通り商店街はどうなっているだろうか。

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 佃の渡し跡そばにある佃煮屋さんには観光客。住吉神社には誰も居なかった。川に向かって建つ鳥居を見る。
過去に釣り船などの船宿が多数あった名残で、佃には水門から引かれた入り江がある。そこに佃小橋という小さい赤い橋がかけてあって、ギボシが金色に輝いている。入り江と橋の周りは公園に整備されている。目の前にはさっきの高層マンション群。前に来たときよりもマンションの本数が明らかに増えていた。

 夕日に向かって歩き出す。西仲通りへ。大きいマンションがこのあたりでも随分増えている。やはり月島駅に大江戸線が乗り入れたりした影響だろうか。いや、銀座からあまり離れていないという絶好の立地条件をデベロッパーが見逃すはずもない。
 一番目に付いたオレンジ色のでかいマンションは思ったよりも近くに建っていた。西仲通沿いだった。以前来た時には更地だったところだ。アーケードを歩くと両側にはもんじゃのお店ばかり目に付く反面、「閉店しました」と張り紙のあるところも結構ある。あ。スーパーが建て直ってる。・・・てことはその隣にあった月島観音はどうなった? あ。やっぱりビルの中だ。甘露紀行の中に写っている月島観音の参道は1999年当時のもの。参道は廊下に変っていた。

 やはり99年当時マキナ67で撮影した酒屋さんももんじゃの店に変っていた。確かに月島といえばもんじゃだけど、こんなに増えちゃったらむしろ過当競争になるんじゃなかろうか。派手な看板や洋風な横文字の看板でお洒落系に仕立てられているお店もある。最後はやっぱり味で勝負なんだろうけど・・・。どんどん変っていくんだね。

LEICA M3 RUSSAR20mmF5.6

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 前日、仕事をしながらキャビネットを開けるとM3が目に留まった。久しぶりに手に取ると裏蓋のグッタペルカ(合成皮革)がぽろぽろと取れてしまった。劣化していたらしい。早速ネットで検索をかけるとその部分だけ割安に手に入ることがわかり、その場で発注。メールの折り返しですぐに送ってくれるという返事。なんて便利な世の中なんだろう。
グッタペルカが駄目になるくらいの長い間、実はM3から遠ざかっていた。M6を買ったことは大きかった。ライカ専門家に言わせればM6なんてライカとはいえないらしいのだが、実際に使ってみれば使い勝手という面でM3から確実に進化していることがわかる。ボディのデザインもすっきりとしていて、巻き戻しノブも実に使いやすい。M3のノブはイコンタの距離計とまではいかないが指の腹を確実に痛めるように出来ている。
そんな”不便な”M3だが、久しぶりにフィルムをセットして巻き上げレバーを操作すると、ブランクなど全くなかったかのように動き出した。ルサールを付けていたのでM3自慢のファインダーは活躍しなかったが、コンタックスG2用のファインダーを付けてロシア製のレンズを眼とするその姿はどの国にも属さない特殊なカメラのような顔をしていた。1本撮り終えて巻き戻す。やっぱり親指が痛かった。それはM6にはない楽しみだった。

2006年02月18日記

2016-01-18 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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