2007年4月千鳥ヶ渕の桜 LEICA M3 RUSSAR 20mmF5.6


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3月も終わりの金曜日。朝は大雨の音で目が覚める。

朝飯を食べる頃にはみるみる晴れてきた。劇的な天気だなぁ・・・。すでに今年の桜も満開宣言が出ていた。いつの間にか快晴の空。今日は明古がある。せっかくのいい天気だから、一緒に花見でも行ってしまいましょうか。

入札を終えてから靖国通りを九段方面に歩く。ホント悪いですけど、気分は花見です。本どころじゃありません(^^;。九段下の交差点にはすでに結構たくさんの人が居る。桜はほぼ満開だった。いつものように昭和館際からお壕越しに武道館を望む。結構好きな風景だ。

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田安門方面に歩く。お壕の際には人がびっしりで、皆さん写メやらデジカメでこの風景をバシバシ撮っていた。フィルムカメラの人はあまり見かけず。ワタシはレトロにM3と20mmレンズの組み合わせで、桜を、というよりは桜のある風景を撮る。なんていうか、どこを向いても上を見上げながら桜を眺める幸福な空間が写る。うろうろ歩きまわる。すれ違いざま「もう10年経ったのね」とつぶやく女性。ドキリとしたりして(^^;。

正月よりも桜の方が季節を区切る気がする。あの日から何回目の桜だろう、なんて考える。ワタシの場合、大学を卒業してから何回目の桜か、がひとつの基準。もう16回目です(^^;。この16年のうちに本当にいろいろなことがありました。

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高校3年生のとき、通っていた予備校の先生(日本史)が言っていたことを未だに覚えている。「キミたちが大学に合格した春にはぜひ靖国神社の桜を見に行ってください。」今年も来ましたよ、先生。九段の灯台を見てから歩道橋を渡り、靖国神社の鳥居をくぐった。先週と変わらず屋台がずらり。違うのは大勢の人波。大村益次郎像の前には特設ステージが設けられ、沖縄舞踊が披露されていた。いいね、お祭りって感じで。
境内に入る。ここの桜を見なさい、と言った先生の言葉に込められた本当の意味。大学生のころにはわからなかったが、今ならわかる気がする。1本1本の桜に込められた人の気持ち。ちゃんと札に書いてある。今年も春が来たんだなぁ・・・。

千鳥ヶ淵の桜も満開。ここは夜桜も有名だが、やはり桜は青空の下で見るものだ。大変な混雑の中、ゆるゆると歩いて半蔵門まで。ボート乗り場から見返した風景が印象に残った。いやあ、今年も堪能しました(^^)。

LEICA M3 RUSSAR 20mmF5.6

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 今年は記録的暖冬と言われ、それに伴って記録的な早さで桜が咲き始めるという予報が出ていた。ところが3月に入ってから寒の戻りがあり、開花すると予想された日は二転三転した。担当官庁からはデータの入力間違いをした、という変更理由も発表されたが、結果、靖国の桜は予報をはずして開花した。開花予想に際して桜の蕾を一切観察していない、ということをあとから報道で知った。
桜の季節になると、やはりカメラを持って外に出たくなる。今年も九段と千鳥ヶ渕の桜は外せない、と思った。今年もものすごく人が多かったが、不思議とイヤな気分にはならない。歩いている人たちとこの華やいだ空気を共有している、という気持ちがあるからだろう。花見をする場所が限られていて狭く、酒盛りを して騒ぐような雰囲気にはならないので、皆さんほとんど素面で桜を見物しているのも好もしい。
ゆっくりゆっくり。桜のトンネルを歩きながらシャッターを切る。そんなとき、上がってきた写真がどんなにヘボでも気にならない。

2007年04月19日記

2015-12-28 | Posted in 甘露PHOTO日記Comments Closed 

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