2006年4月川崎散歩 PENTAX LX M40mmF2.8


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 3月の日曜日。朝起きて徐々に晴れ間が広がってくる。

 朝はまず荷造り仕事。大抵前日の土曜に多量の仕事が発生するので日曜の朝は忙しい。一段落した頃に朝飯の時間となった。食べ終わってさて今日はどうしようかという話になる。風は強かったが晴れ間が広がっている。出かけないのはもったいない。ちょうど昨日小学校の卒業式だった息子に進学祝いとして時計を買ってやることになっていた。じゃあ川崎のYカメラでも行くか。最初はワタシと息子だけで行くつもりだったが、娘も「いくー」と言い出し、それを聞いた女房が「アタシだけ置いてけぼり?」と言い出したので結局皆で行くことになった。 いつもながらいいペースだ。


昼過ぎに出て武蔵小杉駅から南武線に乗る。川崎駅まではほんの15分。実は渋谷や横浜よりもずっと近いのだが、なんとなく新丸子駅前で暮しているせいもあって東横線との縁が深い。 駅のそばにあるYカメラは日曜日ということもあって混んでいた。ワタシと息子で時計売り場へ。女房は娘を連れておもちゃ売り場へ。 息子にどんなのがいいんだ?と聞くと「どんなのがいいのかな」とまるっきり見当が付かない様子。結局はワタシがしているのと似たタイプの時計がいい、ということになった。あまり高価なものでも困るので、ワタシが価格帯でおおよそ区別してデザインを息子に選ばせた。しばらく考えて全体を見終えてから決定。アナログ表示の電波ソーラータイプ。ワタシの持つG-SHOCKによく似た形だった。 無事お会計を済ませると息子はすぐに手につけていた。「ありがとう」とちゃんと言う。どういたしまして。
おもちゃ売り場に移動。女房たちに合流。息子は午後からお友達のウチへ遊びに行く予定だというので、ここで分かれた。ワタシたちは川崎に来るとよく行く駅の中にあるおにぎり屋さんへ。

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 食べ終わってから歩いて川崎河港水門を目指す。駅で言うと京急・鈴木町のそばらしい。市役所前を通り、15号にかかる歩道橋を渡った。競馬場方面に歩く。ものすごく風が強い。女房は耳を押さえてかなり寒そう。競馬場と平行して大師道を歩く。北風だったので建物にさえぎられて少し当たる風が弱くなった。
さて、ここから河川敷へ出るにはどう行ったらいいのかしら。京急大師線が多摩川に平行して走っていたが、線路の向こう側はほとんど工場だ。中に入れない。工場とは繋がっていない踏み切りがあるはずだが、ワタシの知っている踏切はほとんど工場直結だ。いくつか踏み切りの様子を見に行くが、やはり河川敷には出られなかった。
もっと先なのかも知れない。地図もガイドも持ってこない行き当たりばったりの行軍は風に押し返されそうになりながらもどうにか続いた。線路に一番近い道をしばらく歩いていくと、目の前を横切る自転車があった。「あれ、線路の向こう側から来てたよね」と女房。そうか、ここか。行ってみれば果たして京急の線路をくぐる形で向こう側へ入る道があった。

 線路をくぐると砂場にブル。砂山からは風に飛ばされた砂が頬を叩く。イテテ。目も開けていられない。ブルの向こう側には目指す水門の頭が見えた。ようやく到着の巻。

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 昭和3年竣工された水門で、名を川崎河港水門という。物資輸送の円滑化をはかるため、このあたり一帯にはりめぐらす大運河計画があった。ところが道路よりも運河に対する認識が薄かったらしく、計画されていた場所に工場や住宅が建ち始めてしまった。結局昭和18年には運河計画そのものが中止された。220mほど掘られたがほとんど埋め立てられて、今は船溜まりが残るのみ。(川崎市教育委員会より)  実際、門の川側は広く水路が開削されていかにも運河の入り口といった趣きだが、門の陸側はすぐに行き止まっていた。塔の上には川崎名産の果物としてモモ、ブドウ、ナシがあしらわれた彫刻が配置されている。かなり重厚な印象だ。

 それにしても北風がものすごく強い!立っているのがやっとだ。女房は門を盾にした風裏へ避難。ワタシは初めて見たこの水門の威容をLXで撮影する。娘は女房とワタシの間に立って遠くから「おとーさーん、かぜがつよいからとばされないようにきをつけてねー!」と怒鳴っている。自分の事心配したら? 寒いこともあってすぐに耐えられなくなり早々に退散する。京急港町駅まで歩く。駅前の放置自転車はこの風で将棋倒し。おびえた顔をした猫が寒そうにうずくまっていた。

PENTAX LX M40mmF2.8

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  突然LXの操作感が快適に思えるようになり、結構長いマイブームが続いている。レンズをとっかえひっかえ付けているうちに急に思い出して長く見ていなかった道具箱を開けてみた。中にはかつて使いもしないのに買い集めたカメラやらレンズのアクセサリー類がゴチャゴチャと入っていた。そんな中から お目当てのLX用交換ファインダーFA-2が元箱に収められたままで出てきた。おお、これだ、と早速箱から出してLXに装着した。いいね、カッコイイ。ペンタックス製35mm一眼レフの長い歴史の中で、LXは唯一交換式ファインダーを備えたプロ仕様のモデルだった。
このFA-2は標準で付いているFA-1からアクセサリーシューと絞り値読み取り窓を省略したモデルで、ペンタプリズムの三角形を強調した形が特徴的だ。意識しない人には別にどうという変化でもないが、往年の名機SPを思い出させてくれるスッキリしたフォルムは無駄な部分を削ぎ落とした省略の美を感じさせる。40mmのパンケーキレンズとこのFA-2を装着したLXは、小型軽量でならしたMXに 小ささでも引けを取らない。

2006年04月09日記

2016-01-16 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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