2006年3月城ケ島 PENTAX LX SMC PENTAX M40mmF2.8


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 2月の寒い朝。風が強い。今日は久しぶりにクルマでお出かけする予定があった。城ヶ島だ。別に何処でも良かったのだけど、手近で手ごろな距離感だった。

 厚着をして8時過ぎに出た。三浦縦貫道路を抜ければまもなく三崎口。なだらかな丘陵にキャベツ畑と大根畑が延々と続く。丘の風景だった。プチ北海道。
 で、城ヶ島大橋へ直行する予定だったが、道を曲がりそこねてそのまま三崎港に出てしまった(^^;。ぐるりと大回りしながらも大橋を渡る。橋下を漁船がゆっくりと進んでいく。その後ろにはカモメの大群が付いて飛ぶ。橋を渡り道をまっすぐ進んで、バス停のある手前の無料駐車場に停めた。まだ9:20だった。いつのまにか空はどんよりと曇っていた。まいったな・・・(^^;。

 曇天にはトンビが群れて旋回中。駐車場にはどら猫がゴロゴロ。いかにも港町な光景だった。みやげ物屋さんが軒を連ねる道を歩いてバス停あたり。この辺が城ヶ島の中心地だ。景気はどーすか。冬はシーズンオフでいまひとつという感じに見えた。

 とりあえず灯台方面に進む。前回来た時と同じようにKQホテルの看板のある岩場へ向かう。地層が地殻変動だか隆起だかで斜めに突き立っており、そこを海が部分的に削って出来た奇観。ホテルの前はこの地層丸出しの岩場が広く広く広がっている。火山岩(おそらくは富士山噴火時のもの)と思われる真っ黒な岩もあれば四角く割れる白い石の層、砂利や細かい石が混じってきらきらと輝く層もあったりして、こりゃ地質を研究する人なら一度は訪れる場所ではないかしら、と思ったり。

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お約束の釣り人が波表にポツポツと。釣れますか?(^^;。眼前に広がる相模湾から外海には釣り船がバァーっと広がっている。釣れてますかー。思えば3年前の3月に明古の経営員”卒業旅行”であの釣り船に乗せてもらったのだった。あの時釣った鬼カサゴはおいしかった(^^)。
岸壁で釣りを続ける人はコマセを撒くばかりで一向に魚は釣れない様子だった。

 風がビュービューと吹きぬける。女房は寒い寒いと耳に手を当てている。そんな中、娘は走り回って遊んでいた。息子は少し寒そうにゆっくりと歩きながら水溜りの上を歩いたり。

 ワタシはLXを片手にこの岩場の奇景をスナップする。沖合いの上空には積雲が浮かび、その雲間から太陽の光がこぼれ落ちて相模湾と東京湾の境目をキラキラと輝かせる。何回かシャッターを切った。

 女房と息子はビーチグラスを探しに砂場を逍遥。ワタシはしばらく娘と岩場”ぼうけん”。徐々に晴れ間が広がって日の光が当たるようになり、寒さも緩和してきたような気がしたが、さっきからの寒さに耐えかねたといった様子の女房が撤退宣言。「もう行くよー」と言いながらさっさと来た道を歩き始めた。まあ無理もない。娘は一人で「まだあそびたいー」とブーイングする。げんきだねぇ。

 さっきのバス停広場まで戻る。さあ、皆さんおなかはどうですかい。せっかくだからマグロの昼飯を食べようよ。「サービスしますよー」と手招きされたお店に吸い込まれた。店内はお座敷でストーブが灯っている。「あーあったかいー(^^)」と女房。窓からも太陽の光が差し込んでくる。暖かだった。

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 メニューをいろいろ見た結果、子どもたちにはマグロ丼を。ワタシと女房は刺身定食を取る事にした。ワタシは奮発して(上)を。
しばらくして出てきた皿。(上)には中トロのように見える刺身が載っていた。他にうに、甘エビ、真イカ。結構豪華だ。マグロ丼はヅケになっていておいしい。値段以上の価値がありました(^^)。

 お会計を済ませて外に出ると、なんと雪(!)。こりゃまた急激な天気の変化だなぁ。昼飯を食べながら白秋の歌碑を見物に行こうか、とか相談していたが中止となった。
雪じゃなぁ・・・。仕方なくそのままクルマに乗って大橋を渡った。明古の旅行のときに寄った直売所へ。駐車場に停めて中に入るとものすごい人の数。皆さんお目当てはマグロのようだ。中トロのサクや大トロのサク。それぞれ4000円や10000円程度で売られている。ちょっと手が出ないなぁ。ブラブラしていると「1g1円!」の看板が。メバチマグロのカマトロ部分だという。ベテランなお姉さんが解説してくれる。「ここ、ほらおいしそうに脂がのってるよ。ここなんか刺身でも食べられるよ。あとは焼いて食べたら最高だよ。」ちゃんと部分を分けて切ってくれるらしい。買いますー。1.1kgくらいだから1100円。安いなぁ。

 ほかにマグロの酒盗とイカトンビを買って駐車券をもらってから出た。

PENTAX LX SMC PENTAX M40mmF2.8

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  最近になって一眼レフに興味が移っている。ごろごろして大きい、とか、ファインダーを覗いてもピントの山が掴みにくい、とか、あれこれと持ち出さない理由を考えていたが、いざ持ち出してみれば撮影はすこぶる快調なのだった。特にこのLXはAEなので露出はカメラ任せ。あとはピントを合わせたらシャッターを切れる。35mmや40mmレンズを付けてしまえばそれほど神経質にピントを合わせなくてもちゃんと合っている。要はシャッターを切りやすいかどうかがいいカメラか相でないカメラかの分かれ目になるのではないかと思う。
おなじペンタックスのMZ-5は小型軽量で操作もダイヤル式。直感的に操れるいいAFカメラだったが欠点があった。AFでピントが合わないとシャッターが切れなかったのだ。大体でいいよ、今切れてくれなきゃしょうがないんだよ、というタイミングでも、カメラは「いえ、まだピントが合ってませんからダメです」と頑なだった。そのくせフォーカスを行ったり来たりしていつまでも悩んでいる。なるほどAFは未だ発展途上なんだな、と一人合点したものだ。

 LXからワインダーを外したらとても軽快なカメラとなり、40mmレンズを付けたくなった。ペンタックスのパンケーキレンズとして有名なこの40mmはもちろん現在は製造されていない。同じペンタックスの43mmレンズ用のフードをつけるとなかなかカッコよい。
パンケーキレンズは少し前にはニコンからもFM3Aと一緒に出ていたし、もう少し前にはリコーからも単体で発売されていたが、当時は思うようには売れなかったようだ。現在はどちらも新品では手に入らなくなった。そうなると俄然欲しくなるのがカメラファンらしく、中古市場にもなかなか出現しないレンズとなっている。ファン心理は複雑だ。
あれよあれよの間にカメラはデジカメへとなだれを打って移行を続けている。売れるから仕方ない。売れないから仕方ない。そんな声が聞こえてきそうだが、銀塩、MFカメラの方が優れていることだって沢山あるのにな、と一人つぶやいてみる。今度は”フィルム”が市場から消えていくことになりそうで、10年後が恐ろしい。

2006年3月5日記

2016-01-17 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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